ライフ・イズ・ビューティフルのレビュー・感想・評価
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誰が為に生きるのか
美しい女性と出会い、子供を授かり、幸せな家庭を築いた。しかし時はWW2、ユダヤ人であるため収容所に入れられる。息子を怯えさせないよう、これはゲームと言い聞かせ…
素晴らしい。
前半は最愛の人との出会いをコメディータッチで描き、何度も笑わせられる。お調子者で憎めない主人公をどんどん好きになっていく。
後半は全く異なりシリアス。弱音ばかりの主人公だが息子の前では変わらずおどけ、泣かせられる。
深みがないというか、呆気ない感はあったが、バランス良く作られた傑作と思う。
私がみた、映画史上NO1の作品! 恋人、子供、家族への「愛」とは ...
私がみた、映画史上NO1の作品!
恋人、子供、家族への「愛」とは ってことを、
面白おかしく、ロマンチックに、そして切なく、教えてくれます。
完璧とはこのこと。感動とはこのこと。
素敵な素敵な涙が溢れます。
感動をありがとう。映画って、映画って、素晴らしい!!!
涙
コメディタッチな作品で、前半はコメディが苦手な人だと主人公の言動にイラッとくるかもしれません。
ところが前半の明るいラブストーリーから一転して後半は戦争とユダヤ人虐殺を描いた重たい物へと変わっていきます。
他のホロコーストを扱った作品と比べると表現がボカされていたりもしますが、捕虜の息子に不安を与えないよう強制労働をゲームだと陽気な姿で演じ続ける父親の姿が何とも言えません。ラスト迄、息子が笑顔だった事が救いです。
劇中はそうでもなかったのですが、エンドクレジットの曲を聴いていると涙が止まりませんでした。
予想外すぎた
有名な映画だとは知っていたが、内容はよく知らずに観た。
コメディーだなあーっと思って観てて、
わあーこどもが生まれたんだーってハッピーに観てたら、急にユダヤ人迫害の展開。
まさかこんな展開になるとは最初の、のほほんとした雰囲気からは想像がつかなかった。
まさに天国と地獄。
最初の方から、言ったことが偶然上手くいく展開は、うまいな〜と思っていたけど、
最後の最後にもそれが。
まさか主人公が死ぬとは思ってなかったし、終わり方も予想外だった。
2時間もないのにたくさんのものが詰まってた。
暇な時間がなかった。時間の使い方も上手。
音楽も素敵。
イタリア映画だからか?ニューシネマパラダイスの音楽に似たような、落ち着く音楽。
なんとも言えない感情が…
なんとなくしかわからず、観た映画。
おもしろくすることが泣けてくる。
どうしてあの時とか思ってしまう。
ほんとに家族っていい。
お父さんもあんなかわいい息子も最高!
ウソが叶う。
いい映画やった。
悲し楽しい
よくわからないまま観たけど、ユダヤ人の苦しい人生を面白おかしく描いている。面白かった。
観た当時はこれが有名な作品だとは知らずになんとなくテレビで観たのだけれど、悲しいはずの出来事をどこまでもコミカルに描いていて、悲しいと同時に楽しくもなれる不思議な映画。
こんな父親になりたい
戦争を題材にして心を軽くする映画って他に見た事がない。こんな事出来るわけないと言ってしまうのは野暮な話で、こういう状況に陥っても自分を見失わず周りを明るく照らす事が出来ますか?と問われてるようで父親になってから観たほうがグッと来た。前半の彼女に対しての情熱的な愛情は男として見習わなけれればならないし、後半の子どもに対して一切の不安も与えない態度は父親として憧れる。
精神の美しい映画だと思う。
前半良し後半プロパガンダ
またか。
ハイハイユダヤ人は被害者で悪いのはヒットラーね。
ハリウッド映画はユダヤ人に支配されてますが、毎年毎年ちょっとやり過ぎ。
前半の主人公の口説き方コメディで、楽しめます。後半はイタリアナチスの極悪非道で気分を害します。 アメリカはいい人です。ハイハイ。
汽車に椅子なんてないよ、皆、立って乗るんだよ。
映画「ライフ・イズ・ビューティフル」(ロベルト・ベニーニ監督)から。
戦争が激化し、ナチスの収容所に送られることになったユダヤ人の家族、
その父親が幼い息子に悟られないようにする会話が胸を締め付けられた。
前半の喜劇的な展開から、驚くような悲劇を表現した後半の流れ、
鑑賞後、そのギャップの大きさに印象が強く残る作品となった気がする。
私が選んだのは、収容所でのいろいろな出来事よりも、
多くのユダヤ人が強制的に貨物車に押し込められ、
収容所に送り込まれる時、父親が息子についた嘘。
今から旅行に行くと言い出し、行き先を訊かれたにも関わらず、
「行く先は言わない、その方が楽しい」とおどけてみせる。
これから待っている悲惨な状況を、楽しい旅行に見せかける術は、
「汽車に椅子なんてないよ、皆、立って乗るんだよ」
「すごい行列だろ」「よく切符が取れたものだな」
「急がないと席がなくなる。僕らは予約客だぞ」などの台詞が示すとおり、
本当に幼い息子が信じるように徹底して騙しとおす。
その作戦は、収容所での辛い生活すら「ゲーム」と称して信じ込ませ、
自分の命を捧げても、息子にはこの体験を教えたくなかった父親として、
最後まで貫き通したその行動こそ、私たちの胸を熱くさせる。
収容所の強制的な労働を含む生活は、本人だけでも辛かったはずなのに、
息子の前では決して、その悲惨さを見せないその明るさは、
物語の前半に表現された、呆れさせるほど喜劇的な彼の性格が根底にある。
もし自分だったら彼のように、明るく振る舞えるだろうか、う〜ん・・・。
ほんとにライフ・イズ・ビューティフルです
こんなにも可笑しくて幸せな気持ちになれる映画って他にない。
もしかしたら有史以来これ以上ないというくらい過酷な時代を背景にして、それでも「人生は美しい」と云う。
戦争という大きな悲劇さえ、たとえば父が子を守ろうとする明るい姿の前には霞む。憎しみの感情の一切を排除する手法は、どんなに反戦を強硬に訴えるよりもその愚かさを浮き彫りにするものである。
これは楽しいゲームなんだ、とジョズエに言い張るグイドの優しい嘘はラストのナレーションに結実してとても美しい印象が残る。
やっぱりすばらしい映画です。
つらい……
タイトルから想像すると、ハッピーで終始明るい物語……だと思ったら!
中盤から一転。あんな絶望的状況下で、ポジティブに生きられる人なんてそういない。しかも死を覚悟した瞬間でさえも……。息子に怖い思いをさせたくないから、一生懸命嘘をつく。でも一番怖かったのは主人公だったと思う。
差別がいかに残酷で理不尽なことなのか学べる。あんなこと、もう二度とあってはいけない。
面白かったの一言ではあらわせない。
はじめて見たイタリア映画だったが、これぞ名作と言えるような感動を受けた。
エンディングの仕方的に、完全なるハッピーエンドではないが、泣けるし、嬉しさ、幸せさを感じることのできるエンド。
どんな状況下でも生きていることに価値がある、そのことが素晴らしいと思わせてくれる映画だった。
そして、私個人的にはグイドという男に惚れた。前半の陽気なはなしにおいても、イタリア人らしい、口説き続けるところとか、最後まで息子、嫁を幸せにしようという思い。 この姿を目指そうと本気で思えた!!
でも、ドイツ人には見せられない映画ですね。
WW2戦下のユダヤ人の、可笑しく哀しく、愛すべき物語
はじめは、なんだこのお調子ものは?と、グイドを見た。
素晴らしいのは、そのお調子ものをどんなときでさえ通すのだ。それはもう愛すべき才能だ。愛する妻ドーラと息子ジョズエを楽しませることをいっつも考えている。そのために自分がいる、とさえ思っている。
まさに、フランスでもなくドイツでもなくイギリスでもなく、イタリア男の真骨頂!
戦車を見たときのジョズエの可愛さといったらもう、抱きしめてあげたいくらい。そしてそのいつか来るであろう悲しみを和らげてあげたい、そう思った。
そして「なぞなぞ」が効いている。
「沈黙」の暗喩するものは何かを考えさせられた。
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