ペイバックのレビュー・感想・評価
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謎のこだわりw
泥棒のメルギブソンが自分の分け前の700万ドルを取り返す話。
取り返すためには何でもする。
結局マフィアを殺したり、その息子を人質にとったり。
それ以上の額を取る気もなく、ただ約束の700万ドルを
払わせることだけに執念を燃やす。
もはやコメディ。恐ろしい執念深さ。
キャリアの分岐点
本数は減ったものの、今でも主演作や、監督作が公開されるメル・ギブソン。 彼のキャリアの中でも、確実に分岐点と言える作品がこれだろう。それを世間では「落ち目」という言い方をしたりするが、ちょっと違う。 アクション俳優としての可能性をある程度見限り、こののち、監督としても前例のないメガヒットを記録しているし、アクション以外のロマ・コメという畑違いのジャンルで、ナンバーワンヒットを記録している。アニメの声優にもチャレンジをしており、俳優としていろんな可能性を試していた時期がこのころ。その、アクションスターとしてのキャリアにくさびを打ち込んだ作品がこの映画で、それまでは絵空事の現実離れをしたヒーローを演じていたのが、人間臭い性格俳優のような役作りをするようになったのだ。ちょっとダークで、悪党の要素も半分含んだキャラクターを、シュアに演じている。やはり彼は俳優としてのスキルはズバ抜けているのだ。 原作のキャラクターはシリーズ化も視野に入れていたようだが、残念ながら単発で終わったよう。そして、相変わらず女性のキャラクターが弱い。まあ、でも映画としては一定の水準を満たしており、十分楽しめるレベルの作品だ。
今度は悪党(ワル)だ
メル・ギブソンが見事な悪を演じている。冷酷だが純粋な悪。人を傷付ける事を目的とせず目的遂行の為には手段を選ばぬ悪のプロフェショナル。でもスマートではなくどちらかと言えば不器用な悪。不器用だが決して諦めない悪。ちなみに日本テレビ系金曜ロードショーでは新録で小山力也が吹き替えてる。
メルギブソン
結構有名な俳優が出ている。7万ドルと言い続けているのに、13万ドルと答える。 最後に持ち帰ったのは、7万ドルだったのだろうか。 隠れ家のホテルに仕掛けられたものも見事に利用して面白い。 ミッシェルリューがここで出てくるのか。 オープニングから、ハードボイルドである。 だから、玉子でも茹でてろ。と言ったのか?
なぜパーカーじゃないのかわからないが。
原作未読。死ぬ前に読めや。 『LAコンフィデンシャル』のヘルゲランドが監督/脚本で『悪党パーカー 人狩り』を再映画化したということで、「試写? 行きたいですぅ!』と喜び勇んで観たわけだが。 「また『LA…』クラスの傑作だったらどうしよう。ブライアン兄さんに一生ついていくわー」などとウキウキだったが。 うーんなんでしょね。おそらく流儀/矜恃みたいなものが観客にアピールされるべきものだったと思うが、その辺が今ひとつ伝わってこないのでただ金に執着しすぎる人に見えちゃうって、カタルシスを得られにくい。メル・ギブソンの暴走ぶりを観るだけ。
まあまあ原作に忠実でした
原作の悪党パーカー読んでいたので、まあまあ原作に忠実で好感がもてました。 拷問シーンは全く必要なかったけど。拷問好きのメル・ギブソンだからしょうがないけど、普通、あそこで殺されるやろ(笑)
人の値段
ハードボイルド復讐劇。 バイオレンス多めでした。 画面全体が青暗いです。 「俺の取り分を返せ。」 主人公の動機は至ってシンプル。 なかなか上手いこと考えたなというシナリオでしたが、主要人物が皆犯罪に関わっているので感情移入はしづらいです。Lucy Liuの女王様ぶりが見られます。
納得できない点も多い
序盤の復讐の準備をしているところが一番ワクワクしました。 残念だったのは、7万ドルにああも必死になる理由がわからないまま終わってしまったこと。 意地や信念?作中でも問われていましたが、ちゃんと答えてはいなかったので…自分の取り分の7万ドルだけを請求し続ける様は格好良いのですが。 そこに納得できる理由があればもう少し話に入り込めたかも。 あとは登場人物が多いので1人1人のキャラが薄いうえ、上手く絡められておらず、その場繋ぎの舞台装置にされている印象でもったいない。 主人公の奥さん、チャイニーズマフィア、ステッグマン、警官2人組とか。 特にロージーがいる分、奥さんの存在意義がほとんどないような…物語のとっかかりではありますが… もしかして奥さんの仇を取るため、クスリを売る組織を潰すのが主人公の真の目的だったのか? その割には奥さんを大切に思う描写がないんですよね…ロージーに対してはあるのに。 それと、敵組織の警備が緩すぎるのも気になりました。終盤になってもあまり警戒されている様子がなかったので。 メルギブソンは渋くて役に合っていたと思います。痛がる演技は見てて辛くなるほどでした。 画面は常に暗めで、復讐劇らしさがありました。 モノローグの入れ方が珍しかったです。ハードボイルド調でなんだか好きでした。 アクション面はあまり印象に残らなかったですね。古さを感じる部分もありました。 ちょっとした笑いどころがあるのはよかったです。 7万ドルだと言っているのに何度も13万ドルと言われるところとか、フェアファックスのワニ皮の鞄持たせられた部下2人とか。 フェアファックスのキャラクター付けが一番ユニークで好きでした。 ラストは気持ちのいい終わり方でした。あー!これ使うのか!という。
ルーシー・リュー
命の値段は7万ドル。ハードボイルド風に傷ついたメルちゃんのオープニング。知り合いは皆生きていることにびっくり。ヴァルを探し当てたポーターは13万ドルを取り戻せと迫る。そのとき寝ていたのがルーシー・リュー。彼女に対する捨て台詞が「卵をゆでろ」 時折カッコいいセリフを吐いたりするけど、基本的には復讐なんだか、泥棒の意地なんだか、よくわからない。
かっくいー!
強盗を生業にするポーターは、妻と相棒ヴァルに裏切られる瀕死の状態に。生死の境から甦ったポーターは、ヴァルに奪われた7万ドルを取り返すため、ヴァルの背後にある組織をも敵に回したった1人で立ち向かう。 とにかくかっくいー!オープニングからかっくいー! 音楽がかっくいー! メルギブが事も無げにあれこれ盗んだり静かに相手にすごんだりする姿がかっくいー! ついでにSM嬢ルーシー・リューはビッチが似合ってるし、裏切り者ヴァル役のグレッグ・ヘンリーのクソ野郎っぷりも似合ってる! 特にラストがかーっくいーー!! マッドマックスよりもリーサルウェポンよりもブレイブハートよりも、この映画こそメルギブの真骨頂であると信じています。
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