ハルムスの幻想

劇場公開日:

解説

ロシア・アヴァンギャルド時代の詩人、ダニール・ハルムスが経験する夢と現実の交錯する二日間を描く異色作。製作はヨバン・マルコビチ、監督は本作が長編デヴューのスロボタン・D・ベシチ、脚本はアレクサンダル・チリチとベシチの共同、撮影はシロシュ・スパソイエビチが担当。出演はフラノ・ラシチ、ダミヤナ・ルトハルほか。

1988年製作/93分/ユーゴスラビア
原題または英題:The Harms Case
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:1989年11月25日

ストーリー

スターリン治下のソ連。ハルムス(フラノ・ラシチ)が当局の尋問を受けて帰ってくると、突然天使(ダミヤナ・ルトハル)が窓から現れる。それが幻想に満ちた日々の始まりだった。天使と共に街を彷徨うハルムスの眼前に様々な不思議な出来事が起っては消える。しかし現実の世界では仲間たちが次々と秘密警察に連行されていた。そしてハルムスにもその手がのび、恋人イリーナの目前で連行され、銃殺される。処刑後イリーナは窓の外に天使たちと舞っているハルムスの姿を見る。

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