「意外なスターがカメオ出演」ブルース・ブラザース ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
意外なスターがカメオ出演
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一言で言えば、はちゃめちゃのナンセンスミュージカルコメディだ。コメディなのに「フレンチ・コネクション」のようなカーチェイスがすごい。しかも笑ってしまうカーチェイスと言うのも珍しいかも。これほどまでに多くのパトカーがクラッシュしてしまう映画を見たのは初めてかもしれない。
ミュージカルなのでダンスシーンの音楽も良いが、それ以外のバックに流れる音楽が、ピンク・パンサーのようだったり、ナチス信奉者が彼らを追う時に「地獄の黙示録」のワルキューレの騎行がかかったりと、いろいろな映画のオマージュを感じる。キャリー・フィッシャーは、「ピンク・パンサー」で、クルーゾー警部を殺そうとする上司のドレフュス警部役のような存在だ。
あと、ミュージカル映画として花を添えているのが、本物のソウルシンガーを出演させていることだ。特に個人的に気に入っているのが若かりし頃(30代後半?)のアレサ・フランクリンだ。それに、ツイッギーもちょい役で出ていたが、この贅沢な使い方も気に入っている。まさか約束の場所で待っていると思わなかったのに待っていたとは、ちょっと笑える。最後、スピルバーグが税務署職員役でカメオ出演しているのも、映画好きにとっては嬉しい。
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