フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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バス停でしゃべり散らすオッサンのお話。 頭は少し弱いけど実直で素直...
バス停でしゃべり散らすオッサンのお話。
頭は少し弱いけど実直で素直、真っ直ぐ前だけを見て走る男のトントン拍子な半生。
人の言葉を疑わずに聞き、迷いなく行動する姿や一人の女性を一途に思い続ける姿に感動し、勇気をもらえる。
劇中たくさん当時のテレビ映像が流れており史料としても興味深い。
歴代大統領がことごとく銃撃される様子をあえて見せてるのはなにかメッセージがあるんだろうか。まぁ銃社会怖いね。
後半アメリカを走り回るシーンでは壮大で美しい景色にアメリカの広さを再認識。
音楽も印象的だったがオープニングのテーマ曲が特に素晴らしく心に残っている。
最後に子役で映画デビューのハーレイ・ジョエル・オスメントが出てくるが既に才気の片鱗を見てとれる。
何度観ても唯一無二 こんな映画作ってしまったらもうこれ以上の映画作...
何度観ても唯一無二
こんな映画作ってしまったらもうこれ以上の映画作れる気しなくなって引退するレベル
どう言い表せばいいか分からないけどとにかく面白い
正反対の人生を送る2人が何とかかんとかとかそんな薄っぺらい話ではない
ずっと映画史に残っていくだろうなぁ
一つだけ不満
どうして名作のラストはこうもバッドエンドにするのか
普通にハッピーエンドで十分名作
よく出来てるからもうラストなんて関係ないのに
素直に良い話で終わらせられない監督の捻くれっぷりが腹立つ
人生やはり、一期一会だ!
二度と見れない、大好きな映画
可笑しさと切なさと清々しさと
なんか見ちゃう、
唯一無二
公開時に観た覚えはあるけど、その時あまり響かなかったようで記憶も曖昧。
当時は若さゆえ「人生とは・・・」なんて真剣に考えたことなかったんだろうなあ。
そして、あまりにも絶賛された作品なんで、そういうものには興味を持ちたくないというひねくれた性格も相まって、今日までそのまま・・・
最近、過去に印象に残った作品を一つ一つ振り返っている中、ふと先入観なしにもう一度観てみようかなって何気なく観たところ・・・
今更で恐縮ですが、深いですね、この作品。セリフの一つ一つにこんなにもメッセージがこめられていたなんて。昔ピンとこなかった言葉が、時を経て私自身いろんな経験を重ねた今、たくさんの気づきを与えてくれました。
ただひたすら純粋な主人公の物語。その生きざまと発言に生きることの真意が詰まってる。他では味わえない唯一無二の作品です。今までこんな素敵な作品を放置していたことに後悔。でも今、再び巡り合うことが出来て幸運。また数年後に観たら新しい気づきがありそうな気がします。
大好き。
彼のように生きてみたい
また大好きな映画が増えた。
観ていて心地よくて、心のトゲトゲが全て取り除かれた感じ。穏やかな気持ちになれた。
そしてフォレストの、純粋で真っ直ぐな生き方にとても勇気づけられた。
彼は知能指数が人より少し低く、それはマイナスなことのように思われがちだけど、そんな彼だからこそ素直に前進することが出来るのではないだろうか。
きっと私は彼に比べて色々なことがわかるけれど、あれこれ考え過ぎて年々前に進めなくなっている。やるべきかやらざるべきか。損か得か。やった結果どうなるか。周りからどう思われるか。
彼はそんなことは考えはしない。目の前のことに精一杯取り組み、何かを成し遂げ、それがまた次の何かに繋がっていく。与えられた機会を、迷いなく自分のものにすることが出来る。
私が彼のようであれば、もっと色んな自分に出会えたのではないだろうか。彼がアメフト選手、兵隊、卓球選手、エビ釣り漁師、と様々な彼であったように。
そしてその中で様々な出会いがあるのだろう。
今までの自分は変えられないけれど、これからはもう少し、素直に、真っ直ぐに生きてみたい。あれこれ考えないことは難しいし、人生は映画のように上手くはいかないかもしれないけれど、まずやってみることで次なる自分に出会えることを、この映画が教えてくれた。
走れ!走れ!
極めて真面目な人生
納得の名作でした
アカデミー賞と総なめにした名作ですが、4Kニューリマスター版ということでありがたく鑑賞させていただきました。上映してくれてありがとうございます。私のようにニワカな映画好きにとって、こういうことは嬉しくてたまりません。
さて、知恵遅れだけど指示に忠実(過ぎる)に従い、脚が速い特徴を活かされたことで色んな運命に出会っていくさまを回想シーンと共に流れていきます。時系列が飛ぶこともないので混乱せずにじっくりと安心して鑑賞することができました。彼の生まれ育ってきたアメリカ、アメリカアズナンバーワンから陰りがみえてくる(ベトナム戦争以降)の社会情勢とも上手に組みあせてあって、あたかもドキュメンタリーな観せ方も面白いですね。
観ていて、時折、面白い新作だなあと勘違いさせるほどによく仕上がったリマスター版でした。
改めて、自分はトム・ハンクスが、彼の演技が好きなんだなあと気付きました。
公開から30年近く経っても色褪せない史上最高の名作
純粋でまっすぐな心に胸打たれる本作は、ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクスがタッグを組んだヒューマンドラマであり恋愛映画でもありますが、
非常にユーモアがたっぷりであるが、純粋でまっすぐな主人公だからこそ心に突き刺さり
鑑賞後は心が温まり、どんな逆境でも自分が源で直向きに頑張っていこうと前向きになれる映画です。
なんとこの映画は1995年のアカデミー賞で作品賞や主演男優賞も含む6部門も受賞しているそうで、劇中に登場する「人生はチョコレートの箱、開けてみるまでわからない」というセリフは、
「アメリカ映画の名セリフベス100」に選ばれる程現在でも人気があります。
私もこの映画を鑑賞した際、
自分はどんなに人から嘲笑いを受けてもそれ以上に良い心を持ち
自分が信じるものに対しまっすぐ全力で誇りを持って真っ直ぐ進むことで周囲に良い影響を与えていくのだと気づかせてくれました
挫けそうになった時、自分が掲げた理想と現実にギャップを感じ打ちひしがれそうになった時
また本作を鑑賞し、自分の人生に対し正直に真っ直ぐ生きていこうと思います。
「ショーシャンクの空に」を超え損ねたあと一歩の作品に思え…
28年前のロードショー以来の鑑賞だが、
これぞエンターテイメント映画作品、
と思わせるゼメキス監督の
見事な演出力と編集力を再確認した。
主人公のキャラクターやその活躍描写、
また彼を取り巻く設定等は、
よくよく考えると
ディフォルメ感満載なのだが、
リアリティの欠如なんて感じさせないまま
作品に魅入らさせてくれる。
多分に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
でも同様な印象を
受けていたような気がする。
IQが低いからこそ、
素直な心で社会や他人に接することが出来、
自らの人生にも
常に前向きに立ち向かえた主人公
だったのではないだろうか。
「神の贈り物に努力を足すの」とか
「人生は箱入りのチョコレート、
食べるまでは分からない」
との母親の言葉は、そんな彼の生き方の
ベースになっていたのだろう。
しかし、どんなにやり遂げたような人生でも
何かしらの心の空白は残る。
それはやはり“愛”なのだとは思う。
その中でも大きなウエイトを占めるのが
“家族愛”であることを、
ジェニーが生まれ育った家に
靴や石を投げるシーンで語られている
ような気がする。
そのジェニーが
フォレストとの結婚を決意するのは、
彼の子供を預けるためでもあったろうが、
フォレストの相手として、相応しい人生を
歩めなかったとの自省の念の中、
病気で長くは“家族”を構成出来ないことが
分かっていたからなのではなかったろうか。
この作品はキネマ旬報のベストテンで、
「ショーシャンクの空に」が第1位の年に
第4位に選ばれた。
「ショーシャンク…」も見事な作品だったが、
この作品のベトナムの戦場から離れてから
彼女に再会するまでの中盤の冗長さと、
彼女の墓の前での独白人生論が
蛇足的に思え、
それらを省いて2時間強に収めていたら
第1位ではなかったかと妄想させる程の、
ゼメキス監督の見事な作品に思えた。
泣けるいい映画…なのかなあ
泣けるヒューマンドラマとしてしょっちゅう取り上げる本作を今更ながら視聴。
捻りなく受け止めるなら、「どんなことがあっても愚直に歩を進めればいつかは幸運が舞い込む」というメッセージ…となるんだろうが、それでいいのか?そのメッセージは裏を返せば、作中うまくいかなかった人は愚直さ・真面目さが足りなかったからとなる。傍から見るとあまりいい人生には見えないババやジェニーは愚直さ・真面目さが足りなかったのだろうか?確かにババは訓練に真面目さが足りない部分はあったし、ジェニーは「真実の愛」なるものに気づくのが遅すぎた感はあるが…死という結末を迎えるほど2人は不真面目だったんだろうか?それともこの2人は所詮フォレスト・ガンプの人生を彩る脇役??
この映画のメッセージとして受け取るべきは「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」、「本当はみんな、それぞれ運命を持っているのか、それとも、みんな風に吹かれて漂っているだけなのか。でも僕は両方だと思う。多分両方が同時に起きるんだと思う。」のほうなのかなと感じた。もっとかみ砕けばスヌーピーの名言「配られたカードで勝負するしかないのさ」であり、だからこそ能動的にできることは走ることのみ…というお話なのかなと自分は感じた。
大人の童話、観る人を写す鏡
公開当時は、まったくわたしには響かず、優等生的映画で、賞を総ナメというのも鼻白む感じだったのですが。
息子が「最近初めて観たけど、良かった」というので、きょう再観。
もちろん、作り話感は満載ですし、古いニュース映像と主人公フォレストの合成映像(風刺やジョーク)など、当時の最新技術で驚かすところも、映画=エンターテイメントとして要所を押さえています。
それ以上に、驚いたのは、わたしがまるで覚えていなかったという事実。それ以外のストーリーとか、テーマを。まるっきり刺さっていなかったのか。完全スルー。
自分があれから結婚して、親になり、いま観ると、敢えての作り話感に、いろいろ考えさせられます。
これはやはり「星の王子様」。
愛をわかっていく、その道のりが、いかに痛みを伴うか。
愛って、キラキラふわふわの甘い響きがするけれど、どれだけ覚悟が問われるか。
大体、逃げ続けて、人生は終わる。
でも愛がわからないままだと、男の子、王子様のまま。
ママはなんでもわかりやすくフォレストに教えてくれたけれど、亡くなる間際フォレストの「運命って何?」という質問に「そうねえ、何かしらねえ、それは自分で掴まないとわからないわねぇ...」。
ほんと、そうですね。
運命って、自分で掴むようでもあるし、でも流れに身を任せるもののようでもある。フォレストの人生のように。
きっとどっちもあるよね、って最後の方で彼は言います。
ママも、ジェニーも、ダン中尉も、みんなそうでした。
正解はわからない。
まずは生きてみなさいってこと。
チョコレートの箱を開けて、食べてみなさいってこと。
人に言えない弱さや狡さも、自分の中に知ることになる。
もっと素敵な未来が待っていたはずなのに、運命という嵐に、羽根のように翻弄されるだけ。
惨めな自分。見下していたフォレストの純粋さがまぶしすぎて、妬ましくて、自分がいたたまれない。
でも光のような愚直さが、フォレストの運命。立派な意思などなく、意味なんてない。
走りたいから、ただ走る。
人はその姿に勝手に「勇気をもらったよ!」
フォレストはいつも困り顔。
考えてしたわけじゃなく、何となくそうなっただけなので。
信じる者は救われる、ではないけれど、日本的に言えば人間万事塞翁が馬。
同じように流されて、ジェニーもダン中尉もどんどん暗い方へ行くのですが、すんでのところでフォレストの引力に引き寄せられるかの如く、また戻ってくる。フォレストもそれに助けられる。
なにをどう捉えるか。
なにを願うか。夢見るか。
結局はその人自身の見方だし、偶然は幸運とも不運ともなりえます。はじめは愛を外に探す。それは恋やお金や名声や体の交わりで得られると思うけれど、そこにはない。
苦しさを経て、愛は自分の中に育てる力だとわかった時、男の子や王子様は、やっと一人の人間になる。
ジェニーは、世界で一番信頼できる人間に、男の子を託しました。ジェニーも優しい女の子から、望み通り鳥になって、旅立って行った。自由になれたね。いろんな幸せがある。
戦争へのメッセージもうまくぼかされていて、諸々オトナの事情あるのでしょうね。映画作りもビジネス。生きる術をみました。したたかさも、致し方なしと勝手にお察ししました。
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