フランティックのレビュー・感想・評価
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良く出来たサスペンスだと思う。
出張でパリを訪問した米国人医師が、空港でスーツケースを取り違えてしまい、妻が失踪する。医師は、取り違えたスーツケースを求める若い女性とともに、妻探しに奔走する、、、。
異国の地で妻が失踪した男性が、現地警察や大使館の官僚的な対応に直面するなど、だんだんと追い詰められるさまを、とても分かりやすく描いたサスペンス・スリラーだ。
真相そのものは、好みが分かれるだろう。その一方、これは伝統的で古典的なスリラーだ。穏やかならぬ雰囲気の中、状況が徐々にエスカレートするさまを、ストーリーの進行とシンクロして描き切っている。
ハリソン・フォードは、困惑を隠せない主人公を熱演。素晴らしい演技だと思う。本作にスーパーマンは出てこないが、非日常的な状況に置かれた普通の人間の奮闘をリアルに描いた、よく出来たサスペンスだと思う。
パリで困った、困ったハリソン・フォード‼️
ちょっと無理がある
ミッシェル(エマニュエル・セニエ)
旅行先のパリのホテルから妻が突然失踪、誘拐されたようだが身代金の要求も無く取り合わない警察に愛想を尽かして夫(ハリソン・フォード)が探偵もどきに自身で探し回る。
タイトルのフランティック(frantic)とは必死とか半狂乱のとかいう意味、夫の心中なのでしょう。
ハリソン・フォードはまだジャックライアンを演じる前だから素人に寄せているのでアクションの醍醐味は薄い、サスペンスもヒッチコック風だが捻りも無く単純、悪役がしょぼいのも一因でしょう。
CIAや警察を嫌うのもロマン・ポランスキー監督らしい、では主題は何かと言うとロマンスっぽい、事件に関与する蓮っ葉な姐ちゃんミッシェル(エマニュエル・セニエ)とハリソン・フォードが一緒に危険を掻い潜るうちに惹かれあってゆくという奇妙なプラトニックラブと悲劇のようだ。ポランスキー監督は映画後エマニュエルと結婚している。
本来は妻想いの主人公が身を挺して妻を救いだすロマン活劇なのだろうが、妻の出番が異様に少なくお飾りのよう、おいしいところをエマニュエルがさらっている結末もなんとなく頷ける。
「古い」と感じてしまう映画
パリで妻を誘拐された主人公が、妻を探して奔走する物語。
ハリソンフォード主演のサスペンス映画です。1988年製作ですが、古さを感じさせますね。
言葉が通じず、誘拐を信じてもらえない状態。その不安感と焦燥感を、良く描き出しているように感じます。
ただ、話が大きい割に、ラスボスにショボさを感じさせ、中途半端に感じられたのが残念なところ。
サスペンス映画としては、及第点を与えるのに迷う映画という印象です。
エマニュエル・セニエ
学会に出席するため夫婦でパリにやって来た主人公(ハリソン・フォード)、妻がホテルから忽然と姿を消し、僅かな手がかりから妻を追う。
スーツケースの間違いが原因とわかり、持ち主(エマニュエル・セニエ)を訪ねるが、麻薬ではないという。
運び賃をもらっていないとのことで、二人で犯人を追いかける。
エマニュエル・セニエが魅力的で、監督のポランスキーと結婚したのも納得。
困った顔のハリソン
これは…コメディですか!?
パリ怖い
戦うインテリが良く似合うHarrison Ford。
国際学会の発表をすっぽかし、身体を張って妻の捜索。
色々と伏線を張った割には、原因はスーツケースの取り違いだけでした。
観ながら昨今の類似作品を色々と思い出しました。
外国の地で充分な助けを得られない中、San Franciscoに残してきた娘に電話をする姿が、子供達の無事を確認しつつ、自分の気持ちを落ち着かせようと涙を堪えていて、真に迫っていました。
どうせなら、アメリカ大使館やフランス警察にも、最後にぎゃふんと言わせて欲しかったです。
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