「監督の感性が冴える他者には真似のできない映画」8 1/2 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
監督の感性が冴える他者には真似のできない映画
現実であろう場所
幻想であろう場所
現実かそれとも夢か
その全てが漂う。
優柔不断でお気楽な主人公は
今やるべきことを振り返らず
過去に逃げ、未来を想像する。
妻、愛人、女たち、砂浜、神様、仕事、仲間、
そんなものが彼の頭の中をぐるぐると回り
「最低」と言われ「素敵」と褒められる。
結局「あぁ、これでいいんだ」と丸く収まる。
そのシーンで終りを迎える。
ニノ・ロータの楽曲が好い。
もし死ぬ前に「ひとつ」
見たい映画を選べと聞かれたら
間違いなくこれだろうな。
※
コメントする