「キャラ化したふたり」リーサル・ウェポン4 うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラ化したふたり
個人的には、パート2がいちばん好きだった。
ちょっとコメディ要素をふんだんに盛り込み、引き締めるところは引き締め、悪役も憎たらしいくらいに強そうだった。それが、パート3で何だかおかしな方向に行き、パート4でおなじみの二人みたいな扱いになって緊張感がずいぶん薄れてしまった。
悪役のリー・リン・チェイは頑張って新風を吹き込んだと思うが、技の一つ一つに重みが感じられない分、迫力が不足している。どうしても対決の緊張感が薄れた感が否めない。『16ブロック』や、『X-MEN』でまだまだいけるということを証明しただけに、リチャード・ドナーにはもっと撮り続けてほしかった。
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