春のかけ足
劇場公開日:1996年3月23日
解説
風光明媚なイタリア北部を舞台に、天真爛漫な子供たちの姿を描くハートウォーミング・ドラマ。監督は、エルマンノ・オルミに師事したジャコモ・カンピオッティで、彼の監督デビュー作。製作は「女たちのテーブル」などのジョヴァンニ・ディ・クレメンテ。出演は監督の生まれ故郷でロケ地となった、イタリア北部ヴァレーゼ地方のカシアゴ村の子供たちで、全員がオーディションで選ばれ、映画初出演を果たした。
1966年製作/100分/イタリア
原題または英題:Corsa di Primavera
配給:ボイジャー・エンターテインメント=ゼアリズ
劇場公開日:1996年3月23日
ストーリー
イタリア北部ヴァレーゼ地方はカシアゴ村。イサッコは8歳の男の子。両親の別居でヴェネチアから母親と引っ越して来た。母は美容師をはじめ、イサッコは新しい学校へ。緊張するイサッコと、様子をうかがう子供たちだったが、すぐに仲良くなった。ガキ大将のフィオレロは、イサッコに飛び降りごっこや自転車レースを教えてくれる。二人の仲間は医者の息子で優等生のガブリエレ。お菓子を買ってくれるのは、いつも父親のツケがきく彼だった。しかしとうとう買い食いがばれて、ガブリエレはママに叱られた。町にサーカスがやってくる。初めてみるイサッコは大興奮。ところがそこで、ライオンが逃げ出すという事件が発生。ヒーローになりたいフィオレロは自転車にまたがりいざ出陣、ところがそうこうするうちにライオンはつかまって、皆に笑われてしまった。サーカスが去って、3人は森に冒険に出かける。行き先はイサッコの父親がいるヴェネチア。ところが当日、間ち合わせの駅にやってきたのはイサッコだけ。がっかりするイサッコだったが、そんな彼の前に思いがけない人が汽車から降りてくる。それはイサッコのパパだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャコモ・カンピオッティ
- 脚本
- ジャコモ・カンピオッティ
- ルチア・マリア・ツェイ
- 製作
- ジョヴァンニ・ディ・クレメンテ
- 撮影
- カルロ・タファーニ
- 美術
- アントニオ・ルベオ
- 音楽
- ステファノ・カプリオーリ
- 編集
- ロベルト・ミッシローリ
- 字幕
- 大篠成昭