レーサー
劇場公開日:1969年10月25日
解説
世界最大のオート・レースといわれる“インディ500”をクライマックスに、レーサーの闘魂と悲哀を描いた作品。主演は「レーチェルレーチェル」の監督・主演コンビのポール・ニューマン、ジョアン・ウッドワード。共演はTV「プロスパイ」の人気男ロバート・ワグナー、「おかしな二人」のデイヴィッド・シェイナー、「殺人者たち」のクルー・ギャラガー。またインディの優勝経験者ボビー・アンサー、マリオ・アンドレッティら、30数名の一流レーサーが特別出演している。監督(TV「ルート66」)のジェームズ・ゴールドストーン、撮影のリチャード・ムーア、原作のハワード・ロッドマンの3人は、TV出身の俊鋭トリオ。製作には、4年前からこの企画を練っていたという、ポール・ニューマンが当たっている。
1969年製作/アメリカ
原題または英題:Winning
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1969年10月25日
ストーリー
米国の一流レース・ドライバー、フランク・キャプア(ポール・ニューマン)とルー・アーディング(ロバート・ワグナー)は激しいライバルだがレースを離れると無二の親友である。フランクのレッドバーン200優勝祝賀会の夜、彼は会場を抜け出し、レンタ・カー事務所でエローラ(ジョアン・ウッドワード)と知り合った。彼女は離婚をして、現在16歳の息子と彼女の母親との3人暮らしであった。孤独な2人は互いに愛し合い、結婚した。インディのレースが近づいた頃、レース・カー製作者レオ・クロフォード(デイヴィッド・シェイナー)がフランクとアーディングに出場を依頼した。2人はすぐに引き受けた。スランプに落ち込んでいたフランクは汚名挽回を計るべく、寝食を忘れて準備に没頭した。そんなある日、彼はベッドをともにしているアーディングとエローラを目撃し、無言のままエローラのもとを去った。いよいよ大レースの日が来た。スターと直後に大事故が起こったが、レースは再び続けられた。アーディングは途中モータ・トラブルで棄権した。優勝争いはフランクと旧友ボディノ(バリー・フォード)に絞られた。デッド・ヒートの末フランクが念願の優勝をとげた。しかし、空虚な孤独感が彼の心を締めつけた。意を決したフランクは、エローラのもとへ急ぐのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェームズ・ゴールドストーン
- 原作
- ハワード・ロッドマン
- 製作
- ポール・ニューマン
- ジョン・フォアマン
- 撮影
- リチャード・ムーア
- 音楽
- デイブ・グルーシン
- 技術顧問
- ボブ・ボンデュラント