ヤング・ヒットマン
劇場公開日:1996年1月19日
解説
若き天才殺し屋の青春像を、クールかつユーモラスなタッチで描いたサスペンス編。監督・製作・脚本は、テレビ界で活躍し、2度のエミー賞に輝く33歳のM・ウォーレス・ウォロダースキーで、これが初の劇場用映画。製作は、脚本にひかれて映画化を進めた俳優のマイケル・J・フォックス(助演も)と、マット・トルマック、ブラッド・ジェンケル、「蜘蛛女」のコンビであるブラッド・クレヴォイとスティーヴ・ステイブラーの共同。撮影はロバート・イオマン、音楽はスティーヴ・バーテク、美術はレイ・フォックスが担当。ロボットめいた無機的な演技を見せた主演は、「カレンダーガール」やテレビ『ビバリーヒルズ高校白書』のジェイソン・プリーストリー。共演は「花嫁のパパ」のキンバリー・ウィリアムズ、「マスク」のピーター・リーガート、『ワイルド・パームス』(V)のロバート・ロッジアほか。
1995年製作/アメリカ
原題または英題:Cold Blooded
配給:ピュア・ロジック(協力*日本コロムビア)
劇場公開日:1996年1月19日
ストーリー
コズモ(ジェイソン・プリーストリー)は、L.A.の老人ホームの地下室で、賭博の電話受付の仕事をしている。ある日、マフィアのボスが死に、新しいボスのゴードン(ロバート・ロッジア)から呼び出された彼は、ヒットマンになることを命じられる。翌日、ベテランの殺し屋スティーヴ(ピーター・リーガート)の所へ送られたコズモは、ヒットマンとしての訓練を始めた。初めて拳銃を持ったコズモだったが、スティーヴは彼の射撃の才能に舌を巻く。スティーヴの指導の下、著しい進歩を遂げるコズモに、初仕事が命じられたが、スティーヴとのコンビで、仕事は完璧だった。完全に殺し屋に成りきっていない自分を自覚したコズモは、ヨガ教室に足を運ぶ。そこで彼は美しいインストラクターのジャスミン(キンバリー・ウィリアムズ)と出会い、彼女に強くひかれていく。その間にも彼の仕事は続き、コロンビア人の麻薬密売人や、幸せそうな税理士ティム(マイケル・J・フォックス)とその妻を標的に、コズモの銃は冷酷に火を吹く。一方で、ジャスミンとの仲は急速に進展するが、彼の心は揺れていた。そんなある夜、ゴードンが突然訪れ、スティーヴを始末することを命じる。翌朝、ようやくジャスミンと結ばれたコズモは足を洗うことを決意し、スティーヴを躊躇なく殺した。彼はジャスミンに自分の正体を告白するが、彼女は激しく拒絶する。コズモは二度と殺しはやらないと誓い、ジャスミンも折れて二人で乾杯した。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ウォレス・ウォロダースキー
- 脚本
- ウォレス・ウォロダースキー
- 製作総指揮
- Larry Estes
- 製作
- マイケル・J・フォックス
- マット・トルマック
- ブラッド・クレボイ
- スティーヴ・ステイブラー
- ブラッドリー・ジェンケル
- 撮影
- ロバート・イェーマン
- 美術
- J・レイ・フォックス
- 音楽
- スティーブ・バーテク
- 編集
- Craig Bassett
- 衣装デザイン
- マシュー・ジェイコブソン
- 字幕
- 石田淳子