ムトゥ 踊るマハラジャのレビュー・感想・評価
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インド映画を日本に知らしめた伝説の作品
インド映画も日本ですっかり定着したが、その先鞭をつけたのはこの作品だった。渋谷シネマライズで毎日長蛇の列だったのを覚えている。当時は歌って踊りまくるのが衝撃だった。
デジタル・リマスター上映で改めて観たが、20年経っても映画の魅力は全く衰えていなかった。最近のインド映画は洗練された演出をするようになったが、ハリウッド映画と変わらない画作りになってしまったようにも思うし、むしろこの映画のほうがインド映画としての強烈な個性を感じる。主演のラジニカーントのキレのある踊りとアクション、きらびやかな衣装、CGを使っていない大量の馬車によるチェイスシーンなど見どころ満載、3時間があっという間だ。ランガを演じたミーナも美しくて見とれてしまう。
とにかくこの映画は笑顔が絶えないのが良い。いつもだれかが笑っていて、観客と一緒に楽しもうという姿勢が感じられる。観終わった後、最高にハッピーになれる映画だ。
マサラムービーのハシり‼️
これがマサラムービーなんでしょう‼️笑いありアクションあり、音楽&ダンス山盛りで楽しめる作品です‼️ただS・S・ラージャマウリ作品と比べると洗練されてないし、どん臭いし、テンポも悪い‼️そして主人公を演じるラジニカーントにまったく魅力がない、フツーのオッサンなのがイタいですね‼️
とにかく長い
長いが歌と踊りが大半を占めているので内容は薄い。
内容は薄いが、ストーリーとしてはまあまあ面白い。
ムトゥがランガと恋に落ち、本来の身分(大地主)を取り戻す話。
ランガ役とパドミニ役の女性が綺麗だった。
映像や音源のクオリティは低いが、元々そういうものだと思っているのでOK。
もう少し短ければ気軽に見られる。
長いのにそんなに内容がないので気力がいる。
全体に緩い
総合:50点 ( ストーリー:50点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
日本で初めて有名になったインド映画ということで公開当時随分と話題になったし、主題曲は「汗と涙 なぎらも泣く」でなぎら健壱本人登場で空耳アワーにもなったし、昔から知っていた作品ではある。制作から29年目にしてようやく初の鑑賞となった。
緩い、とにかく緩い。物語も緩いし、演技も緩いし、編集も緩いし、香港映画の影響そのままの格闘も緩い。動員数も多い3時間近いかなりの大作だが、この時代のインド映画はこのような緩い映画が人気だったのだろうか。緩いのだがそうかといって笑えるほどでもない。くだらない無駄な場面も多くて間延びしがちな薄味なので、時間ばかり長くて退屈気味だった。たくさんの音楽と踊りがあるのがインド映画の特徴だそうだが、音楽劇がそもそも好きでもないのでたいしてはまらず。
それでいて後半途中から急に雰囲気が変わって緊迫した話になり演技も変わる。今までの緩い2時間くらいの時間は何だったのかと置いてきぼりにされる。その割には犯罪行為もなかったことになり、こんな結末でいいのかなとすっきりしない。
大量動員した馬車の場面など面白い部分もあるが、全体としては時間を持て余し気味だったし、自分の趣味ではない。現在のインド映画でもこのような作品が多いのかどうかわからないが、この当時の映画はこんな作品が多かったのかと想像する。
インド人の友人が自分の村には車なんて走っていなくて馬車ばかりだったと言っていたが、この作品でも自動車は殆ど登場しない。2023年にはインドは中国・米国に次ぐ世界第三位の自動車市場になったが、1990年代はまだまだ自動車は少なかったのだろう。
インドは数百の言語と民族がいてちょっと遠くに行くともう言葉が通じないとも聞くが、そのような場面があった。また暴力行為(特に女性に対する)も多いと聞くが、そのようなことも作品に反映されているのかなと思った。映画は真実ではなくてもインドの社会情勢が作品に取り込まれているのだろうかという意味で、自分には興味深かった。
サントゥリー
2024年4月8日
映画 #ムトゥ #踊るマハラジャ (1995年)鑑賞
日本に記録的なインド映画ブームをもたらした
インド映画界が誇るスーパースター、#ラジニカーント 主演、音楽 #A・R・ラフマーン
極彩色鮮やかな衣装やセットで繰り広げられるミュージカル・シーンは圧巻
見た、笑った、踊った
初めて見たのが映画館でなかったのが残念!2018年よりかなり前に見た気がします。当時の感動とびっくりと笑いと「ありえなーい」は今でもよく覚えています。「濃い」がいい!と思いました。それから「ふくよか」もいい!
この映画に出会っていたので他の素敵なインド映画、そして「RRR」にもつながりました。ありがとう!
【”恋も知らずに、何の人生。”日本にマサラ・ムービーの魅力を伝えた記念碑的作品。スーパースター、ラジニカーントが踊って恋する痛快娯楽巨編。今作後のインド映画に多大なる影響を与えた作品である。】
ー 最初に、正直に申し上げるが、今作は年代的に初鑑賞である。
スーパースター、ラジニカーントの映画を映画館で見たのは、「ロボット」である。
長尺にビビりつつ、たった一人で鑑賞した事は、今でも覚えている。-
■大地主ラージャーの執事兼ボディガードである人気者ムトゥ(ラジニカーント)は、旅回り一座の芝居を鑑賞するも退屈のあまり居眠り。看板女優ランガ(ミーナ)を怒らせ、自ら舞台に上がるはめになるが、得意の歌と踊りで喝采を浴びる。
そんな騒動をよそに、ラージャーがランガに惚れる。
◆感想になってません・・。
・私事で恐縮であるが、私が本格的にインド映画に嵌ったのは、S・S・ラージャマウリ監督の「バーフバリ」シリーズである。
ー 今作の歌って躍る内容に、VFXをこれでもか!という位に使ったアクションシーンと物語の面白さ。テルグ語版、タミル語版を全て見た。最近で言えば同監督の「RRR」である。-
・インド映画は、今作のようなマサラムービーが主流であるが、ここ10年は新たな潮流が生まれている。
1.「マダム・イン・ニューヨーク」・・ある先見性のある日本人の方が内容に惚れ込み、自腹で配給権を取得し、大ヒット。
ー 似たテイストの「めぐり逢わせのお弁当」「あなたの名前を呼べたなら」どれも外国映画に影響を受けた監督が制作している。-
2.アーミル・カーンが主演する「きっと、うまくいく」「PK」「ダンガル きっとつよくなる」「シークレット・スーパースター」
ー 正統的なインド映画の流れを踏襲しつつ、社会的な問題提起もしている。傑作揃いである。-
3.ラップを主体にした「ガリー・ボーイ」やインドの風習に視点を当てた「ジャリカットウ」
4.世界的にも認められた「ホテル・ムンバイ」や、「LION/25年目のただいま」
5.インド映画を郷愁するような「エンドロールのつづき」
<インドに出張で行った際に、映画館で観る映画は、ほぼマサラ・ムービーである。観客は途中から歓声を上げ、一部の人は踊り出す。
今作が、日本だけではなく、世界に与えた影響は多大なるモノだと、本日鑑賞して思いました。
インドの映画館の観衆の熱量って、ホント凄いんですよ!>
日本の映画鑑賞スタイルを変えた一本。だと思う。
「胸アツ上映」「応援上映」等、『ボヘミアン・ラプソディー』では、「一緒に歌う」「足を踏み鳴らす」等がOKの上映が幾つもあった。
映画は静かに観るもの。それは、上映前の注意事項でも確認されるように、マナーであったし、大人としての常識だった。
でも、今は、それが常識・マナーであることは変わりなくも、だから、映画上映の企画ものとして、「〇〇OK」という上映バージョンが組まれることがある。
そのはしりがこの映画。「マサラ上映」。ラジニカーントさんやミーナさんと一緒に踊る! 「インドでは皆映画館で踊っているんだから、私たちも」なんて、企画を目にした。ミーナさんほど着飾れないが、サリーやパンジャビドレス、クルタ等、お化粧もしてというイベントもあった。羨ましく、興味津々なれど、気後れして、まだ参加できていないけれど。
そんな、人々を動かしてしまうパワーを持った映画。
☆ ☆ ☆ ☆
美女が満載、その美女が媚態を尽くして踊りまくる。声も美しい。異国情緒満載。
男性陣は好みの問題かな? でもラスト、ムトゥが最高にいい男に見えてくるから不思議(笑)。
インドで絶大な人気を誇るスーパースターとな。
日本で言うなら、『太陽にほえろ』や『西部警察』の頃の石原裕次郎さんかな?年齢や貫禄を考えると、ラジニカーントさんの踊りっぷりやアクションの決め具合がほとんど脅威!!!
(㊟1995年制作の映画。トム様がアラ還になる大分前で、50代でアクションやっている人なんていなかった頃)
そのうえ、吉幾三さんばりの笑いもとってくれるマルチプレイヤー。いや、凄すぎる(笑)。
ミュージカルあり、アクションあり、涙あり。ロマンスに、コント…。すご~く深い教え、これが胆?
様々なスパイスを投入して微妙~な配合で創り上げた、まさにマサラカレーのような映画。
手ぬぐいのようなショールが舞う。キメポーズに使われるだけでなく、ヌンチャクのように舞う!!!
アクションはカンフーにも似て、窓から落ちるシーンはカンフー映画?マカロニウェスタン?
ついでに『ベンハ―』にはりあったか?というような馬車の群走あり。
(はっはっはっwww)
昭和初期の映画にも似ている。クレージーキャッツ主演の映画のノリ。植木さんが急にズ―ダラ節を歌いだして皆で踊り出すような感じ。
MVかと思うほど、同じ歌を何回も繰り返してくれるのでつい口ずさみそうになる。
とはいえ、物語は前半は正直、眠くなった。一つのシーンがとても長い。みんな、鑑賞しながら踊っているんだろうな。
休憩をはさんで、
後半は意外な展開。ハラハラする場面、胸が苦しくなるような場面あり。
インドの価値観に目を白黒させつつ、感じ入るところもある。そこまで達観できないけれど。
そんな物語の中で、私の好みは大奥様。要所要所で締めてくれるけど、皆を見守って一緒に笑ってくれる。感情表現が豊かで普通の演技。
主要人物は演技して、歌って、踊って、アクションしてって全部できなきゃいけないのね。
悪役アクション担当も、正体がばれるまでは皆で仲良く踊っているよぉ。なごむなあ。
一回目の鑑賞は字幕と主要人物を目で追うことで終わってしまうけど、2回目以降はバックダンサーやセット・景色にも目を配れて新しい笑いが見つかる。
煌びやかな衣装。独特の色使い。それだけでも眼福。
一見の価値ありです。
現在のインド映画はハリウッドのそれよりも高みを行くと感じる事がある
初めて見た。
インド映画が好きなんだが、この映画はアクが強すぎる。ミュージカル仕立てで、日本に入ってきた初期の映画なのだろうが。ストーリーがめちゃくちゃ。一つ一つのアクションや踊りや音楽は悪くないが、繋のストーリーが複雑すぎる。
しかし、インド映画の凄い所は『勤勉は報われる』って事か。やっぱり、ガンジーだと思った。現在のインド映画はハリウッドのそれよりも高みを行くと感じる事がある。
インド映画との出会い
初めてみたインド映画がこの作品で、ポスターがとても印象的だった。
ドラマに歌と踊りと格闘と、エンターテイメントの要素を全部入れて、休憩時間を挟む長尺もなんのその、満腹感たっぷりに映画館を出てきた。
しわせな気持ちになりたいときはインド映画がオススメ。
ブルース・ブラザーズが好きなら気に入るわよ!と勧められ・・・
とにかくランガが美しい!3時間近くの映画のため、途中必要ないと思われるシーンもあるが、ミュージカルシーンのおかげで飽きることなく集中できました。映画の技術は大したことないと思うのだが、ベン・ハーの馬車戦を彷彿させるような馬車での追跡シーンは、本当に映画好きなんだな~とこの映画に対する意気込みを感じました(チグハグでつまんないんですけどね)。
笑えるシーンも満載で、中庭に10時に逢うシーンは大爆笑でした。笑いのネタは使い古されているようなものばかりなのですが、インドの人たちの素朴さを感じられました。
最終的に金持ちが全てであるということを伝える映画かと思い、ラスト直前までは低評価ランプを用意していたのですが、いい意味で裏切られました(笑)。
なかなかぶっ飛んでた。個人的にドリフ見るテンションで鑑賞したのだけ...
なかなかぶっ飛んでた。個人的にドリフ見るテンションで鑑賞したのだけど、インドの人はどういったスタンスでこれを見るのだろう。歌とダンスのところは異国情緒に溢れててすごく楽しいのだけど、ストーリーや演出が陳腐すぎて…例えば安いポルノ映画における濡れ場と濡れ場のつなぎシーンみたいなやっつけ感が満載で早送りしたくなった。これも一周まわって楽しめるなら、最高!ってなるんでしょうねえ。笑
深い作品
踊りあり、歌あり、アクションありのいろんな要素が詰められた面白い映画なんだけれど、テーマ曲や劇中曲の歌詞を聞くと人生について考えさせられる・・・深いメッセージがある作品なのではないかと感じた。
おうち-274
何回見ても心ときめく。
目が2つじゃ足りない。
我が家では、何年かに一度ですが、正月に『踊るマハラジャ』を観るという習慣がありまして、常に録画ストックおります。
てなわけで今年、笑ってはいけない終わりのマハラジャ。
この世には何色の色があるの?と思わせる、多彩な色使い。
何度聴いても、ラ、リ、バ、ニ、ドゥ、ンの音しか聴き取れないけど、歌いたくなる歌(それでも、隣でノリノリで歌う母のテキトー歌詞が全っ然違うことはわかる)。
そこまでキレッキレには出来ないけど、素人が真似したくなるようなダンス(隣でダンスを真似する父。なぜか女性パート)。
そしてお綺麗なインドの女優さん方。私のインドのかわいこちゃん好きは、この映画から始まったんだと思います。
コメディ色強め、新喜劇なみのわかりやすい勧善懲悪ストーリーも好き。
こうして2021年は、トキメキで始まりました🎍今年もよろしくお願いいたします。
映画館で大盛り上がり
公開当時に映画館で観ました。
かなり昔です。
長い映画で、下らなくて、わかりやすいストーリー。
映画館なのに、自然と笑い声が起こり、危機を乗り越えたシーンでは「おぉっ〜!」という声と拍手が自然に起きました。その空気感がめちゃくちゃ楽しかった。
大人しかいない渋谷の単館映画館だったと思うのだけど、初めての経験でした。
くだらなくて、楽しい。
色々と悩んでいた時期でしたが、頭がリフレッシュできました。
あの当時、映画館での観賞は★5つ!
(家でDVDでの観賞は途中で飽きて挫折しました)
今見返すべき映画ではない
インド映画を日本に知らしめた伝説の映画として名高いが、何か感動や楽しさを求めてこの作品を今見返すのはオススメしない。
有名作を話のネタとして見ておく程度で臨むのが良いだろう。
私は前者であり、見事に肩透かしを喰らってしまった。
インド映画のイメージを確立した名作
インド映画の日本での知名度を一気に押し上げた、伝説の作品。この作品のおかげで、インド映画=ダンス満載のミュージカル映画というイメージが確定したと言えるんじゃないでしょうか。
まぁ確かに、ストーリー展開も楽しくて、見てて飽きない。コメディとしても笑えるシーンの連続で、ダンスも凄いって言うより楽しい。
でもこの作品、とにかくミュージカルとして曲が良いのが成功した理由かも。無駄に大袈裟だったり、明るい曲調だったり、ちょっと憂いを帯びた曲だったりと、バラエティに富んでいる(^^)b
ただこの作品、とにかく長い( ^_^ ;)
意味不明なシーンも多かったので、その辺をカットしたらもっと見やすくなるんじゃないかなぁ?( ^_^ ;)
とりあえず、この作品を見てダメなら、インド映画(のミュージカル)はダメかもね~
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