パンチラインのレビュー・感想・評価
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お笑いコンテスト
パンチラインとは“オチ”のこと。ライラは人からネタを買ったりして、客の受けはそんなによくない。医学ネタで受けているスティーヴンに興味を持ち、彼に御教授願おうという魂胆だ。しかし金のないスティーヴンは金にうるさい。ネタを売ることなんてへいちゃらなのだ。まぁ、そのくらい売ったとしても、どんどんアイデアが湧いてくるんだからすごいものです。
ある日、スティーヴンの父親が観客の中にいて、ジョークが全く冴えなかった。それどころか、無理矢理医者にさせられそうになった辛い過去を話し出して感極まり泣き出してしまったのだ。二人の仲も上手くいったように見ええたが、所詮は不倫。諦めたスティーヴンが『雨に唄えば』を唄いながら雨の中を踊る・・・
終盤はお笑いコンテスト。ギャグの中味よりもサリー・フィールドとジョン・グッドマンの夫婦愛をテーマにした終わり方だった。倦怠期夫婦のセックスネタもほのぼのとして温かかった。これもトム・ハンクスが影で見守ってくれたおかげ。優勝したのが誰だとか、そんなサクセスストーリーでないのも好印象。
私にはハマらなかった
たぶん観るの3回目。
面白いからではなく、ただ見たことを忘れて。
ストーリーの要の“スタンディングショー”がツボな人は結構ヒットする作品のようだけれども…
これはもう見ないリストだな。
高感度の低いトム・ハンクスは嫌いですか?
「BIG」もいいけど、「スプラッシュ」もいいけど、ネット上の評価はかなり低いけど、やっぱり「パンチライン」が大好きなんです。
「フィラデルフィア」と「フォレストガンプ」でアカデミ-主演男優賞とる前の、トム・ハンクスが「あの!トム・ハンクス」になる前の、重々しくなる前の、なんか使命感を背負っちゃう前の、初々しい、フットワークの軽い、サタデー・ナイトなライヴ感が漂う、トム・ハンクスが好きなんです。あの青いつぶらな瞳が、忘れられません!
あれですよね?森繁久弥で例えるなら、駅前社長時代ですよね?何故みんな駅前から、閑静な高級住宅地に引っ越すんですか?引っ越してもいいけど、駅前な気持ちを忘れないで欲しいんです。たまには駅前にも、顔を出して欲しいんです。
親の反対を押し切ってスタンダップコメディアン(ピン芸人みたいなもん)を夢見る医大生スティーヴン(トム・ハンクス)と、お笑い好きが講じて自分もなりたい!となっちゃった中年の主婦ライラ(サリー・フィールド)の物語。この達者なお二人、これからだいぶ後に「フォレスト・ガンプ」で親子を演じることになりますね。
本作のトム・ハンクスは、結構イヤな奴なんです。医大生ですし、頭いいし、お笑いのセンスはいいし、シニカルな自信家です(感じの悪いトム・トムハンクスって、珍しいですよね?)。でも親と対立しても夢を追う、熱い面もあって。そんなスティーブンが、平凡な主婦のライラを好きになる。一見、不思議に思えますが、当然なんです。だって同じ夢を追ってるから。きゅん。
最初、ライラのネタは全くウケないんですが、スティーブンのアドバイスで観客いじりを覚えて、どんどん笑いがとれるようになる。そうこうしている内に、年齢や互いの環境の差を超えて惹かれ合う。スティーブンはライラの才能を認め、もっとお笑いの道を極めようと誘う。好きだから。一緒にずっと夢を追いたいから。そんなシニカルコミカルなスティーブンの愛情表現が、また、もう、かなり、萌えます!可愛い!
けれどライラは、既婚者です。またこの夫役ジョン(ジョン・グッドマン )がいいんです。無駄にいい声してるんです(?)だってジョンってば、誰よりライラが一番面白いと思ってるんですよ。ライラの一番の味方なんです。どんなにつまんないネタでも、笑ってくれる。私も、こんな味方が欲しい。何度か突っ返される原稿に涙ぐむ時、君が一番だよって笑ってくれる人が欲しい!
けど……、スティーブンが可愛い!ジョン優しい!スティーブンの感性が素敵!ジョンの抱擁力が素敵!の鬩ぎ合いの、128分。
スティーブンと笑いを極めるか?夫とふんわりした幸せの中で平凡に暮らすか?攻めるか、守るか!?悩み、悩む!
あったかコメディです。トムハンクスの喋りは凄い。あれぞ役者。 スタ...
あったかコメディです。トムハンクスの喋りは凄い。あれぞ役者。
スタンダップコメディを題材に、コメディアンヌを目指す主婦と才能ある若いコメディアンの物語。愛する家族と自分の夢との狭間で揺れ動く主婦ライラをサリーフィールド、落ちこぼれの医大生で卓越したセンスを持つスティーブンをトムハンクスが演じてる。若い若い。
雨が降る中、窓越しのパントマイム?が素晴らしい。トムハンクス器用です。
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