「【90年以上前の作品であるが、墓場から複数の死体により作られた怪物の不気味さ、漂う雰囲気。そして、哀しき怪物の暴走する姿など、一見の価値ある作品。】」フランケンシュタイン(1931) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【90年以上前の作品であるが、墓場から複数の死体により作られた怪物の不気味さ、漂う雰囲気。そして、哀しき怪物の暴走する姿など、一見の価値ある作品。】
■永遠の生命を追い求めるフランケンシュタイン男爵の息子、ヘンリーは、墓場を掘り返し
て得た、いくつもの死体を組みあわせて人造人間を造り上げることに成功する。
だが、その頭蓋に収められていたのは、殺人者の脳だった。
蘇った死体は怪物と化し、憎悪を滾らせ、博士や民衆に襲い掛かる。
◆感想
・特殊技術が進んだ現代に観ると、特殊効果や炎、効果音などアナログな演出が余計に恐怖や異様な雰囲気を感じさせる作品である。
・因みに、怪物の名は特になく、”フランケンシュタイン”とは怪物を作ったフランケンシュタイン男爵の息子、ヘンリーの苗字から取られている。
<数年前に、ゴシック小説「フランケンシュタイン」を書いた、メアリー・シェリーの数奇な人生をエル・ファニング主演で描いた「メアリーの総て」を鑑賞してから、観たかった作品である。
資料を観ると、大ヒットをした作品だそうだが、90年前のホラー映画の定義もない時代ににこの作品を劇場で観たら、そりゃ怖いだろう、と思った程の異様な雰囲気に包まれた作品である。
怪物の顔も、或る年齢層以上であれば”これぞ、フランケンシュタイン!”と言うあの恐ろしい顔で、演じたボリス・カーロフという方も、世界に名を馳せたそうである。
そりゃ、そうだろうなあ・・。>
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