「潜水艦映画の金字塔」レッド・オクトーバーを追え! odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
潜水艦映画の金字塔
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映画館でも観たしビデオも持っているのだがTVでやっていたのでまた見てしまいました、つい3日前にショーン・コネリーさんの訃報に接したこともあるかもしれません、心からご冥福をお祈りします。
原作はトム・クランシーさんのベストセラー、ジャックライアンシリーズ第一作、保険のセールスマンとして働きながら9年かけて書き上げた力作です、従軍経験も無いのに凄い軍事ミステリーを書いたことに驚きます。後にこの本がレーガン大統領に気に入られ、今後、軍は著作協力するようにとのお墨付きをもらったようです。
海軍も空軍の「トップガン」にあやかって映画化に全面協力、ダラス艦内の装備も実物並み、エキストラに本当のクルーを貸し出したとのこと、VFXと相まって迫力満点の仕上がりになっていますね。映画では追ってきたアルファー級が自分の放った魚雷で撃沈、偽装にも役立ったように変えられています、自沈とは波風のたたない上手い落としどころでした。国家安全保障補佐官がソ連大使に「またなくしたのですか?」とのおとぼけシーンは笑えました。
ライアン役は当初ハリソン・フォードにオファーしたところ前年のインディ・ジョーンズでショーンコネリーと親子役でしたので辞退したようです、言われてみれば凄い気遣い、ただ元祖007と若手のエージェント、ジャックライアンの組み合わせと言うのも贅沢な取り合わせですよね。
本良し俳優良し映像良しと三拍子そろった間違いなく潜水艦映画の金字塔でしょう。
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