ペーパー・ムーンのレビュー・感想・評価
全52件中、1~20件目を表示
タイトルなし(ネタバレ)
テイタム・オニールのファンであったが、9歳の少女を16歳の第二成長期末期のクソガキが好きと言えない時代だった。従って、ストーリーもままならぬ印象しかない。今日は二回目の鑑賞。
また、この頃は『パパと呼ばないで』とかでクソガキ子役が流行っていたかもしれない。
小津安二郎監督の様なモンタージュの手法をうまく取り入れているので評価する。しかし、世襲映画に変わりない。勿論、親父がうまいことやっている。娘に食われているんだろうね。
ライアン・オニール亡くなって12/8で1年なんだね。あれから、約50年か!
ライアン・オニールさんの冥福をお祈りします。
0061 聖書ってあんた持ってるのにまだ買うの?
1974年公開
女ざかりライアンオニールのお陰で
ガンガン手を焼くようになったテータムと
仲直りするため撮影現場に連れて行ったところ
あ、この子イメージピッタリやん。是非出演を。
白黒が時代感を増幅させるロードムービー。
天才子役の名にふさわしくテータムの演技が爆発する。
最後は親子?関係が続くよう祈らずにはいられない。
月の写真はウルっときますなあ。
80点
テレビ初鑑賞 1982年5月9日『日曜洋画劇場』
痛快のちホロリ
追っかけ
この映画を好きだという方に訊ねたい。 どのシーンで、主人公二人のこ...
文句なく観て良かった作品
ずいぶん以前にレンタルで観たのだけど忘れている所多々あり。
グラマーダンサーのトリクシーとその付き人の黒人少女の存在は
丸ごと忘れていたので新鮮でした。
何よりも主人公の二人が働く詐欺シーンが秀逸。
子供のアディの方がよっぽど臨機応変で詐欺師の素質あり!!
その反面、ちょっぴり子供らしいシーンもほの見えて
未だに破られていないアカデミー最年少受賞も納得の演技。
ライアン・オニールもチンケな小悪党、適度にダメダメな親父ぶりで
「ある愛の詩」で二枚目俳優として人気だった当時としては
よくこの役を受けたな〜〜とある意味、感心した。
話の中盤
グラマーダンサーのトリクシーに夢中になるモーゼ(父親)に
拗ねてしまったアディ(娘の様な存在))を説得するトリクシーが
この娘にはこども騙しは通用しないと瞬時に判断して
思わず女の本音で話すところが、なんとも良い。
モーゼが早くトリクシーから目を覚ます様に画策するところも
女VS女みたいな感じで、徹底的にドライで小気味良い。
そしてラストシーンまで余計なお涙頂戴に落ちる事なく
ドライなままで終わるので逆に余韻が残る。
ラストの長い長い長回しを観ている観客は
トラックの二人の会話を想像するのも楽しい〜〜
★もう一度観るなら?
「有料チャンネルやレンタルでじっくり観たい」
ライアン・オニールを偲んで
ライアン・オニール
12月8日(日本時間では9日)82歳で他界
娘は俳優のテイタム・オニール
息子はテイタムとは腹違いの弟でエンゼルス戦の実況でお馴染みのスポーツキャスターのパトリック・オニール
『がんばれ!ベアーズ』のテイタム・オニール関連で鑑賞したのはレンタルVHS時代
それ以来久々2度目の鑑賞
コメディー
ロードムービー
舞台は1935年アメリカ中西部
なぜかカラー映画全盛の73年に白黒映画
大恐慌時代の雰囲気を出したかっただろうか
Wikiだったがオニール親子が金髪で青目という理由は全くの意味不明
あらすじ
モーゼ・プレイが交際していたバーの女が別の交際相手が運転する車に同乗し交通事故で亡くなった
亡くなった女には9歳の娘アディ・ロギンス
身寄りはミズーリ州に住んでいる母親の姉だけ
モーゼは弔問していた女たちに押しつけられる形でアディを母親の姉に届けることに
モーゼはアディの母親が亡くなった原因の男の兄に裁判沙汰をちらつかせ200ドルをせしめた
しかしそのカネは自分のモノだとモーゼを責め立てるアディ
殆ど使い果たしたモーゼはアディを伯母の家に送り届ける途中で詐欺まがいの聖書販売で少しずつ借りを返すことに
この作品でテータムはアカデミー賞助演女優賞受賞
当時最年少10歳での受賞は今も破られていない記録
『がんばれ!ベアーズ』までは順風満帆だったテイタムだったがその後は役に恵まれず伸び悩む
薬物中毒にマイケル・ジャクソンとの交際にジョン・マッケンローとの結婚と3人の子供の出産
赤裸々な自伝発表
その本は現役時代審判に対する激しい抗議などで悪童と呼ばれたマッケンローでさえドン引きするほどの内容だったらしい
波乱万丈映画のようなテータムのしくじり人生
どっこい生きてる60歳
演技経験が乏しいテータムが主役を務めた父親を食った形
殆ど終始むっつりと膨れて不満顔のテータムがいい味を出している
リボンをつけたときの表情
写真に写った母のポーズを真似したあと香水をつけてウキウキになったものの翌日モーゼには気に食わなかったようでむっつりのアディがおかしかった
アディはようじょながら狡賢く策略家で大人をハメることに関してはモーゼより一枚も二枚も上
それがまた面白い
トリクシーがぐずるアディを説得するため土手を登る際に滑ってこけそうになり思わず「son of a bitch!」と言うところ面白い
「son of a bitch」とか「Shit」とかいちいち訳さんでいい
ラストも最高
「まだ200ドル貸しよ」
ソフト帽を地面に叩きつけるモーゼ
サイドブレーキの不具合か勝手に走り出すトラック
急いで乗り込むオニール親子
トラックが道を進みどんどん小さくなっていく
小粋なエンディングテーマに短めのエンドロール
名作です
ちなみに劇中でアディ演じるテータム・オニールがちょくちょく煙草を吸うシーンがあるがもちろん偽物である
プライベートでは吸ってたかもしれないが
しかしトラックの無免許運転は明らかに違法ではないか
でもそこは自由な国アメリカ
古き良きアメリカ
今はトランスジェンダーやイスラエルなどで自由も屁ったくれもないが
配役
聖書を騙して売りつける詐欺師のモーゼ・プレイにライアン・オニール
モーゼ・プレイの亡くなった恋人の娘のアディ・ロギンスにテータム・オニール
旅の途中でモーゼとアディの車に同乗するダンサーのトリクシー・デライトにマデリーン・カーン
トリクシーのマネージャーを務める眼鏡をかけた黒人少女のイモジンにP・J・ジョンソン
追悼 ライアン・オニール‼️
白黒の素朴な画面に、一人の詐欺師と、親のいない少女の珍道中と心の交流を、ピーター・ボグダノヴィッチ監督のクラシック映画みたいな趣味の作風の中に、エンターテインメントとしての面白さも盛り込んでくれた珠玉の名作‼️ホント大好きな映画です‼️聖書のインチキ販売で旅を続ける詐欺師ライアン・オニールが、ひょんなことから誰の子が分からない知り合いの娘を、遠い親戚に送り届けることに。ところがこの小娘テイタム・オニールが彼を上回る悪知恵の持ち主で、鮮やかに詐欺の手助け‼️ "紙でできた月" 同様、ホンモノ以上に温かい、ニセの親子関係が胸を温かくしてくれます‼️当時9歳のテイタムの可愛らしさ、その破壊力が凄まじく、ちょっぴり生意気な台詞も、タバコを吸う仕草も、香水を大量につけて大人のマネをするシーンも、実に決まっている‼️詐欺師役のライアンも頭が悪く、金は無く、大嘘つきで、女にもだらしない駄目人間‼️なんだか自分を観ているようで妙に共感してしまう‼️彼の駄目人間ぶりが際立つほど、その後の彼の優しさにジーンときてしまう‼️この二人はもちろん実際の親子で、息がピッタリなのは当たり前なのですが、二人の間に徐々に芽生える愛情は親子ならではの説得力がありますね‼️また、あばずれ女役のマデリーン・カーンも、この人以外には考えられないハマり役‼️そして音楽‼️同名タイトルの古いスタンダード曲や、ビング・クロスビーの歌声、トミー・ドーシー楽団の軽快なジャズ、ビクター・ヤング、ホーギー・カーマイケルなどの懐かしいメロディが、クラシック・カーのラジオや小さなホテルの古いラジオから流れてくるのだからたまりません‼️ホント挫けそうになった時に是非観て欲しい、ロードムービー、バディムービーの教科書みたいな作品‼️元気もらえますよ‼️
テイタム・オニールの表現力に驚愕する
オープニングの曲で宮沢りえ主演の邦画「紙の月」が頭をよぎった。歌詞の内容も合っていると思うし、「紙の月」は多分これのことなんだと思った。
中盤ではフェリーニ監督の「道」が頭をよぎった。「道」を連想させた場面はネタバレになるので書けないが、この2作は似た系統の作品なのだと思った。
そして終盤で「ALWAYS 三丁目の夕日」が頭をよぎった。
と、まぁ色々と面白く観たわけですが、やはり最大の魅力はアディとモーセの関係性やキャラクター、二人の掛け合いになるだろう。
この二人、演じたテイタム・オニールとライアン・オニールは実の親子なのですが、序盤で顔が似ている似ていないで言い争うシーンなど可笑しくなる。
終始コミカルに、表情豊かに、絶妙な呼吸で、不思議な温かさを届けてくれた。
評判のよいクラシック作品なのは知っていたが、なんとなく陰気くさいジメっとしたものを想像していたので敬遠していたが今まで勿体ないことをしていた。
陰気くさいどころかコメディ作品で大いに笑わせてもらったし、朽ちることのない名作で間違いない。
古いのに面白い
まぁ本当のお父さんだったのかどうなのかは見る側の想像に任せるって感じなんだろうね。
でもオレは親子だったと思いたい。
てか絶対に親子だろ!?
詐欺師の才能受け継ぎすぎやろ!(笑)
最後に辿り着いたら予想と違ってとても優しい叔母さん。裕福なお家で、欲しかったピアノもある。
それなのに…
一緒にいることが一番の幸せなんだね。
ラストの延々と続く長〜〜〜〜い道。
2人の行く末に笑いと涙と幸あれ!と願いたくなりました。
(あの道路ってまだアメリカの何処かにあるのかな…?行ってみたい。)
ロードムービー好きにはたまらない作品でした👍
タイトルなし
キュンとくる作品。シンプルだけど面白い。小銭を稼ぐ程度のオシゴト迄は気楽に眺めていられたが、酒の密売人を相手にする辺りから雲行きが怪しくなる。絶対失敗すると思って観ていたら案の定失敗してハラハラ・ドキドキ。
ラストの画面向こうにトラックで走り去っていく二人、まだまだ二人の信頼関係も不十分で危なっかしいけれど、映画よりも更に素晴らしい旅になって欲しい。
モノクロ作品なのに夜のシーンは時々カラー作品かと錯覚してしまう時があった。
少し前に観たマッチスティック・メンと設定が似ていてオマージュされている作品だなと思った。
やられました
見せかけの月からの本物の月だと信じたい心境に段々と変化していくロードムービー❀
1930年代のアメリカ中西部、大恐慌期
母親が生きていた頃から心のなかに寂しさを
思いながらラジオの音楽を聴いていた
9歳の少女、アディー。
母親の事故による突然の死。
20 0ドル、お金を受け取るためだけに現れた
詐欺師まがいのモーゼ。
200ドル貸しだと始まった2人の車の旅は
ぶつかり合うことがあっても、本物の父親と娘に近付いていく、深い絆が描かれていました。
実際に演じたのは、親子である
テイタム・オニールとライアン・オニールでしたが。
禁酒法があった時代。
モノクロのレトロなファッション。
喫茶店で食べるホットドック。
新聞の記事を読んでから訪問して聖書を売り
得たお金。
捕まったときに咄嗟の機転を働かせる少女
アディー。
リボンの付いた帽子をかぶっている姿
大人びた言動をしてタバコを吸う場面。
少女だったテイタム・オニールのボーイッシュな一面と可愛らしい魅力にあふれていました。
アディーは、裕福な生活に憧れがありながら
モーゼが父親だと信じたい気持ちに駆られていたことを確信しました。
2人が父娘のように惹かれ合う作品でした。
優しい気持ちになれるよ、きっと
父親だから一緒にいたいのではなく、あなただから一緒にいたい
母親を交通事故で亡くした少女と詐欺師の男性の交流を描く。
モノクロだけど、余計な色彩が無い分、二人の会話や交流が鮮明に映る。
詐欺師の男性は少女の母親と一時期恋仲だったようで、
葬儀に花を手向けに来たところ、少女を遠方の親戚のところまで送る役目を押し付けられる。
さすがは詐欺師、そんな出来事も勝機とばかりにお金をだまし取る。
お金だけ取って、親戚のところへ少女を送り届けず、電車に1人乗せようとしたところ、
少女の方が一枚上手で、最初の約束通り、少女を車で送らないといけなくなった。
渋々と少女を連れながら、ついでにいつも通りの詐欺行為をしていたら、なんと彼女にも詐欺の才能が!
もちろん犯罪行為なんだけど、彼女なりの軸があることが物語を通して伝わってくるからそんなに嫌悪感ないかな。
男一人で詐欺をするよりも儲かるぞ!と二人で息ぴったりな詐欺行為の数々をこなしていくんだけど、なんか憎めない。
母親と恋仲にあったことから、「本当にお父さん?」と思う場面もあるけど、
血のつながりよりも心のつながりにフォーカスした描き方を徹底しているように感じた。
父親だから一緒にいたいのではなく、あなただから一緒にいたい、そんな言葉が聞こえたような気がした。
血のつながりも縁もゆかりもない大人と子供が疑似家族として絆を深めていく構成は
チャップリンの『キッド』を彷彿させる。キッドは1920年代、こちらは1970年代、
半世紀経っても、心の繋がりを拠り所とする人間関係が人々を魅了するのは変わらないようだ。
アメリカ大恐慌時代の詐欺師の楽しい映画
今日は、『怒りの葡萄』を観てから、この映画『ペーパー・ムーン』を観た。
両方とも1930年代のアメリカ、大恐慌時代を背景にアメリカ中西部を描いた映画であり、本作のピーター・ボグダノヴィッチ監督はジョン・フォード監督を尊敬していたため、この映画でライアン・オニールが運転する車は「『怒りの葡萄』の農民一家のトラック」とすれ違う場面がある。
それを確認したかったので、本日、この2作を続けて観た。…ヒマ人である(笑)
この『ペーパー・ムーン』の初見は学生時代(1979年8月)の銀座ロキシー(2本立て)、43年ぶりに鑑賞。
久しぶりに観て、「こんなに面白い映画だったっけ?」と思える楽しさだった。
多分、初めて観た時には、「なんで9歳の少女がタバコを吸うんだ?」というのを結構気にしてしまったので、気が散っていたかも知れない。
今回は、「大昔の話だし、そんなもんかな?」と観る前から思っていたので、物語に集中できた気がするのと、カメラワークの見事さに驚いた!
本作は、大恐慌時代のアメリカで、詐欺師(ライアン・オニール)が聖書を売りつけているが、みなしごの9歳の少女(テイタム・オニール)を親戚の家(ミズーリ州)まで届けることになる。
その道中、詐欺をしながら、さまざまなことが起きる楽しいエピソードが描かれ、観終わると心温まるような気持ちになる物語。
ニューヨークの大西洋に面した大きな遊園地コニー・アイランドは、ダグラス・サーク監督の『悲しみは空の彼方に』でも映されていたが、コニー・アイランドの名物はホットドッグ。
この『ペーバー・ムーン』では食堂でライアン・オニールがテイタム・オニールに「コニーアイランドを食べるか?」と言って注文するが、テイタムがなかなか食べないので「コニーアイランドを食べろよ」というセリフを5~6回繰り返す。これが耳に残る(笑)
(※)日本語字幕は「ホットドッグ、食べろよ」との記載。
この映画で、テイタム・オニールは機転をきかせた少女を見事に演じて、アカデミー助演女優賞を獲得。それだけの価値はある。
ライアン&テイタム親子の姿が微笑ましい映画であり、傑作!
詐欺師の親子の旅物語(ロードムービ-)
1930年代、禁酒法施行下のアメリカが舞台のモノクロ映画。
オンボロ車に乗りながら運転席には聖書を売りながら詐欺師の男と(ライアン.オニール)
、知人の娘。むっつり顔の9才の女の子(テータイム.オニール)
を乗せて、たびが始まる。車からは1930年代のラジオの番組。流行歌や黒人ジャズが流れている。
良き時代のアメリカの風景が、走る自動車の窓から見えてくる。
何とも粋な映画だろう。この映画の楽しさはなんと言っても実の親子でもある、詐欺師の親子の絶妙な掛け合いだ。詐欺師と言っても、どこかユーモラスでおっちょこちょい。詐欺師でも悪意が感じられない。そしてなんと言っても、テータイム.オニールの賢くウィットにとんだやりとり。
9才の女の子の機転の利く助けで、売れなかった聖書が次々と売れる。
女の子にせがまれて、夜の遊園地の中で、ペーパームーン(紙のお月様のモニュメント)に座り写真を撮る二人。
いつもはむっつり顔の女の子が、この時ばかりは頭にリボンを付けておすまし顔。
ロマンチックでモダンなロードムービ-。
叔母さんのところまで、届けるつもりの出会いだったが…いつしか、本当の親子のような愛情が芽生え。
作り物の紙の月様が、本物のお月様に変わるとき。
映画を観るものに、優しい気持ちにしてくれる、1970代の名作映画。
これぞ、アメリカ。
【テータム・オニールのツンと澄ました表情の中の、寂しげな瞳にヤラレタ作品。その後の、実父ライアン・オニールとの関係性が滲み出ている作品でもある。】
ー 内容は、巷間に流布しているので割愛。
但し、テータム・オニールのツンと澄ました表情と寂しげな瞳と聡明な姿が印象的な作品。
自分を娘と認めない詐欺師の男モーゼを演じた実父、ライアン・オニールとの、その後の関係性を考えると、ラストシーンなど、複雑な気持ちになってしまう作品。-
・テータム・オニールに小学生の時に夢中になったのは、「頑張れ、ベアーズ!」を見たからである。男の子のようなショートヘア―で、おしゃまな彼女が、弱小チームのエースとして活躍する姿にヤラレタのである。
・その後、今作を観て、初見の時には相変わらずの眩しそうな眼と、滅多に笑わない表情。だが、聡明さ溢れる少女を好演していて、これは最年少オスカーを獲ったのは、良く分かるなあ・・、と思ったモノである。
・だが、彼女は「頑張れ、ベアーズ!」以降、目立った作品は無く、女優活動を続けていたが、後年知った、父ライアン・オニールの駄目父振りを知った時には、ショックであった。
・更に、マッケンローと結婚したと知った時には”大丈夫か?”と思ってしまった事を覚えている。
ー 大丈夫ではなかった・・。-
<天才子役は大成しないというジンクスは、彼女の芸能生活から起きてしまったと思う。
けれど、それは彼女自身のせいではなく、彼女を本来であれば守るべき父が、障壁になっていたと言う事実を知った時には、暗澹たる気持ちになってしまった。
救いは、現在の彼女が幸せそうに見える事である。
この作品を最初に観た際には、流石、テータム・オニールだなあ、と思いながら観たのだが、その後色々な雑音を知ってしまい、三度目の鑑賞の際には複雑な気持ちになってしまった作品でもある。
けれど、作品自体はテータム・オニールの魅力爆発の、素敵なコメディ映画であるので、未見の方には「頑張れ、ベアーズ!」と併せて、是非、観賞して頂きたい作品である。>
全52件中、1~20件目を表示