フランティックのレビュー・感想・評価
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パリで困った、困ったハリソン・フォード‼️
パリで妻を誘拐されたハリソンが、地理にも疎く言葉も通じないなか、奮闘するサスペンス・スリラー‼️言葉が通じない異国の地、荷物の取り違えがきっかけとなったり、ハリソンに協力する謎の美女ミシェル役のエマニュエル・セニエの存在感など、まるでヒッチコック監督を思わせる作品‼️ただサスペンスの切れ味はヒッチコック作品に及ぶべくもなく、ミシェルの間男を装うハリソンが簡単に悪漢にやられてしまうほど弱かったり、いたたまれないラストは印象的でしたが、全体的におとなしい演出のポランスキー監督でした‼️
ちょっと無理がある
始まりの30分は凄くハラハラして、一気に引きこまれる展開。
旅先で妻が失踪し、謎の組織に命を狙われる男。ヒチコックのサスペンスを思わせる。でも、そんな男に、見知らぬ親切な若い女性が命がけで守ってくれるなんて、とてもじゃないけどありそうにない。
ミッシェル(エマニュエル・セニエ)
旅行先のパリのホテルから妻が突然失踪、誘拐されたようだが身代金の要求も無く取り合わない警察に愛想を尽かして夫(ハリソン・フォード)が探偵もどきに自身で探し回る。
タイトルのフランティック(frantic)とは必死とか半狂乱のとかいう意味、夫の心中なのでしょう。
ハリソン・フォードはまだジャックライアンを演じる前だから素人に寄せているのでアクションの醍醐味は薄い、サスペンスもヒッチコック風だが捻りも無く単純、悪役がしょぼいのも一因でしょう。
CIAや警察を嫌うのもロマン・ポランスキー監督らしい、では主題は何かと言うとロマンスっぽい、事件に関与する蓮っ葉な姐ちゃんミッシェル(エマニュエル・セニエ)とハリソン・フォードが一緒に危険を掻い潜るうちに惹かれあってゆくという奇妙なプラトニックラブと悲劇のようだ。ポランスキー監督は映画後エマニュエルと結婚している。
本来は妻想いの主人公が身を挺して妻を救いだすロマン活劇なのだろうが、妻の出番が異様に少なくお飾りのよう、おいしいところをエマニュエルがさらっている結末もなんとなく頷ける。
「古い」と感じてしまう映画
パリで妻を誘拐された主人公が、妻を探して奔走する物語。
ハリソンフォード主演のサスペンス映画です。1988年製作ですが、古さを感じさせますね。
言葉が通じず、誘拐を信じてもらえない状態。その不安感と焦燥感を、良く描き出しているように感じます。
ただ、話が大きい割に、ラスボスにショボさを感じさせ、中途半端に感じられたのが残念なところ。
サスペンス映画としては、及第点を与えるのに迷う映画という印象です。
エマニュエル・セニエ
学会に出席するため夫婦でパリにやって来た主人公(ハリソン・フォード)、妻がホテルから忽然と姿を消し、僅かな手がかりから妻を追う。
スーツケースの間違いが原因とわかり、持ち主(エマニュエル・セニエ)を訪ねるが、麻薬ではないという。
運び賃をもらっていないとのことで、二人で犯人を追いかける。
エマニュエル・セニエが魅力的で、監督のポランスキーと結婚したのも納得。
困った顔のハリソン
前半のホテルの部屋での描写が妙にリアルで素晴らしい。細かなところに妥協を許さない姿勢が感じられ、ハリソン・フォードの生々しい心理描写へと繋がっていく。フランス語ができない役を描いているため『逃亡者』よりも真に迫るものがある。
これは…コメディですか!?
午後ロード(録画)で初鑑賞。
ストーリーはシリアスなはずなのに…なぜかコメディ色が強くて、冒頭から笑えるシーンの連続でした。
一番は、ハリソンが子どもに電話した場面…
ハリソン:『真夜中だろ…こんな時間に何してる?』
子ども:『(寝てたけど)電話で起きた…』
真夜中に電話するのはやめましょう!笑
パリ怖い
戦うインテリが良く似合うHarrison Ford。
国際学会の発表をすっぽかし、身体を張って妻の捜索。
色々と伏線を張った割には、原因はスーツケースの取り違いだけでした。
観ながら昨今の類似作品を色々と思い出しました。
外国の地で充分な助けを得られない中、San Franciscoに残してきた娘に電話をする姿が、子供達の無事を確認しつつ、自分の気持ちを落ち着かせようと涙を堪えていて、真に迫っていました。
どうせなら、アメリカ大使館やフランス警察にも、最後にぎゃふんと言わせて欲しかったです。
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