「平面の先の内部へ」ヴィデオドローム チャーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
平面の先の内部へ
クローネンバーグの代表作ということで観てみましたけど、なんとも掴みようがなかったですよ。観念的な題材に猥雑な描写をのっけてて、のめり込んでしまったり、おぞましかったり、なんだか笑えてきたりと、忙しいったらありゃしません。
ですけど、思ったのは、この映画、内部への尽きせぬ興味を描いているんだと感じました。内部から出てくるものは常にドロドログログロしていて、私たちが必死に画面を見る先に求めているものを、これだろ、これが欲しいんだろ、と言われ続けているような気がしていました。
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