ヤング・フランケンシュタイン

劇場公開日:

解説

怪奇映画の主人公フランケンシュタインをパロディ化したコメディ。製作はマイケル・グラスコフ、監督は「ブレージングサドル」のメル・ブルックス、脚本はブルックス自身と俳優のジーン・ワイルダーの共同、原作はメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はジョン・モリス、美術はデール・ヘネシー、セットはボブ・デ・ベステル、メークはウィリアム・タトル、特殊効果はヘンリー・ミラーとハル・ミラーが各々担当。出演はジーン・ワイルダー、ピーター・ボイル、マーティ・フェルドマン、マデリーン・カーン、クロリス・リーチマン、リチャード・ヘイドン、ジーン・ハックマン、テリー・ガーなど。日本語版監修は清水俊二。黒白、スタンダード。1974年作品。

1974年製作/アメリカ
原題または英題:Young Frankenstein
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1975年10月31日

ストーリー

著名なビューフォート・フランケンシュタイン博士が死んでから17年たつと、彼の身内の者たちがトランシルバニア城の地下に眠る博士の棺から博士の遺書をとり出した。それによれば、ビューフォートの息子ビクターは、モンスターを作り出して家名を傷つけたので、遺産を曽孫のフランケンシュタイン(ジーン・ワイルダー)に譲るとあった。彼は現在、有名な脳外科医でボルチモアの医大の講師をしていた。ある日、フランケンシュタイン家の使者ファルクスタインがボルチモアへやってきて、フランケンシュタインに曽祖父の遺言により家督を継がなければならないことを告げた。彼はエリザベス(マデリーン・カーン)という恋人がいるためここに留まりたかったが、ファルクスタインに説得されてしぶしぶトランシルバニアに行くことになった。彼がトランシルバニア駅に着くと、家僕アイゴール(マーティ・フェルドマン)が出迎えた。フランケンシュタイン家には、アイゴールの他に老家政婦フラウ・ブリュッハー(クロリス・リーチマン)と小間使いのインガ(テリー・ガー)がいた。フランケンシュタインは、数日この不思議な城に滞在するうちに、祖父ビクターがモンスターを造った実験記録を読み、自分も実験してみたいと思うようになった。それにはまず大男の遺体が必要だった。彼はアイゴールと、処刑された大男の遺体を墓地から盗みだすと。次に優秀な頭脳を捜すようアイゴールに命じた。ところが、彼が研究所から盗み出した頭脳は精神異常者のものだった。フランケンシュタインはそんなことは露知らず何とかモンスターを作りあげた。動きだしたモンスターは持ち前の異常性を発揮して屋敷を飛び出してさまよい歩き盲目の男(ジーン・ハックマン)の家に入り込んだ。孤独な盲人は相手がモンスターだとは知らずに親切にするが、モンスターはその家を飛び出し、行方がわからなくなってしまう。その頃、フラウから、彼女が祖父ビクターと恋人同志でモンスターは二人が協力して作ったものであり、モンスターはバイオリンで弾く子守唄が好きであるということを聞かされたフランケンシュタインは、バイオリンでモンスターをおびきだし、実験室に閉じ込めた。彼はモンスターをこれ以上生かしておけないと主張したが、それに反対したフラウは銃を持ちだして制止した。そうこうしているうちにフランケンシュタインは、モンスターの頭脳の主が甘言に弱いことを知り手なずけることに成功した。彼はこの実験の成果を学界に発表するため、ある劇場に多数の学者たちを集めた。無事発表は終わったが、余興としてタップを踊らせていたとき、突然ライトの一つがショートして放電した。びっくりしたモンスターは暴れだしたために警官に捕らえられ留置場につながれた。だが、そこから脱出したモンスターはちょうどやってきていたフランケンシュタインのフィアンセのエリザベスを誘拐、森の中に逃げ込んだ。彼女はモンスターの強さに感激、次第にひかれていった。そんなモンスターに、フランケンシュタインは自分の頭脳の一部を移植した。そのために口のきけなかったモンスターは人並みに口がきけるようになった。(20世紀フォックス映画配給1時間47分)

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第32回 ゴールデングローブ賞(1975年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) クロリス・リーチマン
最優秀助演女優賞 マデリーン・カーン
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映画レビュー

5.0ハロー、ハンサム‼️

2023年6月24日
スマートフォンから投稿

笑える

怖い

興奮

パロディの天才メル・ブルックス監督が1931年のユニバーサルの名作ホラー「フランケンシュタイン」を徹底的にパロッた傑作コメディで、下手したら本家より面白いんじゃないでしょうか⁉️悪名高きフランケンシュタイン家の遺産を相続する事になった主人公が、自分もまた同じように怪物を創造してしまう・・・不気味なモノクロ映像とおバカなアメリカンジョークが見事にミックスして、終始ニコニコゲラゲラしっ放し‼️主役を演じたジーン・ワイルダーが芸達者なのはもちろんのこと、登場人物全てが曲者揃いなんですよねー‼️肩のコブが右へ左へ移動する家僕アイゴール、細かいお色気ギャグで笑わせてくれるセックス狂の助手、バイオリン弾きながら叫び出す無気味な老家政婦、そして怖いのかオカシイのか分からないモンスター‼️ホント、アダムスファミリーも真っ青な登場人物たちが楽しすぎ‼️主人公とモンスターが「リッツで踊ろう!」と舞台で歌い踊る場面は爆笑必至の名場面です‼️

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活動写真愛好家

3.0茶化しの名人たち

2019年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館
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odeonza

1.0Young Frankenstein. 2016/8/19

2017年6月24日
iPhoneアプリから投稿

あんまり集中してなかった。

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Lou

4.0メル

2017年5月27日
Androidアプリから投稿

白黒映像で見せるメル 名監督だと思います この映画を思い出すと何故かアダムスファミリーが浮かんできます。

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シモカツ

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