ランボー3 怒りのアフガンのレビュー・感想・評価
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この邦題「怒りのアフガン」よ!
何を隠そう私の子供の頃のアクションヒーローはジャッキーチェンとこのシルベスタースタローンだ!!!
子供の頃近くの大学で学園祭をやっていて、そこで売ってた中古のサウンドトラックまで買っちゃったのを覚えております!
↓鑑賞記録
2024/11/3
エモーションが感じられないアフガン戦記
スタローンの言わずと知れた人気シリーズの第三弾で、製作費も筋肉も目一杯投入しているけど、今ひとつ盛り上がりませんでした。前作で遺恨のあったベトナムで大暴れした後、タイに流れ着いたランボーが、今度はソ連が侵攻中のアフガンに出張するお話しです。開巻、タイの地下格闘技の試合のシーンは、昂る戦士の魂を感じさせる迫力で、出足は好調です。ところが、アフガンでソ連軍の捕虜になった昔の上官をランボーが助けに行く展開で、戦う目的と言うか大義が前二作より弱いです。そのため、ランボーのキャラが生かされず、ただの救出作戦ものになってしまったのが残念。アフガン入国もあっさりで、交戦中の敵地とは思えないゆるやかさで、あんまり緊張感がないです。その後は、お定まりの敵基地への夜間侵入、奪還、逃走、追撃戦では攻撃ヘリや戦車まで繰り出してのド派手なドンパチが繰り広げられますが、ここまで来るとかえって現実味がなくなってしまうのが痛し痒し。監督のピーター・マクドナルドは手堅くまとめているけど、ランボーと言うエモーショナルなキャラクターを活かしきれてないです。途中で降板したラッセル・マルケイだったら、面白くなったかも。役者では、スタローンが肉体を鍛え上げて、惜しみないアクションを演じていて、80年代を代表するアクションスターのオーラが感じられました。
痛みを感じるリアルさが失われ
この当時、まだ3部作みたいな発想はなく、それぞれに独立したプロジェクトとして、映画が受けたら続編を製作。また受けたらさらに続編という流れだった。
当然、このシリーズも根底に流れるストーリーのようなものはなく、1作目ではベトナム帰りの厄介者だったランボーがいつの間にか国家的英雄に祭り上げられていたりと、不思議な空気が漂う。無理難題を押し付けられ、表情一つ変えずにミッションに取り掛かるランボーはまるでスーパーマン。敵の存在もだんだん規模がでかくなり、戦車部隊相手に太刀打ちできるあたり、もはや絵空事を通り越してごっこ遊びレベルにまで落ちた気がする。
2で最高潮に達した映画熱も、この頃にはすっかり冷めて冷ややかな目で見ていたのでした。それにしても、この時代の仮想敵国って、ロシアが裏で手を引いていたな。たいてい。
アフガンでの争いの相手はソ連軍ではなく、アメリカ軍やNATO軍である
ソ連がアフガニスタンへ侵攻した事は事実である。
しかし、タリバーンとアルカイダとの争いの相手はソ連軍ではなく、アメリカ軍やNATO軍相手である。
出鱈目は良いが、虚偽であってはいくら娯楽アクション映画であっても許される事ではあるまい。
事実を良く知った上で鑑賞した方が良かろう。
と言うか、ここまでやれば、戦争映画と言うよりも、コメディ映画である。恥ずかしげもなく良くやるよ。
それで、同時多発テロでは、アメリカは自滅の世紀を選んだ事になる。
『博学の派閥』がアメリカ人にはいないのか?
もう少し冷静になってもらいたいものだ。『博学』が無くとも『勇敢』『高潔』はあるのだから、『平和』と『無欲』がもう少しあれば、良い世紀を迎えられたかもしれない。歴史だから過去の事は仕方ないが。
民間人を含む15万人のアフガニスタン人が亡くなり、アメリカ兵も2000人以上が戦死のしている。この映画はそうなる前の出鱈目なコメディである。
コーのペンダント‼️
ご存知、愛すべきベトナム帰還兵ジョン・ランボーの戦いを描いたシリーズ第3弾‼️今回は大恩あるトラウトマン大佐がアフガニスタンでソビエト軍に捕まり、ランボーが単身救出に行く物語‼️「もし表沙汰になったらわれわれは君の存在を全否定する」「慣れてます」まるでミッション・インポッシブル‼️動物愛護団体が黙っていない "羊のスポーツ" ‼️挨拶代わりの夜襲でソビエト軍にその存在を知らしめる‼️銃弾の火薬を使っての治療‼️ソビエト軍との凄まじい戦闘‼️ランボーが首を吊るして爆殺した敵は「オーバーザトップ」のブル・ハーリー‼️ラストの戦車VSヘリ‼️そして少年へのペンダントのプレゼント‼️ジュリア・ニクソンのファンとしてはやってほしくなかった、あのペンダント‼️終わってみれば、ほぼ一人でソビエト軍を壊滅させたランボー‼️第一作目のベトナム帰還兵の哀愁はどこへやら、ただの無敵の殺戮マシーンと化してしまったランボー‼️そしてこの作品以降主演作がヒットしなくなり、シュワちゃんの影に怯えた迷走(コメディ挑戦)が始まり、ラジー賞常連の殿堂入りを爆進することになるスタローン‼️「クリード チャンプを継ぐ男」のロッキー役でオスカーノミネートされての真の復活はまだだいぶ先の事です‼️
ふたりはラボキュア。 その後の歴史を考えると複雑な気持ちになるが、面白いもんは面白いのだ!
戦争アクション映画『ランボー』シリーズの第3作。
ソ連軍に捕えられたトラウトマン大佐を救出するため、ランボーは単身アフガニスタンへと赴く…。
○キャスト
ジョン・ランボー…シルベスター・スタローン(兼脚本/原案)。
世間的には前作『怒りの脱出』同様、失敗作という烙印を押されている本作。
今回初めて鑑賞してみた訳だが、これは声を大にして言いたい。面白いじゃん!!
確かに、『1』『怒りの脱出』にあったベトナム戦争への批判的な眼差しはなくなり、ただただ対ソ連を描いた単純なプロパガンダ作品になってしまっているという点は否めない。
まぁトラウトマン大佐が「アメリカがベトナムで負けたように、ソ連もアフガンで負けるよ」と発言しているので、シリーズを通してベトナム戦争への批判姿勢は一貫しているのだが、それでもやっぱり本作は反共主義って感触が強い映画になってますよね。
別にランボーが愛国主義者になったわけでもないし、此度の戦いもアメリカの為に行ったわけじゃないんだけど、作品の背景にある思想が確実に変化していることは観ていれば気付く。その点で『ランボー』ファンがコレジャナイ感を抱いてしまうというのも宜なるかな…と思ったり。
もう一点政治的なことを言ってしまうと、やはりこの「アフガニスタン」の描き方に引っかかる人も多いだろう。
現代人の視点からだと、アフガニスタンのムジャーヒディーン(ゲリラ兵)と共闘するという展開は、その後のアフガン内戦、タリバンの台頭、そして911テロからのアフガン紛争のことを考えるとなんともやるせない気持ちになってしまうものだが、本作が制作された80年代後半の時点でこういった社会情勢を予見することは勿論出来ないわけで、その点を突っついてこの映画を虐めるというのもフェアーじゃない。
この点についてはまあしょうがないでしょう。そりゃあモヤモヤするけどさ…。
そういった政治的なところをすっ飛ばして鑑賞すれば、めっちゃ面白い大味アクション大作!
当時としては史上最高額となる6,300万ドルもの製作費が注ぎ込まれた、とにかく爆発💥爆発!💥爆発!!💥💥なハイテンションすぎる映画であり、実際の軍用ヘリや戦車がどんどん投入され、それがアフガンの騎兵隊とバトルを繰り広げるというご機嫌すぎる展開にはニッコリ🎵
ところで、お馬さんが広大な荒野を疾駆するだけで「うぉー!いいもん観たー!!」ってなるあの感覚、あれっていったいなんなんですかね?
スタローンも馬に乗りまくり、しかも羊奪い合いゲームとかいう謎スポーツまで披露してくれる。まさに馬尽くしな映画。スライって騎乗もウマいっす🐎
大味アクションもさることながら、女っ気が0%というのも本作の特色。
ヒロインがおじいちゃんのトラウトマン大佐ですからね…。こんな救出任務、自分なら死んでも御免被る。
全く女っ気がないにも拘らず、スクリーン越しに伝わる色気が、凄い💕
この頃のスタローンの身体つきってのは、あれはいったい何なんですかね?細身なんだけどバチバチに締まっているというか…。もうとにかくエロいんだこれが!!
全盛期のスタローンの肉体美をこれでもかと鑑賞出来る。これだけでもこの映画を観る価値は十二分にあるのではないでしょうか⁉︎あっ…思い出しただけで鼻血が…👃🩸
ランボーとトラウトマン大佐、初めての共同作業。
いまいちトラウトマン大佐の凄さが伝わらないというか、お前ただのジジイやんけ!とか思うんだけど、まぁランボーがそれで良いんならヨシ!
『怒りの〜』という割にはランボーあんまり怒ってないけど、それもまたヨシ!!
気怠そうな顔をしたムキムキマッチョマンが、おじいちゃんと一緒にソ連兵を虐殺しまくるという、冷静に考えるとどうかしている映画。
クライマックスなんて軍用ヘリと戦車の正面衝突ですからね。頭おかしい💦
どうかしてる映画なんだけど、バリ面白い!再評価の時は今!!
連帯を知ったランボー!
ランボー・シリーズ第3作。
アマプラで2回目の鑑賞(レンタル,4K修復版,吹替)。
ソ連軍に捕らえられたトラウトマン大佐救出のためにアフガニスタンに潜入したランボー。またもや孤立無援の戦いを強いられるかと思いきや、本作のランボーは孤独ではありませんでした。現地レジスタンス(ムジャヒディーン)の協力を得て冷酷非情な敵に戦いを挑む展開が斬新でした。
砂漠で展開されるバトル・アクションがド迫力!
極限まで鍛え上げられた肉体を駆使して縦横無尽の活躍、汗を飛び散らせながら大暴れする「ひとり軍隊」に惚れ惚れ。
前2作に比べて火薬量もスケールも桁違い。弓矢で戦闘ヘリを撃墜出来るのはもはやランボーだけでしょう(笑)。
ヘリと戦車の一騎打ちに興奮の坩堝へ叩き落されました。
ムジャヒディーンの少年兵士に大切にしていた弾除けのお守りをあげたり、最後にトラウトマン大佐と前向きな内容の会話を交わしたりと、これまで殺伐とした道を歩んでいたランボーに訪れた些細な心情の変化に、彼にはこのまま安らかな生活を送って貰いたかったなと、心の底から思いました。
※修正(2023/10/08)
【"勇敢成るアフガニスタン戦士に捧ぐ・・”今作の当時の旧ソ連及びその後の、アフガニスタン及びロシア情勢を見通したと思える作品。人間って本当に過去の負の歴史を学ばない生き物だなあと思った作品。】
ー 今作品は1988年、ソビエト軍のアフガニスタン撤退と同じ時期に劇場公開されている。-
■タイのバンコクで静かに暮らしていたランボー。そんな彼の前に、元上官で唯一の理解者・トラウトマン大佐が現れた。
極秘任務としてアフガニスタンに潜入してほしいと言われるが、ランボーは依頼を断る。後日、大佐がソ連兵に拉致されたと知った彼は…。
◆感想<一部、映画と関係ありません。>
・現況下のロシアの非道なる行いを連日知る。彼の大国を統べる男は、国際法に違反しているのも関わらず、愚かしき非道なる行為を止めない。
・今作で描かれる旧ソ連の軍隊は、ランボーの活躍により、アフガニスタンから撤退し、ゴルバチョフによるペレストロイカにより、民主化を進めていくはずだったのに、今やロシアの現況は且つての時代より悪化している。
・今作の見所は、ランボーを第1作から今作まで、唯一支援するトラウトマン大佐がソ連に囚われ、それをランボーがムジャヒディンの戦士達と協力しつつ救出する迫力溢れたシーンの数々であろう。
- だが、当時私は今作シリーズをアメリカのプロパガンダ映画だろう、と勝手に判断して鑑賞しなかった。それはシリーズ最後まで続く。-
<だが、良く観ればランボーシリーズは決して戦争を美化する訳でもなく、当時の政治状況を巧みに脚本に織り込んでいる事が分かる。
何故に、このシリーズがアメリカの映画界から疎外されていたかは分かる気がするが、大衆はこのシリーズを指示したのである。
でなければ、同じ主人公で5作作ることは出来ないであろうと思った作品群である。
ダーティーハリーシリーズも、批判を浴びつつ、5作製作されたのである。
映画製作界の世間の評判を気にした対応と違い、民衆は正直なのである。
私自身も、少し反省した作品である。>
なかなかのクオリティ
シリーズ第三作を
一作目から順々に観て
このくらいまでくると
作りの雑さとストーリーの荒さが目立つ
ランボーというか、スタローンの個性に頼った製作だったことがよく分かる。
ランボーにあったカタルシスは
ランボー怒りの脱出にも辛うじてあって
最後の最後で何とか溜飲を下げたものは
今作においては、もはや存在しない
ひたすら撃って、傷ついて、更に撃っての繰り返し
どちらかがヤられるまで
どちらかが死ぬまで続ける
映画が消耗されているだけの時期を
今作で味わうのが、一番ストレス無く観られる
滅茶苦茶な映画だな。 一人で乗り込んで、ここまで生き延びれるとは、...
滅茶苦茶な映画だな。
一人で乗り込んで、ここまで生き延びれるとは、ありえない。
もう少し格闘シーンを見たかったし、脱出計画を綿密に練って欲しかった。
バディ感
小学生の頃に劇場で鑑賞、グッズの缶ペンケース買って次の日は自慢げに学校に持って行った思い出。
トラウトマン大佐とのバディ感が垣間見れたり、少し軽いテンションの二人にシリーズの世界観が台無しに思われる軽薄さ加減。
先住民を迫害した過去からベトナムへの参入など、どのツラ下げた正義感か、ソ連を絶対悪に自分らの責任は取らない感が丸出し!?
戦争アクションとしての完成系、やはり一作目は時間が経つ毎に名作に近付いているような様が窺える。
確か、仙台ピカデリーにて鑑賞。か、日の出会館内の劇場だったのか、憶えてない。
ランボー、アフガンの為に闘ったら…
シリーズ3作目。1988年の作品。
ランボーが今居るのは、タイの僧院。時折僧侶たちの為にファイト・マネーで稼ぎながら、穏やかに暮らしていた。
もはや定番。そこへ訪ねて来たのがトラウトマン大佐。再び仕事の話を持ち掛ける。
確かにランボーは生粋の軍人。闘う漢だ。なのに、もう闘いたくないと言っているランボーを呼び戻そうとする大佐もねぇ…。
一度は断るランボーだったが、そうも言ってられない事態が起こる。
ソ連軍によるアフガニスタン侵攻。所謂“アフガン紛争”。
アフガンを支援する任務中、大佐がソ連軍に捕まってしまったという。
元上官で盟友を救出する為、ランボーは再び、戦地へ…。
前作のベトナム軍も強敵だったが、今回はさらに強大なソ連軍。
突然アフガンの村を急襲し、一瞬にして壊滅させる。
そんなソ連軍に、単身立ち向かう我らがランボー!
銃撃戦、敵基地に侵入は勿論、
初となる荒野を馬に乗っての闘い、ヘリでの戦闘、前作では車や橋だったが今回は爆薬を込めた弓矢でヘリを墜落させる!
クライマックスは、大部隊の中に殴り込み!
アクションのド派手さやスケールや死者数の多さと共に、ランボーもシリーズを重ねる事にスーパーソルジャー化!
ランボーよ、何処へ行く…!?
よく本作の説明で、ランボーがたった一人でソ連大軍と闘うとあるが、改めて見ると、アフガンの案内人や邪魔な少年が同行。
そして途中から、救出したトラウトマン大佐と共闘というのがワクワク。
この時ばかりは上官部下ではなく、バディ。多くの戦地でもこうだったんだろうなぁ…。
今回はランボーが闘う理由は明確。大佐の救出。
前作もそうだったが、話も単純。アクションの見せ場も沢山。
ならば、前作よりいいかもと思ったのだが…、
大佐の救出一本に絞れば良かったのに、そこにアフガンの現状を描いた社会派風を突然入れてきて、何だかアンバランス。
ランボーの超人的アクションを見せられて、最後に突然“アフガンの戦士たちに捧げる”と言われても…。
一番何を見せたかったのか…?
個人的にやっぱランボーは密林で、荒野で馬に乗るランボーはちょいと違和感。それとも、スタローンによる西部劇オマージュかな…?
ランボーが闘う動機や単純な話の入り方はこちら、ランボーらしさは前作。結局、どっちもどっち。
まあでも、エンタメな超人的な活躍をし、大佐を救出&共闘し、アフガンの為に闘ったランボー。
しかしその後のアフガンを思うと…。
彼らの中のほんの一部から過激なしっぺ返しを食らうとは、さすがのランボーもあの衝撃の映像を見て何を思っただろう。
最高!至高!堪らない!
最高!至高!堪らない!
スタローンの筋肉が凄い!どんなトレーニングメニューをしてどんな食事をしてたのか気になる!スゴすぎる!
そしてランボーが強すぎる!馬に乗って火炎瓶ひとつで突進したときは笑った!
最高!けど話がない!1には勝てん!
意外によい
ランボー3はわりと世間での評価がよくないイメージがあったが2より派手になり、アフガン兵士達とも協力し、少年兵とのふれあいもある。
相変わらず、ランボーの心の苦悩を知りつつ戦争へと誘うサイコパス大佐。
ランボーに平穏を与えてやってくれ。
しかし大佐もいつもは見てるだけだが今回は一応活躍するのね。
ラスト、絶対絶命シーンからの味方登場シーンはベタな展開だが素晴らしい。
2での形見のペンダント、気になってよく見たら違う、あんな大きくないよな?って一瞬思ったけど大事にしてたから形見のペンダントだよね?
そういうところは統一してほしいなぁ
スタローンもどんどんマッチョになって、1から比べると別人のような肉体。あれだけ締まってると強さに説得力がある
スタローンの汗と血が染み込んだ超大作
個人評価:3.9
これが本当のアクション映画だ!
今どきのスタイリッシュなアクションではなく、スタローンの血と汗が染み付いた様な、痛みを伴うアクション。エキストラなど、本気で怪我しているシーンが多数ある様に感じられる。
起承転結もしっかりとれており、80年代とは思えないクオリティの大作だ。
俺の戦争はもう終わっている!
Blu-rayで観賞。
最新作観賞に備えて、復習。
前作から3年後のシリーズ3作目。
前作の最後、トラウトマン大佐にこれからどうするのかと訊かれ、「Day by day.」と答えてタイの基地を徒歩で去っていったランボーは、そのままタイに留まっていたようだ。
ポスターにもなっている、ハチマキをグイッと絞める後ろ姿で登場したスタローンの肉体は、シリーズ最高にパンプアップされている。
こん棒のような武器を両手に持って闘う賭け試合で、先ずはスタローンの肉体美を堪能させる。
まだソ連がアフガニスタンから撤退する前。
タイの寺院に身を寄せていたランボーをアフガンの戦場へと誘いに来たのは、トラウトマン大佐だ。この人、相変わらず主体性もなければ権限もない。
1作目で終わっていないと言っていたランボーの戦争は、ここでは終わっていると言い、断られた大佐は自らアフガンに赴き、やらかしてしまう。
母国に居場所がなかったランボーは、タイに安住の地を見つけ、自分の戦争に決着をつけたのだろう。
本作のランボーはやや人間味がある。
恩師(?)を救出する目的で自らの意思でアフガンに乗り込んでいるし、現地でゲリラたちと心を通わせる。
ゲリラのリーダーが「アラビアのロレンス」のオマー・シャリフに似てるような気がした。
重火器の敵に向かっていくゲリラの騎馬隊の姿には驚く。
ソ連の基地に乗り込んだり、ゲリラの騎馬隊と共闘したり、前作までのジャングルでの白兵戦とは戦い模様が違っていて、シリーズ中最も派手な戦争アクションだ。
少年ゲリラが欲しがった首に下げだ御守りは、前作で救えなかった女工作員の形見だと思ったいたが、シリーズを続けて観ると形が違っていることに気づいた。
色が同じなので、やはり彼女の形見だと解釈したい。
戦いを終え、大佐が運転するジープでゲリラの拠点を後にするラストシーンは、珍しく微笑ましい会話で終わる。
大事な形見を少年ゲリラに譲るのは、人と連帯することの喜びを呼び戻させてくれたことへの感謝なのだ。
ゲリラ部隊
前作でのベトナム側の案内人コーのペンダントをしっかり身につけていたことが救いだと思ったのに、違うペンダントだった。。オープニングでバンコクの地下闘技場にてトラウトマン大佐がランボーをチェック。アフガニスタンの現状を調査するのを手伝ってもらいたかったのだが、大佐は単独行動。そして囚われの身となってしまう。
ソ連の非道なアフガン侵攻。それを告発するかのようなドキュメントでもあり、前作のB級内容からは一変。当時としてはタイムリーな内容でもあるけど、21世紀に入って、次はアメリカがアフガン戦争を始めたというのはなんとも皮肉。アレクサンダー大王、チンギスカン、ソ連、アメリカと侵略され続けてるんだな・・・
クライマックスでは派手なアクションからゲリラ部隊が救援に来るシーンがよかった。しかし、最後の雰囲気は西部劇そのまんまだなぁ・・・
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