「もう最高!」ブルース・ブラザース arlecchinoさんの映画レビュー(感想・評価)
もう最高!
大好きな映画です!アリーサ・フランクリンの"Think"のシーンがいいですね。詞も含め、あまりにこのシーンにぴったりの曲なのでこの映画用のオリジナル曲かと思うくらいです。アリーサがまたこの役(ソウル・フード屋のおかみ)にぴったりの風貌(笑)。ジェイクとエルウッドが踊り出すところも傑作。これを含めてバンドメンバーを現在の堅気の仕事から引っこ抜くシーンは秀逸。ミスター・ファビュラス(トランペット)のレストランでの狼藉、マーフ(キーボード)の腑抜けた場末バンド”マーフ&マジックトーンズ”の「チャンネルはこのまま!」のイケてないキメ台詞....
このほか、ネオナチの運転手が最後に告白するところ、ジェイクがサングラスを外すところ、ツィッギー(懐かしい!)が最後に待っているところなどなど傑作シーン満載です。
グッド・オールド・ボーイズは何も悪いことはしていないのにひどい目に遭っちゃって可哀想な気もしますが、マッチョなC&Wバンドなんて先天的に白人至上主義者なんだし(偏見だなあ笑)発砲はしてくるし、懲らしめてもいいか。
ご存知の通りSNLで始まったThe Blues Brothers Bandですが、現実のバンドとしてコンサートを何度もやっているし、アルバムも出して全米No.1になっています。その人気にあやかって作られた映画というわけです。だから、(世話になった孤児院を救う金を稼ぐため)ジェイクが「かつての人気バンド:ブルース・ブラザーズ」を再結成しよう、という背景。シカゴ市民も「あの」ブルース・ブラザーズが再結成するならぜひ観に行かなきゃ、と言って満員の大観衆になるというわけです。
とにかく素晴らしいストーリーと音楽の映画を撮ったジョン・ランディスに感謝です。