劇場公開日 1964年12月1日

「凛としたオードリーヘップバーンの表情や振る舞いが素敵です」マイ・フェア・レディ ともさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0凛としたオードリーヘップバーンの表情や振る舞いが素敵です

2024年8月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

これぞ真のシンデレラストーリー!?
フェアレディとはいかなるものなのか、イライザが体当たりで学んで教えてくれます。
舞踏会が終わって家出をした後、ビギンズと話すシーンで、いつまでも花売りの娘として扱ったビギンズでなく、1人のレディとして扱ってくれた大佐からレディとしての振る舞いを学んだということを伝えるシーン、「(女性をレディに仕立てるためには、)どう振る舞うかではなくどう扱われるかです」と凛々しく伝えるシーン、とても印象的でした。
あと、小金持ちになった父親が、貧乏時代はラクだったと嘆いているシーンがとても皮肉的で面白かったのと、イライザに散々いつもの調子で伝えた末に「自分の足で立て。お前ならできる。」と最もらしいセリフを伝えていたのがなんかよかった。なんとなく背中を押された気がしました。笑

発音を習得するところのシーンは、ヘレンケラーが「ウォーター」と言うときばりの雷が走ったような表現で、「えー!!そんな閃くみたいな感じで習得するのー!?」と少し拍子抜けでしたがそれもおもろかったです笑

そしてなんといっても、オードリーヘップバーンのなんと美しきことよ…
美しく着飾った時の溢れる気品には脱帽…
そして、粗野な花売りのときの姿も魅力的…
てか、登場人物みんなたっていて、とても魅力的だった!

とも