「バロウズの姿がこれでもかと見れる超貴重作」バロウズ エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
バロウズの姿がこれでもかと見れる超貴重作
20世紀アメリカ文学を代表する作家ウィリアム・S・バロウズ(1914-1997)の、何と本人の全面協力により撮られた奇跡のようなドキュメンタリー。
ハワード・ブルックナー監督(1954-1989)がニューヨーク大学映画学科の卒業制作として1978年に制作に着手し、ジム・ジャームッシュ(音響)、トム・ディチロ(撮影)とともに、5年の歳月かけて完成させたという。
バロウズ本人が自らの人生を語り、アレン・ギンズバーグなどの作家や芸術家仲間、さらにはお兄さんや息子さんも登場。
やはりこれは奇跡。
一昨年観たデヴィッド・クローネンバーグの「裸のランチ」は原作者であるバロウズの半生を織り込んだ傑作だった。今作とあわせて観るとより楽しめるのでお勧めしたい。
コメントする