劇場公開日 1998年9月26日

「ヒロイックな戦争映画」プライベート・ライアン naokiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ヒロイックな戦争映画

2024年11月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

私は、この映画を観たあとに反省をしました。ノルマンディー上陸作戦の迫真せまるサウンドが、この映画の肝で後は地味なストーリーでしょ・・・それはベルイマンの「野いちご」の冒頭夢のシーンだけ観て評価するようなものですかね。プライベート・ライアンですが、やっぱりノルマンディー上陸作戦後から、きちんと物語は積み上げられております。降伏するドイツ兵を容赦なく射殺する連合軍兵士🪖いぶかしげに見るミラー大尉(トム・ハンクス)これが後々の話につながっていくのですね。私は冒頭のノルマンディー上陸作戦の戦闘シーンより中盤のドイツ兵捕虜との、やり取りに一番ドキドキしました。
映像ですが最初は画像が粗い感じがしましたが上陸後のミラー大尉のアップではクリアな映像で4Kリマスターならではの美しさがありました。
当時のニュース映像を再現されたそうですが、そういうなのを感じさせない自然な映像表現には感心させられます。
撮影監督のヤヌス・カミンスキーは、さすがですね。ジョン・ウィリアムズの音楽も定番のファンファーレも無くティンパニーを主とした静かな音楽に好感が持てました。俳優陣はそれぞれ良かったですが真の主役は翻訳係のアパムさん(ジェレミー・デイビス)かな・・・

naoki