「ずっと瀕死のオレンジ(^_^;)」レザボア・ドッグス ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
ずっと瀕死のオレンジ(^_^;)
タランティーノの大ファンです。
もちろんレザボアも何度も観ていますが、又また劇場でかかるのならば行きますとも〜٩( ᐛ )و
エマちゃん振り切ってGO!
公開当時のカンヌでは「心臓の弱い方はご遠慮下さい」ステッカーが貼られまくっていたそうですw
そしてやっぱり途中退場者続出!
だから言ったじゃんw
しかし同時に最大の話題を掻っさらった本作!
私も初見時は。。
「何だコレ〜〜!!」ってテンション上がっちゃって変な笑いが止まらなかった!
映画ファンならご存知。
あまりにも有名な冒頭のあのくだらないバカ話しから始まる本作。
今でこそ、本編の内容と直接は関係のないムダ話しは、タラ作品のアイコンのようになっているが、伝説はここから始まったんだなぁ〜と思うと余計にニヤリとする。
ライク・ア・ヴァージンのバカバカしい解釈や、チップを払う払わない云々。プププ。
そんな会話劇を見せておいて、そこに集まったメンバーはこれから強盗に行くと分からせる。
Little Green Bagが流れてきて痺れる!
黒いスーツの6人
(+ジョーとエディ)が歩いているだけのシーンなのに超絶クール٩( ᐛ )و
鼻血ブー٩( ᐛ )و
(TVアニメ「チェーンソーマン」のオープニングにも引用されていたね♡
こっちもクール!)
そして!!
メインだと思われたその強盗シーンは全くない!!
血まみれのオレンジ〜!!ど〜したぁ〜!!
こんな思い切った構成は、ハリウッド映画にはなかったし、とても斬新だったよ。
時間の流れを、見せたい順番に並べ替えたりしながら、ほぼ倉庫内だけで展開されるストーリーなのに、緊張続きでぐんぐん引き込まれる。
低予算なのは明らかだが、テンポ良く進むリズム感が気持ちいい。
公開当時、映画好きの先輩が、この作品がいかにぶっ飛んだ構成で、見事な脚本で、新しく、オリジナリティ溢れる作品だったかを熱弁しておりました。
「多くの映画を観てきた人ならわかる、このケレン味がたまらないのだよ、ゆき君」と。。ゲンドウばりに静かだが熱く語られた事を思い出しましたw
ケレン味?何それ?美味しいの?
( ・∇・)
又、タランティーノ作品には欠かせない、えげつないバイオレンス描写。
トラウマ確実!
「Stuck In The Middle With You」
に合わせての拷問ダンス&耳切りシーン!!
(続・荒野の用心棒のオマージュ)
「暴力は僕の美意識」と語るタラちゃん。
賛否あると思うが、ブロンドのキャラ付けとしては必要な描写で、ここまで記憶に残るシーンになるのだから完敗です。
そしてファンの間で大いに盛り上がったシーン。
「エディは誰に撃たれたのか?!」
2秒程のシーンなので初見だと全く気にならなかった人もいただろう。
しかし、私とゲンドウは話し合ったよね。今みたいにすぐに確認出来るツールもなかったし、、
ホワイト2発説?んーーー。。
その後発売されたDVDで何回も確認したけど、結果謎のまま。。
そして後あと分かる驚愕の事実。。
何と!!ミスか〜〜い!!!と、ツッコむのだがw
本作の圧倒的なパワーと存在感にはむしろそれもプラスに働いた(^。^)
いやいや、久しぶりに観ても興奮する映画だね!映画っていいね!
◯「らし〜」を3つ。。
⚫︎ライク・ア・ヴァージンの解釈について、マドンナ自身からダメ出しをくらったタラちゃん。でもサイン付きのアルバムをもらったらし〜w
⚫︎今回の公開を記念して発売された
マーヴィン・ナッシュ「右耳クッキー」
即完だったらし〜w
いらないけど見たかったなw
⚫︎ホワイト(ハーヴェイ・カイテル♡)の黒スーツはアニエス・ベーらし〜w
最後に。。
なぜオレンジは死ぬ間際に自分の正体をホワイトに明かしたのか。。
の問いに、タラちゃん。
「日本語の"JINGI”(仁義)だ」と語っていましたよ♪
くぅぅ〜!痺れるね〜٩( ᐛ )و
共感ありがとうございます。
タランティーノはこの出世作から、もう本人の映画体験エッセンスが炸裂ですね! 10本で引退とか言わず新しいエッセンスを更に注入してほしい、ただアメリカ人監督がよく走るミュージカル方面は、大分危険だと思います。
>「多くの映画を観てきた人ならわかる、このケレン味がたまらないのだよ、ゆき君」
外連味(ケレン味)・・・思いもつかない表現です。なるほど。ゲンドウさん凄いですね。
> 「日本語の"JINGI”(仁義)だ」と語っていましたよ♪
くぅぅ〜!痺れるね〜٩( ᐛ )و
そうだったんですね(^^) 納得です。
そのオレンジの仁義に対して、ホワイトの何とも言えない表情が、人間の愚かさとかその裏返しの愛おしさを感じさせてたまらなかったです。