ボクシング・ヘレナ

劇場公開日:

解説

愛する女の手足を切断し、自分の部屋に監禁する異常な男の姿を描いたラヴ・ストーリー。主役を演じる予定だったキム・ベイシンガーの途中降板が話題になった。監督・脚本は、「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の七日間」の監督デイヴィッド・リンチの娘で、本作が第一回監督作品となるジェニファー・リンチ。製作はカール・マッツォコーネと原案を兼ねるフィリップ・キャランド。エグゼクティヴ・プロデューサーはジェームズ・シェイファーとラリー・シュガー。撮影はフランク・バイヤーズ。音楽はグリーム・レヴェルが担当。主演は「二十日鼠と人間」のシェリリン・フェン、「ヴァージニア」のジュリアン・サンズ。他に「ジェラシー」などで役者としても活躍するサイモン&ガーファンクルのアーサー・ガーファンクル、「いまを生きる」のカートウッド・スミス、「トレスパス」のビル・パクストンなど。

1993年製作/アメリカ
原題または英題:Boxing Helena
配給:ヒューマックス=ギャガコミュニケーションズ
劇場公開日:1993年9月18日

ストーリー

医師ニック(ジュリアン・サンズ)は母の葬儀を終え、数年ぶりに両親の屋敷を訪れた。屋敷はニックに忌まわしい記憶を蘇らせた。それは男を屋敷に誘い込み、快楽にふける母の姿である。母のあらわな肢体は少年の心に深い傷を残した。しかしその傷は母への妄執に変わり、屋敷への転居を決意させる。そんなある日、ニックはバーでかつて一夜を過ごした女性ヘレナ(シェリリン・フェン)と再会する。恋人アン(ベッツィー・クラーク)と食事の約束をしたものの、ヘレナとの再会はあまりにも強烈だった。その夜、ニックはアンとの約束も忘れ気づいたときにはヘレナの家を覗きこんでいた。その彼女が恋人レイ(ビル・パクストン)と戯れるのを見つめるのだった。数日後ニックはパーティを開いた。新居のお披露目は名目で、目的はヘナレと関係を結ぶことだった。だが彼女は彼に恥をかかせ、他の男とふたりで消えてしまう。失意のどん底に落とされたニックは、ヘレナへの想いをますます燃え上がらせるのだった。数週間後、同僚のアラン(カートウッド・スミス)が欠勤の続くニックを訪ねてきた。そこで、アランは両足を切断されたヘレナを見つける。ニックは事故で両足を失ったヘレナを部屋の中に閉じこめていたのだ。ニックは自分の地位を譲るという条件でアランを口止めし、追い返す。籠の鳥同然になったヘレナ。しかし彼女は性的不能者のニックをなじり、彼より精神的に優位に立っていた。だがニックの彼女への想いは募るばかりで、ついにヘレナの両腕も切断してしまう。無抵抗となったヘレナは折れ、ニックを求める。しかし、過去の傷から逃れられないニック。いつしかふたりの間には奇妙な愛情が芽生えていた。しかしヘレナを探すレイが屋敷にやって来て、ニックと乱闘になる。フロアに立っているミロのビーナスがニックの頭上に倒れ…。ニックはヘレナが入院している病室で目覚めた。医師がやって来て、ヘレナの足を切断せずに済んだことをニックに告げるのだった。

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映画レビュー

4.0色々と衝撃的

2022年4月18日
Androidアプリから投稿

その昔。 深夜に放送されてて、たまたま観て、 すごく衝撃を受けた作品。 (個人的にはトラウマ映画と言っても良い。) あまり有名ではないですが、 観ても良い作品ではあると思います。 (とはいえ、期待値上げすぎないように!) なお、題名はボクシングとありますが、 殴り合うボクシングと全く異なります。 ↑念の為。笑

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neo