イヴォンヌの香りのレビュー・感想・評価
全3件を表示
ひと夏の恋
この頃のルコントが好きで、久しぶりに再鑑賞しました。ひと夏のバカンス、ひと夏の恋、そして、夏の終わりと共にやってくる別れ。フランス上流階級で描かれる作品にありがちな刹那的な内容ですが、そこはルコント。現実逃避ができる美しいフィルムにずっと浸っていたくなりました。やはり、この頃のルコントが一番好きです。
美しくもせつないひと夏
クリックして本文を読む
総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 75
設定や物語はよくわからないところもある。だがここで描くのは美しくも辛い思い出。若き日に燃え上がった恋。上流社会でのそれを、耽美に退廃的に綺麗に高尚に描く。若くて美しいが、どこかふわふわと不安定でつかみ所の無い女。彼女に去られても、その想いだけがいつまでも残って、それが忘れられずに捕われている男。物語よりも、その雰囲気と、彼の思い出というよりはせつない心の傷の表現を見る映画。いかにもフランス映画らしい。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全3件を表示