フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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3.7
見終えて、良かったよりも不憫だなぁという思いが勝つ。
ハッピーエンド感で終わるけど、自分がと考えるととても幸せそうだとは思えなかった。フォレストガンプの人との関わり方だったり、普通の人以上の経験をしているあの純粋な生き方はかっこいいと思った。
しかし、何かに付けて出てきて、乱していくジェニーが自分は許せなかったし、あんなに優しかった子がこう育ってしまったのか、というショックが大きく感動できなかった。他の人がこの部分にどう折り合いをつけて、見ているのかすごく気になる。
彼の気持ちはとても強かったから、ジェニーに会えていなくてもずっと忘れられなかったかもしれないと考えると、彼はあの人生で幸せだったのかもしれない。私は全く共感できないが、、、
フォレストガンプの人柄や勇気には感動した。ジェニーが出なかったら面白かったのかも笑
映画ファンの知性を判定するリトマス試験紙
本作は、デジタル映像技術の進歩を映画ファンに見せつけるのが第一の狙い。
第二に、その映像技術で米国現代史をパロディ化したら、さぞ面白かろうという発想がある。
この狙いの下、フォレストはケネディ大統領やジョン・レノンをはじめ米現代史上のヒーロー達と、デジタル映像で「共演」し、ウォーターゲートホテルに宿泊しニクソン陣営の工作員を目撃する狂言回しの役を担う。
同様にしてフォレストはアメフト人気を体現し、プレスリーのエロビス風腰使いを編み出し、ベトナム戦争に従軍しては勲章を貰う大活躍をしながら反戦集会で演説し、中国とのピンポン外交で主役を演じて、挙げ句にはアップル株でボロ儲けして、北米を何回も横断してはジョギングブームをつくり出す超人w それがフォレストガンプである。
同様にヒロインも時代のトピックスを引き回す道化役として、フォーク音楽ブームやヒッピーカルチャーを体現し、そのたびにガンプに難所を救出される人格破綻女を演じることになる。
映画で描かれた米国現代史のあれこれのエピソードは、日本でも有名なものが多く、それなりに楽しめるし、それだけが本作の価値だろう。
そもそも米国の全ての家庭で共有されている流行や政治的、社会的事件と地続きで、そのパロディを楽しむ土壌を前提に作られた映画なのである。
例えば小生は、本作BGMのヒット曲を全部持っているし、ジョン・レノンのイマジンの歌詞も暗唱できる。だから、無所有、無宗教、イマジンという会話の流れがとても面白い。しかし知らないと、単なるデジタル映像の加工シーンにしか見えないはずだ。
要は米国現代史に疎い人には面白い訳がない。そういう種類の映画なのである。しかし、そうは考えていない人も多いので困るw
例えば、フォレストとヒロインの恋愛ドラマとして観る人がいる。しかし、二人とも人物造形を諦めた道化回しだから、二人の関係のドラマとして観ると、かなり悲惨な内容になるしかない。超人vs.人格破綻女の純愛物語だって? 凄いなオイw という感じか。
また、エビ漁船の大成功などにより資産家となる出世物語と見ても、なかなか面白いが…まあ御伽話だし、これを見て出世の参考になることは一つもない。
さらには人間アタマが悪くても、善良で他人に親切にしていれば、幸運が訪れるという人生訓を読み取る方々もいるらしいが…まあ、知性を疑われるだろう。フォレストは人間を超えた超人であり、単なるアタマの弱い男などではない。
以上のようなわけで、本作は映画ファンの知性を判定するリトマス試験紙と化している、と言っても言い過ぎではなかろう。
その知性とは、「一期一会」などとあざと過ぎる副題をつけた日本の映画産業の、タチの悪い儲け主義を見抜く知性である。
え、お前は意地が悪いだろうって?
レビューから評者の性格判断するのはやめましょうねw
一期一会の人生ドラマ
5
お前はまっすぐ伸びたか?
たしか中学生の頃にはじめて見て、いたく感動した記憶がある。
あれからおよそ20年経って、今の自分は何を感じるのか興味があって見てみた。
結果は、非常にモヤモヤした感情が残ってしまった。
確かにある種の感動があることは認めるにしても、
「感動ポルノか?」と「ジェニーの行動」が気になって仕方なかった。
本作の語り口は、フォレストの姿を通してみたアメリカの(負の)歴史。
まずアメリカ人でもリアルタイムでもない自分はここに対して何の感慨も無いわけで、
それで「いろいろ大変だったけど誠実に生きることが幸せだよね」みたいなことを言われても。
さらにそれを言いたいがために主人公の設定を知的障害にする必要あるか?と。
まぁね、20年以上前の作品に言うことじゃないとは思うんだけど
なんか勲章もらって、経済的にも大成功してっていう
古いステレオタイプな”しあわせ”に帰結するところに深みは感じなかった。
そして「ジェニーの行動」はたしか昔みたときも腹が立ったような記憶がある。
あの展開で「あなたの子です」とか言われても信用できねえよっていう。
さらに明言されてないけど、ウイルス性で致死的な病気っていったらHIVでしょうと。
んじゃあれじゃん、フォレストも感染してるかもじゃんと。
辛い幼少期を過ごした女性だし、フォレストにとっては恩人でもある。
必要以上に純粋なフォレストにとってはあれで良かったにしても、
これってかなり迷惑な女じゃないですか?っていうね。
フォレストが良いって言っても俺は許さねえぞっていうね。
良い作品だと思うし、感動作でもあると思う。
だけど世間で言われるような”不朽の名作”か?って言ったら決してそうじゃない。
なんか文句みたいになっちゃったけど、もうこれは愛着の裏返しみたいなもんでして、
こう久しぶりに見ると終盤の、あのギプスをはめた医者のセリフが
「んで、お前はまっすぐ伸びたのか?」に聞こえちゃうっていうね。
いやほんと、映画ってどんな部分が心に響いてくるかわかんねえなって思いますよ。
運命とは
フォレストに惚れてまう
令和3年6月5日@Netflix
名作。ずっと観ようと思っていたが、もったいなくて見れていませんでした。
やっと視聴しました。
フォレストという人物に惚れてしまいました。
自分が同じシチュエーションでも、あんなふうに人を助けたりできないなぁと思いました。
どこまで自己犠牲の精神なんだと、、、、、、、
無差別に人に優しくできるからこそ、あんなにたくさんの人に好かれるですね。
まさに隣人愛の体現でした。
ジェニーという女性への評価は分かれると思います。
序盤は、知的障害のあるフォレストに唯一味方する理解者でした。
終始その立場は変わりませんが、大人になってからは、さみしくなったらフォレストの元に逃げ込む女みたいになってましたね笑
ぼくは美人なので良しとしました!!笑
「将来はこんな人間になりたい」という形の理想形だと思いました。
万人に進められる名作
まっすぐに生きる
欠点の裏を返せば長所に変わる
どの部分が不朽の名作と謳われるのか
展開は早く、エピソードも豊富で飽きがこない
だけど…障害がある彼が彼なりに人生を歩んでいく話だけど、結局のところ彼に対して周りの人たちが自分の期待を押し付けてるのを見せつけられて、ただ辛かった
救いようのない世界でもそれに気付かず生きていけることの素晴らしさでも皮肉ったのかな?
実際の映画の思惑は違うのかもしれないけど、そういう印象を抱いてしまって好きになれない
それに、映画なんだからっていう人いるかもしれないけど、全部綺麗事じゃない?
この映画が伝えたかったことって挫けるなってこと?流された場所で頑張ればいいようになる、なんてそれって頭が弱い人引き出して語ることなのかな
確かにいつ見ても考えさせる部分があるし、時が経って流行りが変わってもこの映画に「古いな」という感想だけを抱く人はそうそういないだろうから、その点では『不朽の名作』といえる(かも?)
流石の作品
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