「イグアスの滝」ミッション kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
イグアスの滝
クリックして本文を読む
ロバート・デ・ニーロが主役なのかと思っていたけど、やっぱりこの映画ではジェレミー・アイアンズ。そしてリーアム・ニーソンも脇を固めていて、見所いっぱい。
イエズス会の布教活動と、ポルトガルとスペインの領土争い。この三者がイグアスの滝の上の部族を悲劇に追いやってしまう。改宗なんてそう簡単にはいかないと思って観てたけど、意外にも原住民語をペラペラと喋っていたし、コーラスや楽器なども練習できていた。エンニオ・モリコーネの曲も南米の民族音楽ぽい雰囲気を醸し出していました。
結局はポルトガルに土地を委譲する形を取らざるを得なかったが、メンドーサと2人の神父は戦うことを選択する。平和は愛によって導かれると頑なだったガブリエル(アイアンズ)だけはガラニー族の子供たちと教会で祈り続ける・・・
戦いは一方的。ポルトガル軍とスペイン軍がイエズス会を追放するため、原住民を殺しまくる。これが歴史の真実なのだろう。痛ましい。残虐だ。こうやって南米各地に領土を広げたのだと思うと、重苦しくなってしまう。こんなことなら、裁判のシーンでガブリエルが人狩りや奴隷売買を訴えればよかったのに・・・と。
コメントする
ぷにゃぷにゃさんのコメント
2021年1月5日
この映画の音楽は、よくフィギュアスケートのプログラムに使われているので、前から見たいと思ってました。
が、いまだ見ておらず…。
ヨーロッパの南アメリカ進出絡みのお話だと、なんかエグそうですね。