「封切り当時に見ておけば良かったねえ」パトリオット・ゲーム myshaさんの映画レビュー(感想・評価)
封切り当時に見ておけば良かったねえ
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始まってすぐ展開が見えてしまい、物語の進行は遅く、一面的でしかない視点に苛々し、正義マンが悪者を暴力で制圧して終わる話を見終わって(あー正統派白人主人公に正統派美人妻とお茶目可愛い娘、彼らだけが被害者で彼らだけを正義として映画を作れた時代の作品なのね、古いわね…)と思ってしまったのは、この映画を今初めて見たから。
封切り当初に見たのなら共感し感動もしたかもしれない。
でもIRAの彼の私怨も主人公の私怨も(愛する人を守りたい)で等価なのに、主人公の愛だけを価値あるものとして描いちゃうのはやっぱり暴力的だなあ。
でもこういった映画が量産されて多くの人が楽しみ、でもそこに批判も反省も生まれて彼ら以外のお話しも語られるようになったのが現在なのだから、この作品がかつて作られ今も見られるのはありがたいこと。
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