ライフ・イズ・ビューティフルのレビュー・感想・評価
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誰が為に生きるのか
私がみた、映画史上NO1の作品! 恋人、子供、家族への「愛」とは ...
涙
予想外すぎた
有名な映画だとは知っていたが、内容はよく知らずに観た。
コメディーだなあーっと思って観てて、
わあーこどもが生まれたんだーってハッピーに観てたら、急にユダヤ人迫害の展開。
まさかこんな展開になるとは最初の、のほほんとした雰囲気からは想像がつかなかった。
まさに天国と地獄。
最初の方から、言ったことが偶然上手くいく展開は、うまいな〜と思っていたけど、
最後の最後にもそれが。
まさか主人公が死ぬとは思ってなかったし、終わり方も予想外だった。
2時間もないのにたくさんのものが詰まってた。
暇な時間がなかった。時間の使い方も上手。
音楽も素敵。
イタリア映画だからか?ニューシネマパラダイスの音楽に似たような、落ち着く音楽。
悲し楽しい
こんな父親になりたい
前半良し後半プロパガンダ
汽車に椅子なんてないよ、皆、立って乗るんだよ。
映画「ライフ・イズ・ビューティフル」(ロベルト・ベニーニ監督)から。
戦争が激化し、ナチスの収容所に送られることになったユダヤ人の家族、
その父親が幼い息子に悟られないようにする会話が胸を締め付けられた。
前半の喜劇的な展開から、驚くような悲劇を表現した後半の流れ、
鑑賞後、そのギャップの大きさに印象が強く残る作品となった気がする。
私が選んだのは、収容所でのいろいろな出来事よりも、
多くのユダヤ人が強制的に貨物車に押し込められ、
収容所に送り込まれる時、父親が息子についた嘘。
今から旅行に行くと言い出し、行き先を訊かれたにも関わらず、
「行く先は言わない、その方が楽しい」とおどけてみせる。
これから待っている悲惨な状況を、楽しい旅行に見せかける術は、
「汽車に椅子なんてないよ、皆、立って乗るんだよ」
「すごい行列だろ」「よく切符が取れたものだな」
「急がないと席がなくなる。僕らは予約客だぞ」などの台詞が示すとおり、
本当に幼い息子が信じるように徹底して騙しとおす。
その作戦は、収容所での辛い生活すら「ゲーム」と称して信じ込ませ、
自分の命を捧げても、息子にはこの体験を教えたくなかった父親として、
最後まで貫き通したその行動こそ、私たちの胸を熱くさせる。
収容所の強制的な労働を含む生活は、本人だけでも辛かったはずなのに、
息子の前では決して、その悲惨さを見せないその明るさは、
物語の前半に表現された、呆れさせるほど喜劇的な彼の性格が根底にある。
もし自分だったら彼のように、明るく振る舞えるだろうか、う〜ん・・・。
ほんとにライフ・イズ・ビューティフルです
こんなにも可笑しくて幸せな気持ちになれる映画って他にない。
もしかしたら有史以来これ以上ないというくらい過酷な時代を背景にして、それでも「人生は美しい」と云う。
戦争という大きな悲劇さえ、たとえば父が子を守ろうとする明るい姿の前には霞む。憎しみの感情の一切を排除する手法は、どんなに反戦を強硬に訴えるよりもその愚かさを浮き彫りにするものである。
これは楽しいゲームなんだ、とジョズエに言い張るグイドの優しい嘘はラストのナレーションに結実してとても美しい印象が残る。
やっぱりすばらしい映画です。
つらい……
タイトルから想像すると、ハッピーで終始明るい物語……だと思ったら!
中盤から一転。あんな絶望的状況下で、ポジティブに生きられる人なんてそういない。しかも死を覚悟した瞬間でさえも……。息子に怖い思いをさせたくないから、一生懸命嘘をつく。でも一番怖かったのは主人公だったと思う。
差別がいかに残酷で理不尽なことなのか学べる。あんなこと、もう二度とあってはいけない。
面白かったの一言ではあらわせない。
はじめて見たイタリア映画だったが、これぞ名作と言えるような感動を受けた。
エンディングの仕方的に、完全なるハッピーエンドではないが、泣けるし、嬉しさ、幸せさを感じることのできるエンド。
どんな状況下でも生きていることに価値がある、そのことが素晴らしいと思わせてくれる映画だった。
そして、私個人的にはグイドという男に惚れた。前半の陽気なはなしにおいても、イタリア人らしい、口説き続けるところとか、最後まで息子、嫁を幸せにしようという思い。 この姿を目指そうと本気で思えた!!
でも、ドイツ人には見せられない映画ですね。
WW2戦下のユダヤ人の、可笑しく哀しく、愛すべき物語
この男は勝手だと思う。
10代の頃にレンタルして観た記憶があります。
イタリアのユダヤ人の話で、お父さんが収容所に収容されながら
息子が怖いところだと思わないように面白いことをいったり
嘘をつきまくって息子を守る話で、すごく良かったという印象が
残っていました。
此の度、映画館の大画面で見られるということで、観てきました。
800円でした。この手の企画、大好きです。
しかし、この主人公の男にしょっぱなから腹が立って仕方がなく、
2度目の感想はなんとあまり心動かされなかった、
というものになりました。
何が嫌って、この男がやってることは最低なのに
それが情熱だの優しさだという風に描かれていることです。
ロベルト・ベニーニが「僕ちんって面白いでしょ?いい男でしょ?」
と、鼻のアナ膨らませてドヤ顔してるように思えて仕方がなかったのです。
特に気分を害したのは以下の3点です。
①友達の上司の帽子を勝手に自分のとりかえる。何度も。
これはれっきとした窃盗です。あの上司は何も悪くないのに。
②監査役のふりして小学校に行って女性を口説き、
おかしなダンスで笑いを取る。だめじゃん。
本物の監査役が何をした?民族主義者だからってこと?
差別主義者はだましてもいいってこと?
③友達の仕事の車で女性を連れ出して、よその商品を濡らしまくる。何あれ?雨の中のレッドカーペットがロマンチックだから
許されると思ってる?
それぞれの悪事は、やりっぱなしでなんの咎も受けていません。
それでムチャクチャやって別嬪さんと射止めましただって?
都合よすぎます。
と、このように反芻しますと、あることに気が付きました。
この男への嫌悪感はインド映画「バルフィ 人生に唄えば」の
主人公・バルフィに感じたものと同じ種類だなということです。
バルフィも①~③のような悪事を山ほど働くくせに罰を受けず、
美人に惚れられます。そのせいで楽しくない映画と思いました。
要するに私はこの手の男が大っ嫌いらしいです。
煩くて自己中。あれを優しさだの情熱だのと評価は出来ない。
子供が生まれ、自転車を3人乗りするところは覚えていました。
あの辺は微笑ましかったです。そして幸せは一瞬にして崩れ去り…
ユダヤ人収容所へ向かうトラックのシーンや汽車に乗り込むシーンから、
男は必死に子供に「楽しいところへ行くんだよ」っていう嘘をつきます。
子供にとってそれは大きい愛情だと思います。
そんななか気になるのは周りの人はどんな気持ちになっただろうと
いうことです。大人は判っていますよね。この先に楽しい場所なんて
ないことを。この男の狂言をどんな気持ちで聞いてるのかなと、
周りの人が怒り出しやしないかと、収容所内でもずっと思っていました。
息子を守ろうと必死なのは判りますが、ほかの人の子供や親は
多分殺されてしまったのに、自分だけがかわいい息子を必死で守って
いるのがいたたまれなくならないのだろうか、ほかの人の気持ちを
想像もしていないのか、などと感じ続けていました。
そして、その気持ちは最後まで拭えませんでした。
息子や妻に対して、彼はほかの誰にも与えられない愛情を伝え続け、
見事に妻と息子を生きながらえさせました。
もちろんその点は素晴らしいし、心動かされます。
でも、自分勝手すぎるように思います。
別にほかの人にも同じことをすべきだったとは思いませんが、
ほかの人は息子をかくまうために結果的に協力してくれてますよね。
それについての感謝というか、苦悩は見えなかったです。
息子と妻以外はどうなってもいいという意思だけが伝わりました。
そういった姿を素晴らしいと賞賛することが私にはできませんでした。
まあ息子にとっては、よかったですよね。
お父さんのいうことを信じて箱の中にいたら、
本物の戦車に乗って外に出られて母と再会できたのですから。
君の人生は確かに美しい。でも、その陰で犠牲になった多くの
人をどう思っているの?そこを見たかったです。
その他は以下のように思いました。
なぞなぞスキーの軍医さん。薄っぺらい人に描きましたね。
あれが当時のナチス関係者のユダヤ人への親近感の限界なの
でしょうか。
軍医が食べなかったサーモン料理を、監査役にうまいこと薦める
ところは面白かったです。
当時のヨーロッパにおけるユダヤ系と非ユダヤ系の見分けというか
線引きってどこにあったのでしょう。
ほかの映画でも思うのですが、さっぱりわかりません。
身体的特徴ですか?そこらへんは勉強しないとだめですね。
ドイツ兵の発言を息子向けに嘘翻訳した後、あの部屋のほかの人は
どうやって規則を知ったのでしょうね。バトルロメオが
ちゃんと訳したのでしょうか。あれ、息子以外には本当に
いい迷惑ですよね!
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