ラブ マシーン
劇場公開日:1972年2月22日
解説
性的魅力を利用してまたたくまにニュース局長にのし上がった男を描いて、テレビ界の腐敗を衝いた、ジャクリーン・スーザンの原作をサム・テイラーが脚色した作品。製作総指揮はアーヴィング・マンスフィールド、製作は「サボテンの花」のM・J・フランコヴィッチ、監督はTV界から転出のジャック・ヘイリー・ジュニア、撮影は「荒野の七人」のチャールズ・ラング、音楽はアーティ・バトラー、編集はデイヴィッド・ブリューイットが各々担当。出演は「栄光への戦い」のジョン・フィリップ・ロー、「ショーン・コネリー 盗聴作戦」のダイアン・キャノン、ジョディ・ウェクスラー、「プロフェッショナル」のロバート・ライアン、ジャッキー・クーパー、デイヴィッド・ヘミングスなど。
1971年製作/アメリカ
原題または英題:The Love Machine
配給:コロムビア
劇場公開日:1972年2月22日
ストーリー
ロビン・ストーン(ジョン・フィリップ・ロー)はわずか6週間でニュース・キャスターからニュース局長へのし上がった男だ。これはオースチン会長(ロバート・ライアン)の抜擢によるものだが、裏には会長の妻ジュディス(ダイアン・キャノン)の強い後押しがあった。番組局長シラー(ジャッキー・クーパー)をものともせず、ストーンは自分の企画を次々と成功させ、加えてその彫りの深いマスクで女たちを魅了した。ストーンと一夜、愛を交わしただけのモデル、アマンダ(ジョディ・ウェクスラー)も彼の虜となったが、ストーンにとって自分の自由を束縛するものはすべて捨て去るのみである。ストーンはアマンダとの関係を断ち、更に新しい女を開拓していった。会長夫人のジュディスもストーンの性的魅力にとりつかれ、彼とのセックスに溺れていった。突然会長が脳出血で倒れ、静養のため、2週間ヨーロッパへ赴くことになり、その間会長代理をストーンが務めることになった。もちろん反対を押し切ってのジュディスの強引な推挙だった。番組局長ミラーは辞職し、アマンダは自殺した。しかし、ストーンはますます手腕を広げていった。静養を終えた会長夫妻が戻り早速ストーンを求めるジュディスにストーンは身を隠し、強引に彼の部屋に押し入ったジュディスの見たものは、ストーンが全裸の女2人とシャワーでふざけあっているところだった。ジュディスは嫉妬に狂って女たちの服を集めて火をつけた。数日後、ストーンの友人のネルソンとアルフィーの主催するパーティーに出席したジュディスは、ストーンからネルソンに贈られたブレスレットを拾った。“ストーンはホモだ”と叫んだジュディスは殴られ唇をはらした。しかし警察署の前にはカメラの放列がストーンたちをとらえた。このスキャンダルにより、ストーンはTV界から追放されることになった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャック・ヘイリー・Jr.
- 脚本
- サミュエル・A・テイラー
- 原作
- ジャクリーン・スーザン
- 製作総指揮
- アービング・マンスフィールド
- 製作
- M・J・フランコビッチ
- 撮影
- チャールズ・ラング
- 音楽
- アーティ・バトラー
- 編集
- デビッド・ブリューイット
- 字幕
- 太田国夫