ラムの大通り

劇場公開日:

ラムの大通り

解説

「冒険者たち」のロベール・アンリコ監督がブリジット・バルドーとリノ・バンチュラを迎え、古き良きハリウッドへの愛を込めて描いた海洋冒険活劇。

アメリカに禁酒法が施行されていた1920年代。カリブ海諸国とアメリカ南部を結ぶラム酒密輸の海上ルートは「ラムの大通り」と呼ばれていた。密輸船の船長コルニーは、沿岸警備船の攻撃を受けて船が転覆し、メキシコの海岸に漂着。そこで命懸けのギャンブルに挑んで船を買うための大金を手に入れ、ジャマイカへと向かう。新しい船でラム酒運搬を再開しようと画策していたある日、ふと映画館を訪れた彼は、無声映画「恋する女豹」の主演女優リンダに一目ぼれする。やがてコルニーは大仕事を前に、キューバの浜辺でリンダ本人に遭遇。2人は愛し合うようになり、リンダは映画界を引退してコルニーと共に海へ乗り出すが……。

トーキーへの移行期にハリウッドで活躍した女優クララ・ボウをイメージしたリンダ役を、バルドーが魅力たっぷりに演じた。「ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭」上映作品。

1971年製作/125分/G/フランス
原題または英題:Boulevard du Rhum
配給:キングレコード
劇場公開日:2024年9月13日

その他の公開日:1972年5月20日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1971 GAUMONT (FRANCE) / RIZZOLI FILMS (ITALIE)

映画レビュー

3.0支離滅裂な話

Mさん
2024年12月2日
Androidアプリから投稿

おもしろかったけど長すぎたので、最初からブリジッドバルドーさんを出して、80分以内くらいで作って欲しかった。 昔はたった一人の女優のために映画を作っていたんだなあ、と実感。 イギリスの眼帯の伯爵(?)、結構好きでした。

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M

3.060点ぐらい。最初は良かった…

2024年11月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭、にて鑑賞。 ブリジット・バルドーは最初なかなか出てきません。 けっこう面白く彼女なしでも楽しんでいると、開始30分ごろ、ようやく出てきます。 最初は良かったけど、ダレて眠くなった(笑) 禁酒法時代の話です。 映画タイトルは、カリブ海諸国とアメリカ南部を結ぶラム酒密輸の海上ルート“ラムの大通り”から。

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RAIN DOG

2.0バカルディ騒ぎ

2024年11月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ラム酒は大好きで、ラムチョップの香草焼きも好きで、アグネスのラムはまあまあ好きで、虎柄のビキニを着た女の子はそれほどでもないけど(この映画のヒロインは豹柄のビキニで出てくる)。 フランス映画なのに舞台はキューバやジャマイカ、ハイチなどの中米だった。題名は知っていたが、勝手にシャンゼリゼ通りのようにパリの通りだと思い込んでいた。 あくまで視点人物はリノ・ヴァンチュラで、(映画中映画は別にして)肝心の生身のブリジット・バルドーはなかなか登場しない。アクション・コメディを得意とした俳優にジャン=ポール・ベルモンドがいるが、ヴァンチュラは彼ほど軽快なキャラクターではない。暗闇で集中砲火を浴びる謎のゲームの場面など、ただただ陰惨なだけだ。ジャン=ピエール・メルヴィルの「影の軍隊」でのレジスタンス役が印象に残っている。 かつてBBと言えばブリジット・バルドー、CCと言えばクラウディア・カルディナーレ、MMと言えばマリリン・モンロー、NNと言えば長濱ねるだった(最後のはウソ)。15歳で出会ったロジェ・ヴァディムと18歳になるのを待って結婚し、以来結婚と離婚を繰り返して数々の浮名を流したようだ。この映画の出演当時37歳で、さすがに容色の衰えは隠せないが。2年後には早々に映画界から引退している。 バカルディを生(き)のまま飲んでどちらが先に倒れるか対決するシーンが出てくるが、危険なのでマネしてはいけません。ちなみにバカルディは今はさまぁ〜ずという名前に変わっている。

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梨剥く侍

3.0スクリーンから飛び出し帰っていったBB

2024年9月22日
iPhoneアプリから投稿

禁酒法時代のカリブ海の密輸ルート・ラムの大通りを舞台にしたアクションコメディで、監督は名作『冒険者たち』のロベール・アンリコなんで期待してたんだけど、ちょっとピントがズレたような作品で残念でした。前半は密輸船船長の冒険譚で、アメリカ映画のような派手なアクションシーンで盛り上げてくれます。ところが、やっと後半でサイレント映画のスター女優のBBが登場しコメディになるのはいいけど、お話しがダルダルの中弛み状態になってきて退屈しました。作り手の方も、劇中劇でBBを出したり、ノスタルジックな海上アクションや酒場での乱闘シーンなどを詰め込んでいるんだけど、ストーリーの方向性がよくわからずなんか尻すぽみでもったいない感じです。最後に禁酒法が廃止になりトーキーになった映画の銀幕上のBBをヴァンチュラが見つめる幕切れは、酒も大っぴらに飲めず映画もサイレントだった時代へのノスタルジーを感じさせるけど、取ってつけた感ありで、これまた惜しい。役者では、BBが歌にダンスにファッションに相変わらず大活躍だけど、なにを考えているのかわからない感情移入しづらいキャラでイマイチ。リノ・ヴァンチュラは、フィルムノワールでコワモテ役が多い役者さんだけに密輸船船長役はピッタリだけど、コメディ向きではないかな。

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シネマディクト