「海女と蛸」ポゼッション(1980) 刺繍屋さんの映画レビュー(感想・評価)
海女と蛸
前々から気になっていたのですが、今頃になって漸く鑑賞しました。
…ただただ、イザベル・アジャーニさんの演技に圧倒される2時間でした。
サム・ニールさんやハインツ・ベンネントさん、ミシェル・ホーベン君の存在も欠かせませんが、イザベル・アジャーニさんなくしては成り立たない作品ですね。
殆ど狂気に彩られたシーンばかりなのに加え、クリーチャーとの絡み(葛飾北斎の有名な浮世絵の影響を受けたんでしょうね)まで有るこの作品のオファーをよく受けたものだと思いますし、それを見事に演じ切ったのは称賛に値しますよね。
ジャンル分けではホラーになっていますが、ホラーというジャンルに括ってもよいのか分からないくらい、異質な作品ですね。
しかも、彼らの背景やここに至るまでの説明的なシーンが殆ど無いので、推測するしかありませんし、終盤の展開から結末も含め、解説が欲しくなりますよね。
お勧めするには衝撃的な作品ですが、観て損はないと思いますよ。
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