「マダムと泥棒」を配信している動画配信サービス(VOD)
「マダムと泥棒」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 | 月額2,189円(税込)~ | 今すぐ見る |
「マダムと泥棒」の配信サービス詳細
おすすめポイント
映画/ドラマ/アニメ/電子書籍を観るならU-NEXT(ユーネクスト)。名作はもちろん最新作も!豊富な作品の中からお好きな動画を見つけて、是非お楽しみください。
配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
31日間
月額料金
月額2,189円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大4台まで同時再生可能
特典
(ポイント付与等)
毎月1200ポイント付与(購入・レンタル・コミック購入・ライブ配信チケット購入・映画館で使用可能)
支払い方法
クレジットカード(Visa/Master Card/JCB/アメリカン・エキスプレス/ダイナースクラブカード)、キャリア決済(d払い/au PAY(auかんたん決済)/ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)、楽天ペイ、Amazon.co.jp、Apple Account、Google Play、ギフトコード、U-NEXTカード
全作品数
340,000本
見放題作品数
300,000本
映画作品数
見放題17,700本以上/レンタル1,200以上
ドラマ作品数
見放題5,400本以上/レンタル680本以上
アニメ作品数
見放題5,800本以上/レンタル260本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説
若手の脚本家ウィリアム・ローズのオリジナル・シナリオを「成功の甘き香り」のアレクサンダー・マッケンドリックが渡米前にイギリスで監督したスリラー・コメディ。撮影監督はオットー・ヘラー、音楽はトリストラム・ケリイー。主演は「戦場にかける橋」のアレック・ギネス、「完全なる夫」のセシル・パーカー、「戦争と平和」のハーバート・ロム、「文なし横丁の人々」のダニー・グリーン、新人のピーター・セラーズ、七十七歳の老女優カティ・ジョンソン。
あらすじ
ロンドンのキングス・クロス駅近くに住むウィルバーフォース夫人(カティ・ジョンソン)は三十年前夫をなくし今は三羽の鸚鵡を友に暮す無邪気でお人好しの老未亡人だが、時々奇想天外な話を警察に持込んでは署員を辟易させていた。彼女は一人暮しの寂しさから二階の部屋を貸すことにしたが早速現れた借り手はマーカス教授(アレック・ギネス)と名乗る男。友人たちとやっている弦楽五重奏団の練習場にしたいと言い、夫人が承知すると翌日その友達--軍人タイプの少佐(セシル・パーカー)、若いハリイ(ピーター・セラーズ)、大男のワン・ラウンド(ダニー・グリーン)、目つきの鋭いルイ(ハーバート・ロム)の四人を連れてやってきた。が、彼らは音楽をやるとは実は大嘘で五人組の泥棒であった。レコードでメヌエットをかけ夫人をごまかし、連日悪事の相談をしていた。何日か後、相談がまとまり五人は白昼現金輸送車を襲い莫大な紙幣を奪った。犯行には彼らの巧妙な策で知らないうちに夫人も一役買わされていた。夫人の家の二階に運び込んだ現金を分け合うと五人は、長居は無用と早々に部屋を引払うことにした。ところが玄関を出るときワン・ラウンドが持っていたチェロのケースが扉にはさまれ無理に抜こうとしたとたん中に詰めた紙幣が夫人の眼前で吹雪のように飛散ってしまった。驚いた一同は紙幣をかき集め逃げようとしたが夫人に見られた以上逃げても無駄だと再び部屋へ引返すことにした。と、そこへ夫人の四人の友達が訪ねてきた。五重奏を聞きながらパーティを開こうというわけだったのだが、その友達の一人がもっていた新聞に例の事件がデカデカと出ていたため夫人は一切を覚った。教授は夫人を巧く言いくるめようとしたが彼女は警察へ自首すると言い張った。そこで五人は彼女を殺そうと決め、少佐が手を下すことになった。しかし夫人を殺すことが出来ない少佐は、チェロケースを持って窓から逃げようとしてルイに殺された。次の番にハリイがあたった頃から仲間割れが生じはじめ、ハリイも大男も、そしてルイさえも次々と消えて行き、後に残った教授も、汽車の信号機にふれあえない最期を遂げた。翌朝夫人は警察に出掛けた。しかし五人の男が姿を消してお金だけが残っているという夫人の言葉に署長はいつもの事と取りあってくれず、夫人は仕方なく我が家に引返すのだった。
レビュー

因果さん
投稿日:2025-06-17
文句のつけようがない大傑作犯罪コメディ。
お節介でお人好しの未亡人マダムの家に「教授とその友人」を騙る強盗集団が住み着いてしまうという単純な筋立てだが、とにかく映像が凄い。
素朴な部屋に注意深く配置される人物とオブジェクト。そして思いがけぬ位置からゆったりと動き出すカメラ。視覚的な動性と混じり合うことで会話劇は演劇を離陸し、映画へと羽ばたいていく。
特にオウムというオブジェクトが素晴らしい。人物の間に挟まって空間の立体性を強調したり、時には物語の前面に躍り出て場を引っ掻き回したり、モノとヒトの間を絶えず往還する放埒さが清々しかった。
終盤に繰り広げられる自滅劇は圧巻だ。リズミカルなカッティングと音響効果によってどうしようもない惨劇をあくまで喜劇的に描き出す。マダムの自宅の後ろにある線路を用いた一連の活劇も最高だ。画面に漲る緊張が機関車の煙によって一時的に弛緩し、それが消えた瞬間にまた緊張が走る。この繰り返しこそが活劇のキモだろう。
アレクサンダー・マッケンドリックという監督はあまりにも埋もれすぎなんじゃないかと思う。もっと他の作品を観てみたい。
お節介でお人好しの未亡人マダムの家に「教授とその友人」を騙る強盗集団が住み着いてしまうという単純な筋立てだが、とにかく映像が凄い。
素朴な部屋に注意深く配置される人物とオブジェクト。そして思いがけぬ位置からゆったりと動き出すカメラ。視覚的な動性と混じり合うことで会話劇は演劇を離陸し、映画へと羽ばたいていく。
特にオウムというオブジェクトが素晴らしい。人物の間に挟まって空間の立体性を強調したり、時には物語の前面に躍り出て場を引っ掻き回したり、モノとヒトの間を絶えず往還する放埒さが清々しかった。
終盤に繰り広げられる自滅劇は圧巻だ。リズミカルなカッティングと音響効果によってどうしようもない惨劇をあくまで喜劇的に描き出す。マダムの自宅の後ろにある線路を用いた一連の活劇も最高だ。画面に漲る緊張が機関車の煙によって一時的に弛緩し、それが消えた瞬間にまた緊張が走る。この繰り返しこそが活劇のキモだろう。
アレクサンダー・マッケンドリックという監督はあまりにも埋もれすぎなんじゃないかと思う。もっと他の作品を観てみたい。
鑑賞日:2025年6月17日 で鑑賞
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