ブレックファスト・クラブのレビュー・感想・評価
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高校生じゃなくなる前に観て良かった
正直理解できないところもたくさんありました。
特に冒頭のチンピラの子がちょっかい出したり物壊したりするところ。作文くらい大人しくさっさと書けよ!って。誰が直したり弁償したりするんやとハラハラしてました。
でも最後の5人語り合う部分、5人全員の言い分少しずつ共感できるところがあり、聞き入ってしまいました。
人の悩みはそれぞれで、多分悩みの重さを測るのであれば、チンピラと不思議ちゃんは他の3人よりも重いはずです。
ですがあの場では全員が対等で、5人別々の重さではなくひとまとまりの重さでした。
お前の悩みは俺より軽いなど言われることが無く、非常に心地よかったです。比べることなく同じ目線で違う重さの悩みを語るなんて場はそうないですから5人がとても羨ましい。
きっと月曜日からでなくてもだんだん疎遠になっていってしまうのだろうなというみんな別々に帰るエンディングも良かった。
カップルもすぐ別れるでしょ。(もちろん続いてほしいですけどね!)
好きなシーンは不思議ちゃんがご飯食べてたところとチンピラとお姫様のキスシーンですね。なんでアメリカのご飯てあんな美味しそうに見えるんやろ。
不満はお姫様の子の髪型ですね。なんかおばさんくさい。当時の流行でしょうか?
誰も自分が何者かなんてわかってない
ピッチパーフェクトに出てきて気になって鑑賞。土曜日に補修にきた普段全く関わりのない5人が、ただくっちゃべってるだけ。なんやけど、綺麗事ばかりでわかりやすいかんじの青春映画と違って、いろいろ思うこと、感じることがあったなぁと。
ちょっとづつ会話していく中で、徐々に関係性も変わっていくのとか、だんだんみんな本音になってきたりとか。何気ないとある一日なんやけど、そんな日が自分を発見したり、誰かを発見することもあるよなぁ。なんか、いいなぁってなりました。
タイトルなし(ネタバレ)
私的ベスト青春映画。大人に対する不満、誰しもこの年代感じるとおもいます。出てくる5人それぞれ事情は違えど共通してるもの。
「大人になると、心が死ぬの。」
この台詞が焼き付いています。年齢的には大人になったとしても、忘れたくないものがこの映画の中にあります。大好きな作品です。
モヤモヤ
沢山の生徒の中から呼び出された5人だけど
正確な理由がある人とよくわからない人もいて
(私が気づかなかったのかもしれないけど)
そこらへんハッキリしてほしかった。
不良少年はずっとうるさいし
みんな喧嘩するんだか、協力するんだか
意見が流されやすくて矛盾ばかりで
あまり気持ちよくはない。
先生も生徒の話は聞こうとしないし
作文の課題は解決したのかもしれないけど
それぞれ家庭環境に悩みがあって
それは自分が変わることによって
解決するのかなとか深く考えてしまった....
5人のキャラクター設定は良かったけど
私的にはストーリーがイマイチでした。
話すことの大切さ
様々な“問題”を抱えた生徒達は普段関わる事なんてまずないだろう。その理由は「アイツらと自分は違う」と思っているからだ。もちろん違うのだがそれは“思っている”だけで“分かっていない”じゃないだろうか。
この映画で集められた生徒達は話すことでお互いを分かっていく。会話の発端こそ下らないイタズラだったり、言われ方はたまらない嫌味だったりするがそれはあくまで発端、「なぜそんなことをする?」「なぜダメなんだ」と密閉空間だからこそ話すしかなくなる。レポート書くよりマシ。
違いがあるなんてことは当たり前だ、だがコミュニケーションをしなくてはその違いを知ることも出来ない。この映画はそんな当たり前を提案してくれる。
大好きな台詞が女性2人の終盤の会話
「なんで優しくしてくれるの?」
「あなたがそうさせてくれるから」
なんて素晴らしい、、、至福、、
僕自身人と話すことは大好きですがこんなに踏み込んだ話をしたことあるかな?と首を傾げます。一番仲の良い友人に話ことを想像するんですが何故か泣けてきます笑
でもそれぐらい溜め込んでいるのか?だとしたら密室に複数人で閉じ込められたいなぁ、
When you grow up, your heart dies. 10代の感性が凝縮された作品
きっと16歳から20歳前後までなら楽しめるであろう作品。もう既に心が死んでしまってる大人になってしまった自分には「そんな頃もあったなー」と若かりし頃を思い出すぐらいな青い感性に包まれています。
「ピッチ・パーフェクト」を観てこの作品を知って観てみたのですが、さすがに青すぎてあまり響かなかったです。でもこの感性を持ちながら映画を作れるってすごいですね。
ハッパやった後に皆で本音を語り合い、そして踊りまくる流れは好きでした。きっと若い頃に観てたら印象違っただろうなーっと思える作品でした。
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