「キネ旬シアターに行ってみた」ひまわり(1970) masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
キネ旬シアターに行ってみた
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
さてこの映画ですが古い作品です。私はリバイバル上映で2回、テレビ放送で1回観ています。だから全て記憶しています。しかしながら・・・
久々過ぎて記憶漏れ多数。新鮮な気分で観れました。お礼を言いたい。
サンキュー、私の海馬‼️
なんか色々なメディアで取り上げられています。どうやら千葉県の柏で上映しているらしい。柏市の木は柏、柏市の花はひまわり。
もう凄く遠いんですよ。まずは船橋駅に行きます。あのね船橋ヘルスセンターがない今時ですよ。行かないでしょ。我々(え?誰?)地下鉄東西線沿線の住民にとっては西船橋が最果ての駅。そして千葉県の玄関口。例えばららぽーとやマリンスタジアムや中山競馬場に行く時は必須の駅。
だからね駅名に船橋の入った駅って沢山あるけど不動の一位は西船橋駅。二位は南船橋駅。ららぽーとの映画館は昔散々通ったからね。野鳥観察が趣味の私は谷津干潟にも行くしね。
この2トップは揺るがない。あとの駅はいらない。(失礼極まりない) 東船橋駅って何?いらなくない?(重ね重ね失礼) 船橋法典駅は中山競馬場があるんで必要。
閑話休題、船橋駅から東武アーバン パークラインに乗って柏駅に向かいます。なんだ?その小洒落た名前は?小田急スカイライナー的な。そしたらね・・・フツーの電車でやがんの!最初の停車駅は新船橋駅。初耳だわ!まじでいらなくね?船橋駅軍団の最弱駅だわ。雑魚キャラだよ。ドラクエだとスライムクラス。(失礼過ぎるわ!)
ただね、船橋在住の知人に聞いた所、船橋駅軍団のラスボスはやっぱり船橋駅なんだって。なるほどね。理由は察しがつく。おうおうJR東日本さんよーー
西船橋駅に総武快速を止めやがれ‼️
市川駅は通過でいいからよー(失礼)津田沼駅も通過でいいからよー(さらに失礼) YO〜YO〜
お前は!やからか‼️あるいは・・・
ネット・カジノで4600万使っちゃうクソか‼️
それで東武アーバンパークラインに乗って柏駅に行くんですが、車窓からの景色がね、まじで・・・
クソ田舎だわ!(ごめんなさいね) なんにも無いんだよ!駅前に。東武ストアしかねえ!おいおい・・・
どこがアーバンなんじゃあ!
やっとの思いで柏駅に到着しました。私のHPは大きく削られました。千葉県的には大都会感が有り。都内で言うと北千住駅ぼい。
東武アーバンパークラインは昔の東武野田線らしい。物凄くどうでもいいわ!
さてと・・・柏って生まれて初めて来た。柏レイソルファン以外の人は行かないでしょ。
はい。枕は終わります。なんか千葉県のローカルな話しが多くてごめんなさい。関係者の皆様、ボロクソに言ってごめんなさい。さてと・・・要らないのは承知ですが、簡単にストーリーを。
ジョバンナ(ソフィア・ローレン)は海岸でアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)と知り合い恋に落ちます。時代は第二次世界大戦中。アントニオはアフリカ戦線に行く予定です。
結婚をすると12日間の休暇が貰えるので、即結婚します。二人は朝となく夜となく睦み合うのですが、楽しい時間は恐ろしい速さで過ぎ去ります。
戦争には行きたくない!ジョバンナと一緒に居たい!そこで一計を案じ精神障害のふりをするんですが、あえなく露見。
一番苛酷なロシア戦線送りになります。やがて・・・戦争は終わり、スターリンも死去しました。でも・・・
アントニオは帰ってこない・・・ジョバンナは来る日も来る日もミラノ駅に通い詰めます。手掛かりを探すために。
そして約5年の月日が流れ、微かな手掛かりを元にソ連に向かいます。ソ連は戦勝国です。
そして大使館員と一緒に戦地のウクライナへ・・・
一面のひまわり畑。地の果てまで。現地の婦人が語ります。
「このひまわり畑の下にはロシア兵と捕虜だったイタリア兵が眠っています」
ここです!キービジュアルもここ!ストーリーも大事。でも映像はもっと大事。ヴィトリオ・デ・シーカ監督もがんばった。なにしろ公開当時は東西の冷戦下。ウクライナの独立は1991年、割と最近じゃん。
ジョバンナは足を棒にして探し回り、ついに!ついにアントニオを知っていると言う人に出逢います。家を案内されました。洗濯物を干す若い女性。意を決して訪ねます。いやな予感。
いやな予感は的中。4歳の女児が出迎えて一言言いました。
ボンジョルノ。
何故ソ連の女児がイタリア語?はい。伏線回収しました。時系列を戻します。ジョバンニはモスクワで気になる人物に会うんです。多分、いや絶対にイタリア人。伊達男。はい正解でした。今はロシア人として生きている。
閑話休題、女児は初対面のジョバンナがイタリア人と分かったんですね。そして家に招かれます。若妻(リュドミラ・サベリーエワ)にアントニオの写真を渡します。若妻は返す時に、手が震えています。
気まずい二人。気まずい時間。言葉も通じない。
しかしお互いに全てを察します。そして・・・
この映画の白眉。あるいはイタリア映画史上の屈指の名場面。
駅のシーン。工場から帰るアントニオ。説明する若妻。目が会う二人。
言葉を交わす事なくジョバンナは汽車に飛び乗ります。そして感情が爆発。待ったのに。苦労したのに。泣きたいのに。怒りたいのに。
うーん、せつない。たまらない。どうしよう?微妙な機微がたまらない。それぞれの事情があってもね・・・
当初はこの場面をエンディングにする案もあったらしい、だが製作のカルロ・ポンティ(ソフィア・ローレンのパートナー)が異議を唱えてこの先が撮影されました。
で、やっぱり、ひまわりだよね。冒頭、中盤、エンディング。全部印象的だね。眩しいくらいに。そして今現在のウクライナ情勢を思うとたまらない。
どうかウクライナに平和を・・・
ところで苦労して柏まで行った訳だが、この映画を観たらホイミを貰った。やっぱり良い映画は時代や国境を越えるよね。
キネ旬シアターもマニアックな映画館だけど良心的な映画館。また来るよ。多分。小旅行で大変だったけど観て良かった。そして・・・
今も私の耳の奥でヘンリー・マンシーニの哀愁のメロディが鳴っている。
あっ!しまった!一週間後に近所の映画館でやるわ!
まあいいか。
こんな長文にお付き合い頂きありがとうございました。
masamiさん
コメントへの返信を頂き有難うございます。
masamiさんのワクワクがてんこ盛りのレビュー、皆さん心待ちにしていらっしゃると思いますよ 😊
ワーイ‼︎
masamiお姉さま
こんばんは(^^)/
「ひまわり」名作ですね。
ソフィア・ローレンさん
最初、ホラー顔に見えてしまったけれど・・・💦
名場面に号泣でした。
映画音楽も 最高ですね。
歴史にも詳しいmasamiさん 発見です。
🌻戦争は、嫌だわ・・・
さて、柏への道のり
お疲れ様でした(´▽`)
masamiさん 面白いです~⭐
近所の映画館でも観るのでしょうか(≧▽≦)
あっ、レビュー書いてないです(^^ゞ
お気になさらず・・
「二十歳のソウル」、音楽もの(興味あり)でも学園もの?(それほど)で、どうしようかと思っていたんですが、船橋が舞台なら観たいです。masamiさん、やきすこぶさん、情報ありがとうございます。
今度の金曜日から、東船橋の近所が舞台と思われる映画が公開されますよ。
私が今一番注目しているのが、TOHOシネマズららぽーと船橋のスケジュール。
大作『トップガン』が来る中で、ご当地映画をどう扱うのか気になっております。
乗降客数まで。さすがのリサーチ力ですね。船橋市の中心はやっぱり船橋駅で、北口だけでも10数路線のバスが出てましたから。バス組がJRに向かう途中に、東武軍団がワーッと押し寄せてもみくちゃ状態で一緒にJRの改札に突入してました。だから東船橋駅と東葉線が出来てかなり分散されたんですよ。すみません、千葉ネタで。千葉銀のマークもひまわりです。