未来世紀ブラジルのレビュー・感想・評価
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評価5の映画史上最高傑作10選+α
2001年宇宙の旅
惑星ソラリス
ブレードランナー
未来世紀ブラジル
ミツバチのささやき
ブリキの太鼓
時計じかけのオレンジ
裸のランチ
ウンタマギルー
ナウシカ
もののけ姫
ストレンジャー・ザン・パラダイス
バグダッド・カフェ
ドゥ・ザ・ライト・シング
※わたしの評価の基準
期待通りで3、期待しすぎで普通でも3、期待せず予備知識もなく面白かったら3、それ以上なら4、それ以下なら2。
よっぽど酷いと1。
期待を裏切る良さがあれば4だし、完全に裏切られるほど期待を遙かに超えてたら5です。
独特のダクト世界、現実と妄想作
ダクトが作る独特の世界観
虫がタイプライターに混入したことからテロリストと勘違いされた人間が誤認逮捕されてしまう
妄想癖のあるサムはサムライとの戦い等で美女を救出
妄想上の美女と瓜二つの女性ジル(本物のテロリストと繋がっている)に出会い二人で逃走を図る
タトルの助けもあり幸せに暮らしたと思いきや逮捕され拷問を受けてからの瀕死の状態でのサムの妄想だった(ジルも既に死亡)
独裁的な社会のメッセージを込めたバッドエンド
ダイスキ
反権力を描いてる所は大好き
熱狂的なファンがいるというカルト映画
夢のシーンのチープさや、ロココ調の紗がかかった絵作りは、カルト映画らしいなぁーと思わせる。
コーエン兄弟の「ビッグリボウスキ」のようだった。
映画の解説は、珍しくウィキペディアに詳しく記載してるのでそちらを見ると良い…
主人公の俳優さんが、全然主人公らしくない人相で、入っていけなかった。
この人、007 トゥモローネバーダイで敵役やってたんだけど、そん時はすごい良かったんだよなぁ
しかもRONINにも出てて、デニーロと共演してる。
あの反権力側のボーイッシュな女が良かった。あの巨大なトラックに乗って、早く一緒に逃げろ!権力から逃げるんだ!と感情移入。
映画会社の意向で作ったハッピーエンドバージョンもいいが、
バッドエンドのオリジナルラストの方がキレ味があるし、より批評的だ。
そしてデニーロ
彼が出ると、途端に安堵。
彼がいるから、最後まで観れた…
いなけりゃ結構きつい…
役柄的にもとても頼りになるデニーロはやはり最高だ。
デニーロは権力側のジャック役をやりたがっていたってエピソードが、何か良いね。
この映画、自分にはいまいちハマらなかったけど、反権力や反政府的な物語はドンピシャだった。
情報省というのが、日本でもすぐにでも出来そう。監督の先見の明だろう。
その情報省がミスで1人の男を殺してしまい、真実を追う男と、権力との闘いとなる。
監督曰く、この映画の政府がテロを利用する様は、正に現代のアメリカが、テロを理由に戦争する様とそっくりだ、と。
今も昔も、権力ってのはそういうもの。
だからおれは権力は嫌いなんだよな…
??????????????
80年代SF
私のテリー・ギリアム初体験は当時公開してた「12モンキーズ」だ。
当時私は10歳くらい。ブラピ目当てに見たがタイムループの難解さやディストピアにあくせくしながらも、切ないラストシーンは今だに鮮明に覚えている。
映画評論家の町山さんのとある談にて登場したり、新作が発表されたりと興味が湧いたので鑑賞。
昨今の私が敬愛する特撮監督さん方がたくさんの影響をこの映画に受けたろうなと、原点を観た感動と、監督の頭の中のイメージを鮮明にとても細かくしかも手作り感たっぷりに映し出され感銘を受けた。
もちろん監督と以外のクリエイターさん達とのケミストリーあってこそなんだろう。
やっぱりラストは切なかったが(最近観たジュード・ロウ主演映画がまんまだったな)、だからこそラストの壮観は胸に残ってる。
個人的にダクトやスチームパンク好きなのでコンセプトデザインに大変大変萌いただいた。
クリエイターさん達のプロフェッショナルさと少しのユーモアと遊び心、最高の贅沢だった。
1990年代初頭にレーザーディスクで最初に手に入れた中の1枚。決し...
生きていたいのか?
長かった
高校生の時に映画館で見てあまりの美術の素晴らしさと複雑なストーリーに圧倒されて長い間好きな映画第一位だった。その後もオールナイト上映などで何回か見てその度に感動したような記憶がある。
映画秘宝のオールタイムベストを決める時に、DVDで見返したところ、当時官僚の天下り問題などに本気で腹を立てていたため、この映画は官僚の話で、仕事もろくにせず女にうつつを抜かす様子に頭に来て、ベストテンに入れなかった。
今回、イオンシネマのシネパスで改めて見た。美術は素晴らしいのだが、昔見た時より、セット感があった。CGの技術が進んで映画全体の映像クオリティが上がってしまったせいか、セットの美術がしょぼく感じてしまったのかもしれない。
複雑な物語は、何が描きたいのかよく分からなかった。大した内容もないままごちゃごちゃしていて、もっとすっきり描くことはできなかったのだろうか。
主人公がけっこうなおじさんなのに、顔だけが好みの女に夢中になって、我を失うほど恋をする。外見が好みなだけでまともな恋愛でもなんでもない。
ヒロインは主人公の思い込みでテロリスト扱いされるのに、キスしたりセックスまでさせてくれて変な女だった。夢の中でかつらをかぶるとすごくきれいな女だと言うことは分かるのだが、普段のあのおばさんみたいな髪型は好きになれない。死んでしまうのはかわいそうだった。
夢の場面はなんてかっこいい映像なのだと思ったのだが、巨大な武者はちょっと剣で突かれると発火するほど弱い。単なるコケおどしだった。
けっこう長くて眠くなってしまった。つまらないアクションシーンがだらだらと続いて今回はディレクターズカットなのかと思って調べたら、昔見たのと同じ長さだった。
こんなすごい映画がヒットしないなんておかしい!と昔は思ったものだが、今見ると仕方がないかなと思う。
(追記)
午前十時の映画祭で7年ぶりにスクリーンで見る。イオンで見た時はハリボテ感があった美術が今回はそうでもなくしっかりしたものに見えた。主人公が夢で見た女に恋をするのは童貞っぽく、現実の彼女が単に運送業をしているだけなのに先走って過剰に守ろうとして騒動を起こすのもいかにも童貞っぽくて、童貞だった自分がこの映画にドはまりするのはまったく納得がいく。今回は、丁寧にさりげなく伏線が張られていることに気が付いた。
誰に対しても、世界に対しても冷ややかな目線で、前回見たときよりは面白く感じたのだが、今回もそれほど魅了されなかった。
詰め込み過ぎのB級感に慣れれば名作?
映画を成立させることは難しいこと
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