ファウスト(1994)のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ひょんなことから悪魔教の教祖になった男の生涯を描いた作品
天使の救済の正しさに気付くも時すでに遅し、悪魔に騙されて命を奪われてしまう悲劇的な最後で教訓めいたようにも思えるけれど、主人公に悪魔教の巣窟のマップを配る二人組の男、そして死体の一部を持ち去る老人
これらの登場人物からは不気味さ(ミッドサマーで恐ろしい儀式に誘った大学のクラスメイトみたい)が伝わってきた。
昔のNHK教育テレビでやっているクレイアニメのように登場する悪魔やチェコらしい人形劇を使った演出が印象深かった
最高過ぎた🩷
ヤン・シュヴァンクマイエル レトロスペクティヴ2025@シアターイメージフォーラム:7作品中2作目💜
これ好きーーーーーーーーーーーーーー🩷
ゲーテのファウストは未読。
でも映画で置いてけぼり喰らいたくなかったからシュヴァちゃんバージョン観る前にwikiさん情報だけ仕入れておいた。たぶん長編戯曲の概要をシュヴァ監督なりに解釈してる感じかと。それがとにかく良き良き✨
(以下、箇条書き👇️)
・指定された謎の場所に行っていきなり冷蔵庫の中のビールぐびぐびいく??
・ピルケ!パドルケ!あたしも😈召喚できるかな?
・不敵な笑みを浮かべるあの二人の手先、おヒゲない方かなりツボる。あたしにもワインぶっしゃーしてー
・羽根ペンのミニ悪魔、ミニ天使をボコボコにし過ぎ。レイプはあかん。
・ラスト5分の伏線回収がまさか過ぎた
・人間の飽くなき欲望をうまーく表現してるよな
1994年製作
シュヴァちゃん長編2作目
映画着ぐるみ史上最高傑作シーンの連続!?
ヤンさん解釈の独特なファウスト。
魂を捧げて一体何を得るのか。
見ていて思ったエトセトラ
◯血の承諾書シーンにぞくぞく。
何度も腕の傷部分から血液をインク代わりに。
◯本編開始約1時間経過後からの
マリオネット&着ぐるみ劇場は特に見応えあり!
映画着ぐるみ史上最高傑作シーンの連続かも。
◯マリオネットや着ぐるみを演劇舞台や現実世界に登場させ、更に映画製作中音響等スタッフカットも追加され、多重構造の映像演出が愉快、ゆかい!!
◯女性人形の股に陰毛用の黒毛を張り付けた後、
博士がその人間サイズ人形とまぐわり、
悪魔に魂、肉体、体液すらも捧げることに。
なかなかエグいシーン!
◯魂を捧げた男のラストは悲惨な状態に。
身体の一部を肉片としてもぎ取られ、持ち去られ、、、
いやぁ〜悪夢を見てるかのような作品でした。
よぉ〜し、これで最新作『蟲』を
観に行くぞぉ〜
予測不能 理解不能
なぜならヤンシュヴァンクマイエルだから!
造形物だけでも、アートだ。それが動く。鳥肌が立つ。
ファウストそのものだが、ファウストを読んたり見たりしていなかったので、シュールな話として誤解していた。
2回見た。
芸術だと思う。 足と足の間に穴を開ける。 そして、姦淫に気づく。
ストップモーションの技術と作られる造形物のリアルな所は、もはや、アートだ。造形物だけでも、アートだ。それが動く。鳥肌が立つ。
シュールな話でも魂が輝く。その内、魂が伝説を新たに作る。
但し、軽佻浮薄な気軽さは一切無い。
この映画を見て、自分のシュールな話に対する哲学が作れた。
期待はずれ
何でこんなに目が離せないんすかね
同じ監督の「アリス」を先に観たのですが、そっちは最初若干ビビったりダレたりしました。
そっちで先に耐性がついちゃったのかな?それとも主役がオジサンだから馴染みやすいのかな?調子は基本的に似てるのですが、コッチはすんなり入っていけました。
非常に表現が独特で、出てくる全て得体が知れない(なんなら不潔さも感じる)のですが、観ていくうちに実はどいつもこいつも滑稽さがあり愛嬌を感じてしまう。下手したら学芸会か?みたいなユルイシーンもあるのに、有無を言わさぬ迫力が常に伴う。「ファウスト博士」がお題でこういう感触を味わうとは。それでいてやっぱりブラック。説明なんて全くと言っていいほどないのに「ああ、そういうこと…」っていつの間にか納得してしまっているあの構成はちょっと他じゃ見ない手腕ですね。あの人形、直に触ってみたいなぁ。
ただアリスの時も思ったのですが、少し繰り返しがくどいんですよね。道化師が悪魔を呼んだり戻したりするシーンそこまでダラダラやらんでもええやろ…いや、僕が最近の映画のテンポに慣れすぎてるのか?
とにかく他じゃまずお目にかかれない映画体験で、新鮮さと古めかしさのミックスされた妖しさは視覚的に強く引き込まれます。音楽なんて殆どかからないのに最後まで観れる。いかに映像のパワーが強烈かの証左でしょう。
面白い
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