夕陽のガンマンのレビュー・感想・評価
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アメリカではスパゲティ・ウエスタンというそうです
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
思い切って女を登場させずに、癖のある賞金稼ぎ二人に悪役一人の動きに焦点を当てたのはわかりやすい話になったと思う。イーストウッドも良かったが、リー・バン・クリーフ演じる大佐がそれを食うほど目立っていた。ところどころ臭い演出もあるが、古い西部劇なのでそんなものだろう。冒頭で半分髭を剃られたまま撃たれてしまったり、最後の賞金を勘定するのは面白い。
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もう数ドルのために
腕利きの賞金稼ぎ、名無しの男と黒ずくめの男。時に協力し出し抜きながら、凶悪強盗団リーダー、インディオを狙う。
「荒野の用心棒」に続くセルジオ・レオーネ×クリント・イーストウッドによるマカロニ・ウエスタン。
イーストウッドもさる事ながら、今回はリー・ヴァン・クリーフ演じる黒ずくめの男=ダグラス大佐が印象を残す。
イーストウッド演じる名無しの男が武骨で男臭いのならば、ダグラス大佐はとことんニヒルでクール。
二人が互いの帽子を撃って挑発し合う初対面シーンはゾクゾク。
同じ獲物を狙うライバルでありながら認め合っている“敵ながら天晴れ!”の関係は日本人には堪らないハズ。
そんな二人に狙われるジャン・マリア・ヴォロンテ演じるインディオ。
ダグラスとインディオにはある因縁があり、二人が対峙するラストは最高のハイライト。
正直、「荒野の用心棒」や「続・夕陽のガンマン」ほど印象に残ってなかったが、改めて見ると、面白さ再認識。
「荒野の用心棒」がマカロニ・ウエスタンの面白さを知らしめた作品なら、自由に伸び伸びと作った本作は、マカロニ・ウエスタンの礎を築いた作品と言えよう。
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