ユージュアル・サスペクツのレビュー・感想・評価
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絶対騙されるという謳い文句の映画
そんなハードルあげてもやっぱり騙されました。
それは気づかないよ、とちょっとずるい気もするけど。
5人の常連の前科者たち(ユージュアルサスペクツ)は銃を積んだ車を襲った容疑をかけられ呼び出された。そこで出会った悪人同士。宝石強奪話があるので一緒にやらないかと、そのうちのひとりが持ちかけ、5人で実行に移していくことになった。
そうして目立っているうちに裏社会のドン、カイザーに目をつけられ脅されコカイン取引を阻止するよう指示されるが、そこでほとんどが死んでしまう。
誰も見たことがないカイザーが誰なのかというのを生存者に確認していくが…。
100分強という短い時間の映画。
アカデミー賞で作品賞をとっているんですね。
明らかにこのひとがカイザーだろうって人がいますが、どんでん返しというぐらいなら、このひとではないだろうということを考えてしまいがち。
もう少し純粋な気持ちでみたかった。笑
ガブリエル、久しぶり!
念願の映画館鑑賞がかないました。映画館様ありがとうございます!久しぶり鑑賞で新たな発見もあり面白かったです。映画館がほぼ満席ってなんだか嬉しいなあ😊それにしてもうっまい、ケビン・スペイシー。表情も動きも語りも❗️(2021.10.16.)
いつもはどんな映画でも勘が働かない私が今回は珍しく、え~!!とならずあまりびっくりしなかった。ファイトクラブ(1999)やプロジェクト・グーテンベルク(2018)では存在しない人が「居る」映像に騙された。映像の力にはコロリと騙される。
キントは脚と手に「障害がある」から偏見と思い込みの対象に簡単になれる。それを逆手にとってるのが上手い!と思った。それに彼だけが唯一火傷もなしの生き残りの語り手だから信用できない。まず脚が次に手が元に戻ってコバヤシが待っている車に乗りこむ映像だけで答えを出してるのはすごい!
そしてキントが語ったこと(= 映像化された内容)が真実なのかも勿論疑わしい。信用できない語り手だ。だからカイザーが誰かわかっただけで終わった訳ではこの映画はとても知的で観客に考えさせ何かを残す。
大火傷のもう一人の生き残りに目をつけて話させ似顔絵書かせたFBIの捜査官(素敵だった!)目のつけどころがいい!FAXが届いても時すでに遅し!このタイミングのズレも良かった。
タバコ、ライター、時計、帽子などの小道具(「消えもの」だけどurineも)がスパイスとしてよく効いていた。
そして、ガブリエル・バーン!キートンは元・刑事ということだけでも現役刑事から一番目をつけられる。これも先入観と偏見から人間はなかなか自由になれないことが上手く使われている。キートンは最後の最後になって「真実」を自分の目で確認して脚のことで皮肉を言って「計画通りに」殺される。このシーンが映画の冒頭に置かれていることに痺れる!ブライアン・シンガー監督、素晴らしいです!
久しぶりにガブリエルに会えて嬉しかった。相変わらず素敵な声と大人の色気にウキウキ。
わかった気になったけれどもう一度見て確認しつつ味わいたい。面白かった!
暗黒街の5人
どんでん返しサスペンスと紹介されていたので見てみました。
出てくるのはほぼ犯罪者。船内での殺人と爆発シーンからはじまり、何があってそうなったのか生き残った詐欺師ヴァーバルの回想から6週間前に戻ります。
前科があるが彼女のためにも堅気になりたくて頑張る元刑事キートンが、何かあるたび警察に疑われかつての仲間に誘われまた悪の道に戻ってしまうという辺りは「暗黒街のふたり」を思わせる内容。
しかし半分見てもどういう展開になるのか掴めず。
大がかりな強盗の仕事には全て「カイザーソゼ」という黒幕がいることがわかります。
退屈ではないですが特映像や演出が凝っているわけでも、魅力的な人物が出るわけでもなく。イケメンヒットマン(マクマナス)もいますが彼らは必殺仕置人として銃を打ってる訳でもなく強盗だから全然カッコよくない。
ラストのどんでん返しだけ楽しみに見てましたが、「えー?それがどんでん返し?ちょっと違う…」と納得いかず、本当のどんでん返しが訪れても「あぁその方がまだ面白いけど?ふーん?」ぐらいの感じでした。
カイザーソゼの部下というイギリス人弁護士が何で「小林」という日本名なのか謎すぎましたが刑事もその辺気にならなかったのでしょうか。
ラストが分かってからまた見返す楽しみはありました。しかしものすごく意外で驚いたとか深い裏がある訳ではなかったです。
消えていったのさ
Check inランキング1位になっていたので鑑賞。
久々の海外映画ですよ〜。レビューをチョロっと見たら「騙し」という私の大好きな言葉があったので、これは見るしかないと思い速攻でAmazonプライムビデオ見たらありましたよ。良かった良かった
あ、これから見る方はあまりレビューを見ないように。
出来るだけ無知の状態で見ましょう。
スゴすぎるゼ!!!
ラスト10分に全てが詰まっていて、身震いがした。
見事に騙されちゃいましたよ。
主人公は銃器強盗事件の面通しで集められた5人の前科者。5人はとある犯罪計画を企むが...
ずっと「?」が頭の上でフラフラしていたが、
ラストシーンで「!?」変わった。
ちょいと難しいかな。
まず映像として美しい。
おどろおどろしい音楽とともにスタートしていくのが、
観客の心を掴むバッチグーな策略。たまらん
そして5人全員の気持ちが分かる。
逃げ出したくなるし、疑いたくなるし、人間臭くて5人とも好き。アメリカだからかしらんが、fuck連発。
始まりは終わりから
このパターンありがちだが好きです。
終盤になるにつれて、始まりがどういう事だったのかと気になってしょうがない。ドキドキ
こっちから見たらそうだけど、
あっちから見たらまた別物だよ。
撮り方が上手すぎて騙されちゃう。
ひとつ言うならば、最後までの話。
じゃあどういう事だったの?って考えさせるのはいいと思うが、それがあまりにも多い。
テンポも素晴らしいとは言えないので、より深めるためにラストシーンを早めに持ってきたら良かったんじゃないかな。
瞬き出来なくなるほど驚く展開。
騙し合いではないが、単発の騙しのデカさがすごい。
最高級のサスペンスミステリー映画でした。
灯台下暗し
一筋縄ではいかない映画。前半部分まであえて謎な点を多く残しながら物語を進め、そこに観る者の気を取らせておいて最後に一気に畳み掛ける… まんまと作り手の術にハマりました。
強盗団の1人で、生き残りであるヴァーバルの語り口で物語が進められていることにどうしてもっと注意を置かなかったのか、、、 まさに手品のような手法で見事に手玉に取られました。灯台下暗しとはまさにこの事。
キャストのキャラクターそれぞれに味が出ているのもこの映画の魅力だと思います。特にケビンスペイシーのあの雰囲気は最高。
まちがいなくサスペンスの傑作です。
自作自演
サスペンスというが悪党どもの汚れ仕事に終始付き合わされるだけで感情移入も爽快感も皆無、終わってみればそれ自体が猿芝居かも知れない如何わしいスクリプトに拍子抜けする。アガサ・クリスティのファンで「アクロイド殺し」が下敷きと知っていればどうと言うことは無いのだろうがこの手のトリックは邪道の部類だろう。もっともキャスティングを見れば役不足、分かる人には分かる程度なので怒る気にもならない。
そもそも伝説の犯罪者まで担ぎ出してこんな回りくどい汚れ仕事を彼らにさせたのか必然性も狙いもさっぱりわからない。回想シーンで行ったり来たり、わざわざ分かり難くする演出も鼻につく、そんなに謎めかしたいのか、助演男優賞を獲った彼も台本を一回読んだだけでは理解できなかったと漏らしていたようだ。
元祖どんでん返し!
サスペンス・ミステリーにおけるラストサプライズの元祖!
何人もの曲者を巧妙に操るカイザー・ソゼの存在はお見事。
目的のために操った犯罪者たちはもとより、
真相に迫る刑事すらも、相手の憶測を叶えるような話術で優位に立たせて切り抜ける。。。
2020年に観ても色あせない名作です。
どんでん返し作品の見方。。
どんでん返しモノの傑作と言われるこの作品ですが、個人的にはまあまあといった印象でした。これはひとえに僕のサスペンス作品の見方が悪いんです。なんというか、「ネタバラシの前に見破ってやるぞ!」とか、「騙されないぞ!」と意気込んで見てしまうから、あらゆる登場人物が黒幕じゃないかと一度は想像してしまう。それは決して「真相を見破った」んじゃなく、「なんとなくぽいかも」と思う程度。。だから、黒幕が発覚しても騙された感が薄くなってしまうんですよねぇ。。おんなじような人いないかなぁ笑
この作品でも、キートンであれ、キントであれ、一度は鑑賞中に黒幕と疑ってしまう。ただ、そういう意味では、この作品の二重の返しはなかなか良かったです。
ただ、キントがカイザーソゼとした場合、最後の船上での展開に疑問が、アルトゥールが撃たれた直後のシーンでキントは船外にいた。キートンが撃たれるシーンでも船外から見ているシーンがあった。あれらのシーンは、そもそもキントの想像だったということなのでしょうか。冒頭の船上での展開と最後の船上での展開に違いがあったのはそういうことなのかな。でも、あれがキントの都合のいいイメージ展開だったら、ちょっと反則なような。。どこからウソ(キントのイメージストーリー)だったのか。そもそも、最初から事実じゃなかったのか。作品の根底から疑わしくなってしまいました。
黒幕すぐわかる/キャスト工夫可という方へ
レビューを読んでいると、「すぐに黒幕がわかった。キャスティングに工夫ができる」的な人がいたので、そんなレビューアーさんに。
(その方はコメントの返信がオフ)
これはマイケル・キートンの出世作。彼はそれまで世界が知る名俳優ではなかった。しかし、彼はこの作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞。
当時、監督はあえてマイナーな俳優たちを起用し、犯人を予想させにくくする作り込みもした。
さらに1995年という公開年を考えると、このどんでん返しに観客はたまげたのでは。
今でこそ、「シックスセンス」(1999)「メメント」(2000)「シャッターアイランド」(2010)など、見る側にもそのような展開は想定しうる。
そう思うと、緻密に作り込まれていると思う。
確かに映画好きの人であれば、すぐに展開がわかるかもしれない。
しかし、個人の感想だけで決めつけず、制作の裏側や時代背景まで考えてレビューできれば、「映画通」を名乗っていい気がする。
最後に全てが腑に落ちる映画
とにかく伏線が多い。
8割以上は伏線。
あいつはこうだろうとか、こいつがこうなんじゃないかとか、どうせどんでん返しだろうと想像してみても引っかかる。
巧妙に作り込まれた素晴らしい映画。
2度も騙されて腑に落ちた映画は初めてだった。
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