劇場公開日 2025年5月9日

「バロウズの姿がこれでもかと見れる超貴重作」バロウズ エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バロウズの姿がこれでもかと見れる超貴重作

2025年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズ(1914-1997)の、何と本人の全面協力により撮られた奇跡のようなドキュメンタリー。

ハワード・ブルックナー監督(1954-1989)がニューヨーク大学映画学科の卒業制作として1978年に制作に着手し、ジム・ジャームッシュ(音響)、トム・ディチロ(撮影)とともに、5年の歳月かけて完成させたという。

バロウズ本人が自らの人生を語り、アレン・ギンズバーグなどの作家や芸術家仲間、さらにはお兄さんや息子さんも登場。

やはりこれは奇跡。

一昨年観たデヴィッド・クローネンバーグの「裸のランチ」は原作者であるバロウズの半生を織り込んだ傑作だった。今作とあわせて観るとより楽しめるのでお勧めしたい。

エロくそチキン2