劇場公開日 1986年6月7日

暴走機関車のレビュー・感想・評価

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4.5ケダモノより悪いのは人間なり

2021年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

凶悪脱獄犯マニーが、女から罵られる。   あなたはケダモノよ!
マニーは答える。    ケダモノより悪い、 俺は人間だ。

演劇的でストレートな言い回しだが、 映画の中ではしっかりとリアリティが息づいていた。 監督の手腕もあるが、 脚本がいいと素晴らしい映画ができるーその見本のような映画だと思う。 名優ジョンボイトはもちろん、チンピラ役のエリックロバーツ他、役者たちの演技も実にいい。 理屈抜きに最後まで魅入ってしまう。

黒沢へのリスペクトと、良いものを創りたいというスタッフの熱意が伝わってくる、素晴らしい一本だ。

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Garu

4.0ボイト君の一番よい作品

2021年12月24日
PCから投稿

ボイト君は何となく坊ちゃん風なので、ハードな役をやっても何となく迫力不足ですが、この作品は初めて迫力満点でした。
アクション映画の佳作だと思って観ていたら、最後のシーンは結構泣きそうになりました。黒澤の原案よりも改訂したこっちの方がよいと思います。

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越後屋

1.0どこか一つでも黒澤明へのリスペクトを見せて欲しかったものだ

2020年8月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

つまらない
タイトルロールで黒澤明原案と誇らしげにでる
しかし、こんなことでは名前を使われる方が迷惑だろう
テレビスペシャルの程度の作品だ

配役も、俳優も、演技も、脚本、演出も、編集も、撮影も、音楽も、何もかも良いところがない
どこか一つでも黒澤明へのリスペクトを見せて欲しかったものだ
何一つ感じられない

黒澤明監督が、米国で本作をもし本当に撮れていたならどんな作品になっていたろうか?
それをあれこれ空想してみる
そんな楽しみ方しかない

がっかりだ

黒澤明原案とあるが、どちらかといえば1975年佐藤純弥監督の「新幹線大爆破」から由来のシーンが多いように感じる
コンピューター列車指令板での列車の状況説明、人命を犠牲にする指令は上司にさせず自ら下す指令員などはそのものだろう

口直しに、ジョン・フランケンハイマー監督の1964年の作品「大列車作戦」をご覧になられることをお勧めします
暴走機関車とはこれだという映画です

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あき240

3.5黒澤映画の男性的なドラマツルギーとソビエト映画の冷たさとアメリカ映画の娯楽性がミックスされた珍しい味わいの映画

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

黒澤明監督の原案をソビエトのアンドレイ・コンチャロフスキー監督が映画化したアメリカ映画。脱獄の逃走劇を疾走する列車の迫力にスペクタクル化した映画的な題材。厳寒のアラスカを舞台に凍り付く寒さと、男同士の抜き差しならぬ対立の熱さが合体した男性映画。主演のジョン・ボイドが役者として立派なのに感心すると共に、エリック・ロバーツの若僧振りも上手い。黒澤監督らしい基本的ルーティンに裏打ちされたドラマツルギーが何処となく感じられるところも興味深い。日本とソビエトとアメリカのそれぞれの映画の色彩がミックスされた味わいが楽しめる珍しい作品。

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Gustav

2.5最初の刑務所パートが退屈でつまらないけどこれを耐え抜いたらやっと暴...

2018年12月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

最初の刑務所パートが退屈でつまらないけどこれを耐え抜いたらやっと暴走機関車に突入。
途中マニを見損なったけど、最後の最後、マニはやっぱり皆のヒーローだった。
めちゃくちゃつまらなくもない、かといっておもしろくもなく普通だったな。

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かぼはる

3.0原案:黒澤明

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy