劇場公開日 1992年9月23日

「ディズニー作品をなめていてごめんなさい」美女と野獣(1991) ともさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ディズニー作品をなめていてごめんなさい

2022年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

大好きな作品がまた増えたことを、心から幸せに思います。

・全体的にキャラクターの動きや表情がイキイキとしていて、キラキラしていて大好き
・野獣の人間くささがとても可愛い
・ベルがとても好き。品性正しく嫌なことは嫌という強さがある人。
・ガストンのテーマも好き
・ベルが手当てをするシーンが好き。初めて野獣と対等に接するシーン。ベルいい女すぎる。
・→このシーンがとても効果的だったからそこ、2人に愛が芽生え始めたのも分かる
・愛が芽生えはじめてからの、ベルに対する野獣の声がとても愛おしそうで、優しくて、泣きそうになった
・図書館のシーン夢に溢れていてめっちゃ好き
・細かな表情が表現されていて、とりこになる
・全部を通してとにかく音楽が良い!!!!劇中のミュージカルはもちろん、BGMのなかに次に歌う歌のフレーズが組み込まれているのが良い

・ベルを解放したシーン
愛している、寂しい、行かないで欲しい、自分の魔法もとけなくなる(死んでしまう)
でも彼女の意思を尊重した…!愛だ…!
愛じゃよ、愛…さいこう…となった…
自分のことより相手を思いやること、それが真実の愛だというのはとても納得がいったしなかなかできることじゃない。
ベルが父親の身代わりになる、父親が命がけでベルを助けようとする、これもお互いを愛し合っているからこそ…

・「なぜかって…?愛しているから」このシーンも最高だ…

・ベルが野獣の目を見て誰だかわかり、「あなたなのね」のシーン最高。
「見た目に惑わされないで」という趣旨の物語なら、王子の姿に戻らなくて良かったのではというレビューもあるみたいだけど、
「真実の愛に見た目は関係ない」という趣旨だと私は受け取ったので、人間の姿でも野獣の姿でも真実の愛は揺らがないという部分はとても納得がいった。

・実写版、アニメ版、とみて、ディズニーが描く美女と野獣の枠を飛び越えて、フランスの童話としてうまれた美女と野獣の変遷が気になってきた。つぎは、戦後すぐに作られた美女と野獣を観ようと思う。
少しずつ姿を変えながらも、何年も物語が語り継がれていく…それを作品の中で表現していたのも良かった
何十年も前の御伽噺から、大きく話の趣旨は変わっていないのに、今の私たちの心をうつこの真実の愛が、心から尊い。

とも