「俺って戦争映画も撮れるんだよ。」プライベート・ライアン 西から昇ったお日様はさんの映画レビュー(感想・評価)
俺って戦争映画も撮れるんだよ。
スピルバーグは万能映画監督を目指していて、この当時も”俺って何やっても凄いんですよ”をアピールしていた時期でして、確かに上手ですよ、彼は天才なのだと思いますが、反戦映画というよりも自己PR映画の部類に入ると思います。アパムの存在は素晴らしいと思いますが、ノルマンディー上陸作戦の殆どの戦死者は溺死だったのです。
当時、出撃前には浴びるように酒を飲むパーティー会場があり、泥酔のまま出撃し、更に重装備50K前後の為、海に放り出され殆どの兵士が溺死してしまったようです。
たなかなかなか様、この度は大変貴重な時間を割いて下さり、誠にありがとうございます。
貴方様のご意見は御もっともですが、
ノルマンディー上陸作戦は作戦ミスでして、当時、スピルバーグは其の事実を描いてくれると期待しながら観ておりましたが、彼は戦争体験もなく、オリバーストーンと比べるのは矢張り酷なのだと思いました。
勿論、ノルマンディーに上陸し、ドイツ兵の弾丸を喰らった者ではないですし、断言は出来ませんし、どの様なドキュメンタリーを受け入れるかは此処其々だと思いますが、ドキュメンタリーには大きく分けて二種類ありまして、退役軍人の多くが年齢的に亡くなっていった最近のドキュメンタリーには、ノルマンディー上陸作戦の失敗については一切触れられていないものが多く、恐らくその様なドキュメンタリーを見られた方なのかなと推測しております。
コメント失礼します。
論旨には肯首しますが、「ノルマンディー上陸作戦の殆どの戦死者は溺死だった」という論述には些かの疑問を抱いています。
勿論、上陸作戦ですから溺死者はいるでしょうし、死地に赴く前ですから酒類も振る舞われたでしょうが、激戦地として知られる「ブラッディ・オマハ」の戦死者約2,000人の殆どが泥酔による溺死であるというのは流石に事実誤認である可能性が高い様に思います。