フォレスト・ガンプ 一期一会のレビュー・感想・評価
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ヒューマンドラマのお手本のような作品
どこまでもピュアなガンプの人生の物語。
一つ一つのエピソードが独立して(少しずつは絡ませている)進んで行く展開で一歩間違えれば退屈な映画になりかねないこの作品でオスカーをとってしまうゼメキスの才能は素晴らしい。
アメリカがたどってきた歴史、それも多く観客が実際に体験した時代をコミカルなタッチと時代を反映した音楽、驚くべきVFXの技術でリアルに再現して、まさに親子三代でも見に行ける点がこの作品のヒットの要因だろう。
余計なことをせずヒューマンドラマの王道を行ったことがよく、お手本になるような作品だ。
また、ハンクスの演技の幅にも驚かされる。
SF好きでも面白い。
人生はチョコレートのようなもの
トム・ハンクス主演の名作。
主人公「フォレスト・ガンプ」の半生を描いた作品です。
主人公が様々な人々に出会い。様々な場面に遭遇し。様々な別れを経験し。そして、様々な歴史上の有名人と「共演」していきます。
まあ、作り話なので何でもありなんですが(笑)。当時の映像に違和感無く映り込んでいるのには感心します。
「フォレスト・ガンプ」の母親が息子に聞かせる数々の名言も、なるほどなーと感心させられたり、されなかったり。
ちなみに、作品のラスト近くで登場する「フォレスト・ガンプ・ジュニア」を演じているのは、あの『シックスセンス』の【ハーレイ・ジュエル・オスメント】君です。
才能職人たちによる罪深き映画です。
これが公開された当時、「ニューエイジ」なるサブカルがアメリカや日本で流行ってました。ニューエイジとは、この世界は霊的に出来ており、すべての出会いや偶然には「意味」という必然性がある、という考えです。ちなみに、わたくしは、これ信じてません。
本作はその流れを受けての映画で、監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。この人は、演出が小洒落てて安定していい娯楽つくります。映画は基本的に嘘の世界なわけですが、あとはその嘘をどこまで本当に見せるかがポイント。この人は、ニューエイジという嘘も見事に映画の中で完成させ、感動作に仕上げてます。
その手腕にさらにリアルさを付け加えたのが、トム・ハンクス。この人は「ビッグ」の頃から好きでしたが、当時はコメディ俳優のイメージが強かった。本作やエイズ患者を演じた「フィラデルフィア」あたりからいきなり化けてきましたね。力むことなく、自然体で、名演技をする。
これだけの映画をつくってしまうと、当然、世の中ニューエイジがさらに流行ったわけです。
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