プレイス・イン・ザ・ハートのレビュー・感想・評価
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姉夫婦のサイドストーリーに時間を割き過ぎてメインテーマを薄めてしまったような印象が…
この映画は、
キネマ旬報ベストテンにおいて
「アマデウス」「ミツバチのささやき」
「パリ、テキサス」等の名作が多数上映
された年に、見事第11位に選出された作品。
一度観たことのある映画だが、以前は
監督が「クレーマー・クレーマー」の
ロバート・ベントンで、
サリー・フィールドが2度目の
アカデミー主演女優賞を獲得した作品
だったなんて、全く認識外だった。
今回、黒人差別を辛辣にレポートした
本多勝一の「アメリカ合州国」を読んでいる
最中の鑑賞だったが、
この映画はこの本が書かれた1970年よりも
前の話であることは勿論、
ましてや公民権法も無い時代の話。
しかも、舞台は黒人差別が最も激しかった
南部の州の内の一つテキサスでもある。
映画の中では、黒人の人権など、
どこ吹く風の展開ではあったものの、
読本からは、実際はもっと厳しい状況だった
のではないかと想像させられた。
さて、この映画の最大の問題は、
かなりの時間を割いていながら、
サイドストーリー的な主人公の姉夫婦の
パートがメインストーリーから遊離している
感が拭えないことだ。
時代性を色濃く映すという意味では、
この部分を全てカットした上で、
綿花事業を通じての主人公の再生物語と
差別問題を時代的な視点で
より補強していたら、
更に評価の高い作品になっていたのでは
ないかとの残念な想いが拭い切れなかった。
考えさせられます、いろいろ
ずっとタイトルは気になっていたんですがテーマが重めのせいか未視聴のまま今日まで。「心の中の場所?」って何が言いたいの?ヒューマンドラマだよね?今回BSの放映のおかげでようやく鑑賞に至ることができました。予想を上回る上質で問題意識の高い素敵な作品でした。
それもそのはず。監督・脚本は私の大好きな「クレイマー・クレイマー」の監督さんだったんですね! この作品でもその時代と土地柄を通して人種、暴力、家族、身体障害などたくさんの問題を我々に投げかけてくれたような気がします。黒人と白人の関係性の描写などは視点が白人本位で今のご時世ではアウトかなって思いつつ、差別に対する世の中の意識も遅いながらも変化しつつあることを認識。
Jマルコビッチの鬼気迫る演技が際立ちました。どうやってあんな難解な役作りをするんだろう。彼の存在によってこの作品がよりいっそう印象深いものに仕上がっています。
たくさんの人の温かさとそれ以上の醜さが描写されています。それでもやっぱり「愛さえあればきっと救われる」ってことなのかなぁ? 知らんけど。
最後に、戸田奈津子さんの字幕も私の世代にしっくりきて良かったです。
主役の女性が良かった
80代ではあるが、我が母を思い出した。
お嬢様育ちの世間知らずが、商売人の妻となり、逞しく生きる。
主人公エドナも夫を射殺されながら、自宅の売却を拒み、土地で綿花栽培を
始め、借金返済のため、収穫一番乗りを無謀にも目指し、徹夜でボロボロに
なりながらもやり遂げる。
銀器を盗んだ黒人を許し、押し付けられるように自宅に住まわせた盲人にも
優しく接し、皆を仲間にしていく。
うちに母も、よく言うな、「気合いと根性」
負けない人には、神様も味方する。
ご都合主義なお話。フィクションである。
『レ・ミゼラブル』『怒りの葡萄』『大草原の小さな家』『アンクル・トムズ・ケビン』『エデンの東』『ジャイアンツ』そして『風と共に去りぬ』をリスペクトしている。
保守的な地盤でのあり得ない話。まるで、綿花畑の事業を肯定しているように感じる。
まぁ、ご都合主義なお話。
邦画では、こう言った起業努力のお話が多い。努力してキヅナと愛があれば、何事も報われるって、ク◯甘っちょろいお話。
えっ!
最後にあの浮気男を許したの???
何が自立だ!!!
1935年テキサスで過ちを許し合う家族
名匠と名優たちが紡ぐ素敵な映画。
心も貧しくなりゆく大恐慌時代
人種差別が激しいアメリカ南部
助け合い、憎しみ合い、許し合いながら
庶民が困難に立ち向かい必死で生きる姿に感動し
勇気をたくさんもらいました。
人間誰しも善と悪を併せ持ってますが
“イイ人“でありたいと願うばかりですっ
人の悪いところを見つけては陰口ばかり言いあう
世知辛い現代、ラストカットで「許す」大切さを
教えてくれますね⤴︎
世間知らずの向こう見ずの勢い
サリーフィールド扮する専業主婦エドナスポルティングは、保安官の夫とふたりの子供と暮らしていたが夫が射殺されてしまった。エドナは夫任せで稼ぐ事を知らないので途方に暮れていた。さらには銀行から3681ドル借金がある事が知らされ家の売却を進められた。エドナは必死で生きる術を探し始めた。
そりゃあ夫が急逝したらかなわんだろうね。以前観た事がある映画だったな。雇った黒人が色々助けになったね。女性ひとりで子供を育てるのは大変な苦労が伴うが世間知らずの向こう見ずの勢いで綿花で成果を収めたね。
【”善なる心は逆境を乗り越え、善なる心を呼び寄せる。”突然夫を亡くした女性が、善なる心で逆境を乗り越えていく姿を描いた作品。】
■1930年代のテキサス。
突然、保安官の夫を酔った黒人の誤射により亡くしたエドナ(サリー・フィールド)は、2人の子供を抱えて途方に暮れる。
しかも、早々に夫の借金を返済しなければ住んでいた家も失ってしまう事態に陥る。
追い詰められたエドナは、仕事を探していた黒人モーゼスの提案で、綿花栽培を始める。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・エドナは夫を突然失った悲しみの中、やって来た黒人モーゼスの申し出を断るが、彼が盗んで行った銀のスプーンに付いて、彼を弁護する。
ー モーゼスが彼女に忠誠を誓った事が良く分かる。そして、モーゼスは素人のエドナに対し、綿花栽培について的確な助言をしていくのである。-
・愚かしき銀行員デンビーが、義理の弟で戦争で目が見えなくなったウィル(若き、ジョン・マルコビッチ。:今作の彼の演技は忘れ難い。)を下宿させてくれれば、下宿代を払うと言ってエドナにウィルを押し付けるシーン。
ー 私は、銀行は嫌いである。額に汗をかかずして利鞘で金を稼ぐのが、嫌いなのである。(銀行員の方、スイマセン。)今作のデンビーは典型的である。
だが、当惑していたエドナは彼を受け入れるのである。徐々にエドナ一家に心を開いていくウィルをジョン・マルコビッチが見事に演じている。-
・竜巻が襲うシーン。モーゼスは命懸けでエドナの息子、フランクを助けウィルを先頭にシェルターに避難するのである。
ー 人種、障害を越え、天災に会いつつも生きようとする姿。-
・綿花栽培は順調に進むが、ある日KKKが黒人モーゼスの元にやって来る。
ー という事は、今作は1930年代か? とすれば、エドナの人権偏見のない姿が余計に心に響く。-
■エド・ハリスが演じる妻がありながらも浮気するウェインの姿は、エドナとの対比であろう。
<20世紀初頭のアメリカを舞台に、夫を亡くしながらも、力強く生き抜く女性の姿を綴ったヒューマンドラマ。アカデミー賞主演女優賞に輝いた(そうである)サリー・フィールドの演技と共に、若きジョン・マルコビッチの演技が図抜けた作品である。>
アメリカ牧歌時代に寡婦が頑張る素敵なお話
幸せそうな家庭が夫の不慮の事故死で一転、苦境に立たされた家族。
働いた経験の無い寡婦が懸命に生きていく姿に感銘を受ける。
モーゼスが銀のスプーンを盗んだが捕まり警官に連れられてきたときにエドナは助けてやる。レ・ミゼラブルの世界だ。
そこからこの物語のわくわく感が広がったのはこのモーゼスの一生懸命に働く姿とみんなが協力し合っていく姿だ。
ウィルが家族として増え、少しずつ家族として絆が増えていき悲惨さが薄れていく。
竜巻が来て大変な結果が待っていたが綿花は大丈夫だったようだ。
綿花も高く売れ、めでたしめでたしからの悲しい出来事。
黒人差別はいつの時代も重いテーマで、相変わらずアメリカ社会は変わってないようで寂しい気持ちになった。
劇中のパーティーに出てくるバンドのおじさんの引いてるギターがマーチンやった。
D-35かな、あのギター、今はどうなってるんやろ?
持ち主はお宝やろね。
マルコヴィッチがいい
大不況の中、未亡人となるエドナだが、優しい心と芯がたくましい性格で人々にやすらぎを与えてくれる。モーゼスが銀の食器を盗んだ事にもお咎めなし。物語の序盤からホロリとしてしまいました。そして一見弱々しいながらも、底知れぬ女性の強さを感じさせてくれます。
途中、パニック映画並の竜巻が起こるシーンもよく出来ていますが、町中が破壊された後の再建の様子が全くなかったのが残念。また、姉マーガレットとウェインの不倫関係の扱いも中途半端。モーゼスの後半になってから個性が弱くなっていくのが残念ですが、マルコヴィッチの好演がカバーしてくれました。
映画の断片をかいつまんで観ると、単なる「古きよきアメリカ」を描いた映画となりがちですが、一人の女性の生き様と人種差別問題、不況に屈しない心がテーマが見事に絡み合った秀作です。
20世紀前半の夫を亡くした妻が選択するものは
冒頭から呆気に取られる。たんたんと童話のような雰囲気のままに差別の事実を重ねた構造は傑作だ。20世紀前半の専業主婦が女性の地位として確立したなか、夫を亡くした妻がどうやって家族を支えていくか、そしてどのように物言わなかった妻が自立していくか見届けて欲しい。
支え合える人がいれば
素敵な作品だった(´▽`*)
保安官の旦那さんが射殺された時はどうなるかと思ったけれど…
目の不自由な義理の弟さん、
突然やってきた黒人のお手伝いさんとの共同生活。
状況は厳しくても、支え合う人がいれば生活は豊かになると教えられました。
白人女性と黒人という弱者
総合:75点 ( ストーリー:75点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
突然酔っぱらった黒人の暴発した銃で夫を失う妻。子育てと家事以外に何も出来ない彼女が、家族と家と農園を守るために、仕事を求めてきた流れ者の黒人と共に苦難の綿花栽培を始める。そんな女性の奮闘記である。のどかで美しい田舎の風景と当時を表す美術が良い出来栄えであるが、そこで奔走する女性は人生を賭けた行動である。
しかしこれがなかなか物語は複雑で、不倫をするものがいたりして個々の登場人物の裏側も描えれるが、それがあまり本編には関係が無く蛇足感がある。
そして農園の話とは別に、黒人の待遇が大きく取り上げられる。黒人はみんな黒んぼ(ニガー)と呼ばれる。農園の子供のフランクでさえもモーゼスを名前ではなく普通に黒んぼと呼ぶ。冒頭から黒んぼは白人を誤って殺すと、もれなく逮捕も裁判も省略されてその場で拷問のうえ殺される。最後まで黒んぼは何をしてもまだ黒んぼだった。結局黒んぼモーゼスを認めたエドナもウィルも1935年という時代ではモーゼスを守れなかった。
しかし小さな教会のお祈りでは白人の中に少数の黒人がいる。最初と最後に教会の前に続けて出てくる小さな町に似合わない巨大な建物は裁判所だそうで、まだ巨大な建物で黒人は裁判は受けられなかったが、小さな教会では少しずつ黒人が認められつつあるという象徴なのかもしれない。
薄気味悪さ
常に闇に滑り落ちるような危うさを感じる。サリーフィールドの不安をたたえた神経質で不安定な表情がこの映画にサスペンス的要素の象徴。実際、予定調和でない台詞やシーンがどんどん放り込まれ、それぞれの人物像が陽陰共々描かれていき、薄気味悪い人間の業や闇に吸い寄せられてしまう。
浮気男エドハリスのくだりは、話の主筋からすると不要としても良いところ。しかし、衝撃のラストシーンで、映画の構図が明らかになる。視点が一気に雲の上に飛ぶ。生けるものも死んだものも、差別するものも差別されるものも、ハンデのあるものも五体満足なものも、男女も、肌の色も、全ての者が等しく生きており、そして生きることの意味が問われる。
実に台詞も演出も演技も細かい。観終わってからもジワジワくる。必見の一本。
盲目でないと愛せないのか
1935年のテキサス。
誰もが顔見知りの小さく貧しいコミュニティ。
一家の大黒柱である保安官の夫を突如失い、幼い子供二人とローンを抱え、途方に暮れながらも何とか踏ん張るEdna。
彼女が銀食器を盗んだMozeを許す所はまるで”Les Miserables”のよう。
恋愛も、夫婦愛も、家族愛も、兄弟愛も、隣人愛も、同じ「愛」であり、銀行ですら「キリスト教精神」を持ち出すくせに、肌の色となると、この精神はいとも簡単に崩れてしまいます。
本来なら入れない白人用教会で、黒人達も一緒にパンとぶどう酒を口に出来るこの最後のシーンこそ、目指すべき理想の世界だと訴えているのでしょう。
みんなとっても若いです。
Ed HarrisとJohn Malkovichは、頭髪が危うくなりたての頃…(^_^;)。
今の自分は?
厳しい自然の中で、常識が今とは異なる時代にいきる人々の物語。
ヒロインは、その中で自分の考えや感じたことを貫いて生きていく、力強く、したたかに、しなやかに。
未来から見れば今の自分も同じ状況に見えるのだろう。自分はこの映画の中ならどの役にあたるのか?思わず考え込んでしまった。
夫婦の絆。子供、使用人。
冒頭の食事の前の神様への祈りを主人が家族の前で唱えるというのを見て、1935年。日本で言えば昭和10年。戦争へと向かう時期のテキサス。2018年という現在に比べて、きっと家族や夫婦は真面目であり、アメリカはキリスト教などに忠実で、日本は神仏に忠実で、慎ましく暮らせたのだろう。だが、現在の性倫理や倫理の崩壊状態をみると、自由というトリックを使って崩壊させたが、
それは日米で言えば太平洋戦争、第二次世界大戦のトラウマからのニヒリズムから、倫理を信じられなくなり、崩壊していったのだろう。ベトナム戦争とかバブルとかその後も崩壊が進んだが、現在の崩壊過程の基本は、第二次世界大戦からのニヒリズムの陰なのではないか。立派な保安官の主人が黒人の酔っぱらった子供に映画の初頭に発砲され死んでしまう。残された主婦と小さな子供2人。夫を突然亡くしてしまった女性が、その時代性も相まって、どうやって立ち直って生活していかねばならないかという物語らしい。現在の世界の情勢はやたら犯罪者に優しくなってしまったが、この映画の1935年。犯罪をした少年は、街の人達がトラックで引き回して殺した。日本の江戸時代のようだがこのほうがよほど人間らしい罪への向かい方ではないかと思った。そうした厳しさを失ったために性的には乱交し、わかりづらい犯罪が現れる。黒人蔑視の映画ではないのだろうが、未亡人宅に手伝いに来たと思われた黒人男性が、こっそりナイフやフォームをわしづかみにしてまた手伝うというようなシーンが出てきた。次に銀行員が来て、主人を亡くした家のお金の話になる。現在は逆に職業が女性にも開かれ、乱交も増えたが、1935年頃はアメリカでさえも、主夫は貞操的な生き方をしていて、その反面、働く場所は少なかっただろう。昔の良い面もあったのだが、現在の人達は劣化さえわからなくなった。汚れた空気がわからないのと同様である。だが盗人の黒人男性は知り合いで、彼を警官からかばい、一緒に綿花栽培をして乗り切ろうと未亡人は考えた。黒人男性の役をしたダニー・グローヴァーは、『刑事ジョン・ブック目撃者』にも出ていたらしく、観た映画のはずだが、どの役の人かまるでわからない。未亡人役のサリー・フィールドはアカデミー賞を2度もとったそうだが、知らなかった。この映画をみてもやがてどちらも忘れてしまうかも知れない。未亡人の姉の夫役のエド・ハリスはどこかで観たと思ったが、『めぐりあう時間たち』を観たはずだが、まるで覚えていない。一体私は何のために映画を観ているか。忘れてしまっていくのではどこに意味があったか。その時々では考えるが。だからこそ、こうして記録して公表していかねば意味がないと思う。もっと達人ならその時楽しめたり考えたりできればそれで良いのかも知れないのだが。しかし未亡人が頑張る話なのに、どうしてその姉の夫は女教師と不倫する話が挟まれているのだろうか。ただ、実際は、その不倫の役柄同士が結婚しているのだという。離婚もしていない。物語では、未亡人に一緒に綿花栽培する黒人と、盲目の住み込みの男が関わるのだが、思えば、その男二人は独身で、性関係に未亡人と陥ることもなく、悲しいが立派な脇役な気もする。そういう男女もいる。綿花栽培も嵐など辛い場面もある。、綿花畑のシーンは広大だが、手で綿を収穫していた。手袋もしていなかった。子供たちも手伝っていた。人手が足りず、10人雇う。一番早く収穫した所に賞金が出て、雇ったとしても、それを得て黒字になるという賭けに未亡人は出た。
指を血だらけにして泣きながら未亡人は収穫した。子供は収穫した綿花のトラックの荷台で眠っていた。ぎりぎりで収穫が間に合い、その頃には、盲人は見えないのに料理を担当し、黒人は頼りになるビジネスパートナーになっていた。未亡人も思い切りのよい経営感覚で強気でいけた。一番早く収穫し、高い値段で交渉出来た。ところが、嫉妬から黒人が5人の覆面の男たちに乱暴される。盲人が拳銃を撃ったり、相手の声を聴き分けて暴漢たちは、これで済むと思うなよと脅して帰る。泣き続ける黒人。その肩にそっと手をあてる盲人。未亡人が帰宅すると、黒人はまたあいつらが襲ってくると、子供たちのために作った人形を未亡人に渡し、黒人の母の形見のハンカチを未亡人に渡し、握手して、忘れませんと言い、扉を開ける。未亡人は肌の色なんか関係ない。あなたが収穫一番乗りだという。黒人は私はやり遂げたと微笑んで去った。不倫に陥った女教師は主人と共に遠くの街に去った。教会で不倫相手に去られた男と、怒っている妻が並んで牧師の話を聴く。妻は夫の手を握る。なぜか黒人も教会にいたのか、別人なのか私の無知でわからなかったが、その隣は盲人で隣に子供たちと未亡人がいて、賛美歌と言うのだろうか、それが流れながら、ぶどう酒なのだろうか、小さな一口がたくさん盆に置いてあり、一口ずつまわして飲んでいきながら終える。この映画はキリスト教を背景にしながら、夫婦と子供たちを含む家族、使用人などの関係性を見せたかったのだろうか。苦しい中でも現在よりも絆で保っていた。
謎のラストシーン。あれはどういう意味なんだ? 突如一家の大黒柱を失...
謎のラストシーン。あれはどういう意味なんだ?
突如一家の大黒柱を失った女性が、力強く生き抜いていく、ただそれだけの話。なのに見る者を飽きさせない、そこも不思議な映画です。
それにしても黒人差別の醜悪なこと。そんな黒人や、失明して厄介払いされた者が主人公のもと、本当の家族のようになっていく姿に心温められます。
エド・ハリスがただのエロ・ハリスに成り下がっている不倫ネタはなんだったの?いる?
いろいろ不思議満載の作品でした(笑)
綿花摘みって、重労働
出演者がとにかく若い! まさかジョンマルコビッチまで出てるとは(今作が映画初出演)。
夫を亡くした未亡人が、いかにして立ち直り家族を養うか。
その手段の「綿花摘み」。ダニー・グローバーがそっと支えいているのがいい。
綿花摘みの交渉も、その上手な方法も教えたり。
サリーがオスカー主演賞も納得いく。
1935年当時の黒人差別時代に。「肌の色は関係ない」というサリー。
心が通じ合えていれば、関係ないんだね。
いい作品でした。
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