ピーター・パン(1953)

劇場公開日:

解説

「ロビン・フッド(1972)」のウォルト・ディズニーが1953年に製作したテクニカラー色彩の長編漫画映画である。1904年ロンドン初演のジェイムズ・M・バリーの戯曲『ビーター・パン』の漫画映画化で、映画用ストーリーはテッド・シアーズ、ビル・ピート、ジョー・リナルディ、ラルフ・ライト、アードマン・ペナー、ウィンストン・ヒブラー、ミルト・バンタ、ビル・コットレルの合作、監督はハミルトン・S・ラスク、クライド・ジェロニミ、ウィルフレッド・ジャクソンである。音楽はオリヴァー・ウォーレス。各人物の声を受け持つのはボビー・ドリスコル、キャスリン・ビューモント、ハンス・コンリード、ビル・トムスン、ヘザー・エンジェルなど。

1953年製作/77分/アメリカ
原題または英題:Peter Pan
配給:RKOラジオ日本支社
劇場公開日:1955年3月9日

ストーリー

ロンドン郊外に住むダーリング家の3姉弟の姉娘ウェンディは大人になるのがいやでしょうがなかった。ある夜、ウェンディたちの部屋にお伽話のピーター・パンがしのびこみ、いつまでも子供でいられる“ないない島”へ連れて行ってやろうといった。ピーター・パンが光のをウェンディ、ジョン、マイケルの3人にふりかけると空を飛ぶことが出来るようになって、ピーター・パンを先頭に“ないない島”へ飛んで行った。ピーター・パンたちの大敵は海賊フックだ。フックは飛んで来るピーター・パンたちに大砲をうちかけたが、一同はどうやら無事に島に着くことができた。ジョンやマイケルは同じような子供たちがたくさんいるので大喜び、早速皆でインディアン退治に出発したが、娘を何者かに誘拐されて怒っていた酋長に逆に捕えられ、夜明けに死刑されることになった。ピーター・パンとウェンディは人魚たちと遊んでいるとき海賊フックが酋長の娘を攫って行くのを見つけ、ピーター・パンは海賊と大格闘して娘を助け出した。これを知った酋長は喜んで子供たちの縄をときお礼の大ダンス・パーティを催した。そのうちにウェンディはお母さんが恋しくなり、ピーター・パンから家へ帰ると大人になってしまうと言われたが、やはり皆を連れて帰る決心をした。ピーター・パンに娘を奪い返されたフックはその復讐にウェンディ以下の子供たちを捕えてしまった。しかし、急を知ったピーター・パンが飛んで来てフックを鰐の口の中につき落した。ウェンディたちはロンドンへ帰ることができた。そしてウェンディは父母に大人になる決心をしたと告げるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
テッド・シアーズ
ビル・ピート
ジョー・リナルディ
ラルフ・ライト
アードマン・ペナー
ウィンストン・ヒブラー
ミルト・バンタ
ビル・コットレル
製作
ウォルト・ディズニー
ロイ・O・ディズニー
イメージボード
デイヴィッド・ホール
レイアウトチェック
ドン・ダグラディ
レイアウト
ケン・アンダーソン
チャールズ・フィリッピ
McLaren Stewart
トム・コドリック
ケンドール・オコーナー
ヒュー・ヘネシー
Don Griffith
アル・ジンネン
ソー・パットナム
Lance Nolley
作画監督
エリック・ラーソン
ウォード・キンボール
ノーマン・ファーガソン
マーク・デイビス
ジョン・ラウンズベリー
ミルト・カール
ウォルフガング・ライザーマン
レス・クラーク
オリー・ジョンストン
フランク・トーマス
撮影
ボブ・ブロートン
美術監督
ケン・アンダーソン
John Hench
クロード・コーツ
背景
Ralph Hulett
レイ・ハッフィン
アート・ライリー
Thelma Witmer
アル・デンプスター
アイヴァンド・アール
ディック・アンソニー
Brice Mack
アート・ランディ
音楽監督
オリバー・ウォーレス
オープニングテーマ
ジャド・コンロン・コーラス
挿入歌
ジャド・コンロン・コーラス
キャスリン・ビューモント
ボビー・ドリスコル
ポール・コリンズ
キャンディ・キャンディード
ビル・トムスン
音響監督
C・O・スライフィールド
録音
C・O・スライフィールド
ハロルド・J・ステック
ロバート・O・クック
ミキサー
アル・ティーター
編集
ドナルド・ホーリデイ
作詞
サミー・カーン
アードマン・ペナー
テッド・シアーズ
ウィンストン・ヒブラー
Jack Lawrence
作曲
サミー・フェイン
オリバー・ウォーレス
フランク・チャーチル
オーケストラ指揮
エドワード・H・プラム
製作担当
ビル・アンダーソン
特殊効果
アブ・アイワークス
エフェクト原画
ジョージ・ロウレイ
ジョシュア・メドール
Dan MacManus
ブレイン・ギブソン
原画
ハル・キング
フレッド・ムーア
ハル・アンブロ
ケン・オブライエン
ビル・ジャスティス
マービン・ウッドワード
ヒュー・フレイザー
エリック・クレウォース
クリフ・ノードバーグ
ボブ・カールソン
ハーベイ・トゥームズ
ドン・ラスク
ジャッジ・ウィッテカー
ジェリー・ハッチコック
アート・スティーブンス
クレア・ウィークス
デビッド・スウィフト
色彩設計
メアリー・ブレア
ナレーション
トム・コンウェイ
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受賞歴

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映画レビュー

3.5ウェンディの存在

2022年12月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

楽しい

単純

知的

ディズニープラスで久々に鑑賞。
主人公のピーターパンは正義感がありつつも、無邪気に振る舞う少年のイメージがありました。また、フック船長と助手のスミーは悪役でありながらも、漫才のようなやりとりが面白いなど、どこか憎めない一面がある所がよかったです。

そして何と言っても、一番はウェンディの存在が強かったことです。冒頭では子供のファンタジーな世界に残りたいと思っていたのが、物語が進むにつれて彼女の大人になろうとする気持ちが強くなっていきました。ここから、母親のような優しさが伝わってきたと同時に、子供や周りの人を支えていくことが大人になる第一歩ではないかと考えました。

誰もが知ってるおとぎ話でも、大人になってからも奥深い内容として楽しめました。

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Ken@

4.0古臭さを感じない

2024年10月22日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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夢見る電気羊

3.5ディズニーはやっぱりいいですね!

2024年8月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

昔小さい頃によく観ました!
ティンクは居るものだとずっと思ってましたし、夜空を見上げて亡き母とあれがネバーランドかも!と言っていたのを思い出しました。
でも所謂ファンタジーでは無く『ダーク』なファンタジーで、ピーターパンも浮気性なのかも?と今更思いましたw
劇中のワニが可愛くて…w
スミーもおとぼけながら、フックを慕っている姿が愛らしいですねw
大人になり子供を産み、長男に見せたところやけに気に入って『ほら!妖精の粉だよ!』とかける振りをしたら飛ぶ真似をしていたのも愛らしかった…
今だったらアウトーな言い回しもあるけれど、ディズニーだから許される気がします!

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ゆさ

4.0定番

2024年6月10日
PCから投稿

今さら感想不要ですね?
意外にストーリーが盛りだくさんで改めて驚かされました。

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越後屋