「英語版Wikipediaのリンク充実ぶり」ファイナル・カウントダウン かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
英語版Wikipediaのリンク充実ぶり
アメリカ発、軍事タイムスリップSF。
【ストーリー】
1980年、アメリカ海軍。
パールハーバー海軍基地をはなれ、作戦行動に出た空母ニミッツには、最新鋭機器のメーカー・タイドマン社から出向してきたラスキーが乗っていた。
ラスキーは社員すら顔も知らない社長の命で乗艦したのだが、とくに仕事もなく、艦内ではお荷物あつかいだった。
艦が外洋に出ると、雷電を帯びた巨大な嵐に見舞われる。
計器が乱れ、乗員たちが激しい頭痛をおこす。
ようやく嵐がおさまり、ニミッツ艦長イーランド大佐(カーク・ダグラス)の指示で状況を確認する。
だが、ニミッツの困難はそこで終わらない。
無線通信、ラジオ、航空写真。
どう調べても、そこは1941年12月7日のハワイ沖だった。
まだビデオレコーダーが一般的ではない時期の作品で、テレビつけたら放映してるってばっかりで、今回アマプラでやっと通しで見ました。
もっと火力ギャップ利用してゼロ戦パカパカ落としてUSA!USA!
……な、おバカイメージだったんですけど、キャラの行動は一部悪役のぞいて割と現実。
その一部の一端、日本軍パイロットが腰だめで使ったこともないM16ぶっぱなしまくったり、人質とって艦員アレしまくっちゃったりして、やはりジャップどもめは鬼畜米英ナリ!なきもちになれました。あ、日本語の乱れについてはアメリカナイズされた脳のバグってことでご了承ください。
もう一翼のチャップマン上院議員、ヘリ機内で救難信号弾ぶっぱなしたらヘリが即爆散。
こわ。信号弾火力すご。紙装甲とはこのことか。
あとチャップマンの俳優さん、チャーリー・シーンのパパですね。
地上攻撃機のA6イントルーダーとF14トムキャットの空中給油とかレア映像見られます。
イントルーダーっていったら『イントルーダー 怒りの翼』ですよねー給油機型あったんですねー。おもろ。
ちな英語版Wikipediaには『G.I. Samurai(戦国自衛隊)』や『Zipang(ジパング)』、日本でもおなじみ『フィラデルフィア・エクスペリメント』へのリンクも貼られてて充実感パナし。
編集の方々、日本版もおねがいします。
なんか少年時代の夏休みの宿題を、夏休みの最終日に終えた、みたいなきもちになれました。
空戦ふくめた戦闘シーンはちょびっとで、カタルシスはさほどでもないんですが、空母内での撮影も多くて、艦内の生活感も味わえますよ。