ファンダンゴのレビュー・感想・評価
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パットメセニーの音楽が最高!
有名俳優の若かりし頃の輝き。馬鹿騒ぎに笑えて、最後はほろりとさせる青春ロードムービー。
多くの人に知ってもらいたい傑作青春映画。
結婚式からラストまでの流れは美しく完璧。
【”バカ騒ぎ”のロードムービーの中で描かれた、末期のベトナム戦争に対する反戦の想いを描いた青春映画である。】
■ベトナム戦争中の1971年、テキサス州の大学寮。
卒業記念パーティーの最中にワグナーは徴兵された事を理由に、デビーとの結婚中止を宣言し、それをきっかけにガードナー(ケヴィン・コスナー)は最後のファンダンゴ(バカ騒ぎ)をやろうと提案。
5人の青年が結成する”グルーパーズ”はそれぞれの思いを胸に、一路メキシコ国境へ…。
◆感想
・おバカな、バチエラー・パーティー要素を纏いつつ、今作は強烈なベトナム戦争批判映画である。
・結婚を予定していたワグナーは徴兵された事を理由に、デビーとの結婚中止を皆の前で宣言するが、ガードナーは”メキシコ国境に埋めた”ドム”を取りに行こうぜ!”と、意気消沈する”グルーパーズ”のメンバーを鼓舞する。
・途中で、危機一髪のスカイダイビングなど珍事続発の陽気な道中に、別れの寂しさや徴兵の不安、恋の痛みを忍ばせて切なさを誘うシーンが、可笑しみと共に鑑賞側に製作者のメッセージが伝わって来る。
<今作は、ケヴィン・レイノルズ監督の学生時代の短編がスピルバーグの目に止まり、アンブリンで長編化されたものらしいが、スピルバーグ監督が認めた理由が、良く分かる作品である。
反戦映画の新たな手法を示した一品であると思った作品でもある。>
ドム
FANDANGO:1、スペインの踊り、2、その音楽、3、ばかさわぎ。BGMはエルトン・ジョンの「土曜の夜は僕の生きがい」だ。そして、キャロル・キングの「イッツ・トゥ・レイト」ステッペン・ウルフの「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」、最後のダンスシーンにはパット・メセニーだ♪
車がテキサスのど真ん中でエンコしたため列車にロープを引っ掛けるシーンは最高!確実に笑える。パラシュート学校で飛ばせてもらったり、ハチャメチャな青春時代を映像化しているけど、アメリカン・ニューシネマへのオマージュも中途半端。むしろ自然の美しさによってノスタルジックに回顧しているかのようだ。自分の学生を卒業した頃を思い出せれば、はまること間違いなし。
“ドム”って何なんだ?と、ずっと伏線に用意してあり、それがわかったとき、飲みたくなった。
とてもよかった
公開当時映画館で見たのだがあんまり意味がわからなかったが、ケビン・コスナーのボロボロのタキシードがかっこよかった。徴兵逃れをしようとしていたのか。メガネがバカにされすぎでかわいそうだった。
街の老人をだまして、結婚式を豪華にとり行うのは、スマートな若者が他人をいいように利用している鼻につく感じがした。パイロットも人がいいから簡単に騙されていて、後から札束を送るなりなんなりフォローして欲しかった。天罰がくだるぞ。
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