パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのレビュー・感想・評価
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傷にはパッチを貼ってもらいたい。
あの柔らかい笑顔と
聴いてくれるその姿・・
それだけでいろいろが半分は癒されるものだ。
とても大切なものを教えてくれる。
僕の知っている あるお爺さんお医者さんのことをここで紹介したい。
それは、どこの大学病院を回っても原因も治療法もわからなかったと言う女の子の事。
お母さんはその娘さんを連れて何年も各地の大病院を回っていたそうだ。望みを懸けて すがっていたお母さん。
力尽きてふと立ち寄った町の小さな医院でそれは起こった ―
お爺さんは
「つらかったろう」
「つらかったろう」
と言いながら、ポロポロ泣きながらその女子高生の腕の赤いぶつぶつを撫でてくれた。
その日を境に、全身の発疹が引いたのだと。
この映画を観ると、いつもこの話を思い出す。
現代医療への道を切り開いたパイオニア
【”笑いで患者の苦痛を癒す。そして過剰な幸福感を持つ!”今作は実在の医師、パッチ・アダムスの若き日の姿を名優ロビン・ウィリアムズが素晴しい笑顔で演じるヒューマンドラマの逸品である。】
ご存じのように、名優であり、コメディアンでもあったロビン・ウィリアムズが、実は鬱病やアルコール依存や薬物に溺れていた時期がある事は有名である。
だが、私はだからこそ、それを克服したロビン・ウィリアムズの笑顔や、悲しみの表情には重みがあると、思っている。
今作でも、ロビン・ウィリアムズ演じるパッチ・アダムスは、冒頭、自殺未遂をしたが故に、精神病院に任意入院をしている。
だが、彼はそこで様々な精神病患者と触れあい、心を開いた事で、医者になる事を目指すのである。
彼が、医学部に入ってからの医学界の常識を覆す、”患者を笑わす事で苦痛を癒す””患者と同じ目線に立つ。””患者と医者ではない。人間と人間である。”行動や言動は可笑しくも、多くの事を考えさせてくれるのである。
彼が恋したカリン(モニカ・ポッター)が、徐々に彼に感化され、無料の診療所で共に働き出しながら、精神病患者のラリーの家に呼び出され、殺されてしまう事件は哀しい。自分の所為だと責めるシーン。彼は無料の診療所の近くの且つてカリンを連れて行った素晴らしい眺望の場所に立つ。そこは足元は断崖絶壁だ。彼は神を呪うが、そんな彼の鞄に美しい蝶が留まり、その後、彼の胸に留まった時のロビン・ウィリアムズの泣き笑いの表情は素晴らしい。
そして、彼を放校処分にしようとするウォルコット学部長との対立の果て、彼が医師団から判断を下されるシーンでの、彼の医師としての持論を述べる姿は素晴らしい。そして、そんな彼を応援するように、且つて彼が励ました子供達がズラリと登場するシーンには、素直に感動するのである。
<今作は、実在の医師、パッチ・アダムスの若き日の姿を名優ロビン・ウィリアムズが素晴しい笑顔で演じるヒューマンドラマの逸品なのである。>
医者は患者に向き合うことの大切さをいつも心に忘れずにいて欲しいと思う
ジョークで患者たちを笑わせ、心を癒す能力に目覚めた主人公が色んな患者を笑わせ感謝される。学部長を除いて。
こいつがまた顔といい、しゃべる事といい、やることまで実に憎たらしい。
そんな学部長に負けずに頑張れたのは親友と彼女がついてきてくれたからこそ。
そして看護師の皆さんも良い味出していた。
それが、彼女の事件がきっかけで狂っていく。
最終的に立ち直り夢を実現していくサクセスストーリーなのだが実話と言うことだ。
何処まで実話なのだろうか?
彼女とのい悲しすぎる別れも事実なのだろうか?
希望の持てる話の中の唯一の絶望である。
見終わってどことなく心が晴れないのはその絶望がつらいからかなあ。
自殺未遂の果てジョークで患者たちを笑わせ、心を癒す能力に目覚めたのに肝心の本人は自殺してしまった。
ロビン・ウィリアムズこそこの映画を観なければならなかったんとちゃうんか!
大好きな俳優だけに腹が立つ。
映画が大好きになったきっかけ
中学生の頃、TSUTAYAでたまたま見かけてなんとなく借りてみようと思い鑑賞。私が映画好きになったきっかけの一本。
あらためて見返すと、ああこんなシーンあったな〜ってとても懐かしい気持ちに。産婦人科医を招くシーンとか、天使のシーンとか思わず笑ってしまう。
お高く止まったお医者様ではなく、生を充実させるためにどうするかその使命のために演説するパッチにグッときた。患者という枠組みではなく1人の人間として対等に向き合う。癒しを与える。私が患者なら、パッチのようなお医者さんに診てもらいたい。
ロビンウィリアムズの笑顔は本当に心が洗われる。ロビンウィリアムズの出演作って人生とは?幸せとは?愛とは?とか訴えかけるものが多く何度も何度も元気をもらった。彼が亡くなってしまったのが本当に残念でならない。もっと出演作観たかった。
物語の時点ではパッチは医学生だったのでそもそも医師ではない。 医師...
色々考えさせられた作品
BSで録画視聴。
色々考えさせられたヒューマンストーリー。
ロビン・ウィリアムズ演じるアダムス医師の
モットーはユーモアで患者を笑わせる。笑う事で患者が元気になる。今の医療には欠かせないし、介護にも応用できるストーリー。
旧作品は今の時代にマッチしない作品が多い中この作品は今の時代にマッチする。
患者の心を開いて治療
タイトルなし
医療従事者として。
ウィリアムズとホフマン
SNSが発展した今だからこそ
天才のやること
笑いある人生を
あなたは周りの人を笑顔にしている
名作は色あせない
笑いだけでは救われない
本当の意味で希望が見えないと辛いものだ。
その中で患者に希望を与える事は素晴らしい事だ。
そのパッチの理念については同意できるのだが、作品の中でやってることは「患者のため」とか言っても自分達の行動に酔っているだけに見えてしまうのは悲しい。
当時の精神科医療は現在ほど進んでおらず、軽度ならいざ知らず、精神高揚にある統合失調症患者と一対一になるなどは治療者としてリスクを無視しすぎている。
精神科への差別は今も厳然として残っている。
精神科病院周辺で解放処遇(外出可)の入院患者が近隣を散歩したり買い物に出かけるとクレームが来るのだ… 「患者を外へ出すな」と。
勿論、こんなクレームは差別なのだが差別改善が進まない現状は偏見だけではなく、本当にトラブルが起こっているから…。
だから、病院が命を預かるのは色々な意味で本当に重い責任を負う。
あんな丼勘定みたいな状態で維持できる病院や治療院施設などは存在出来ない厳しい世界なのだ。
作品前半のスイートさから後半の辛い展開は物語としては「なんでこうした?」的な批判もあるだろうが、“パッチ”だけではどうにもならない現実もある事が解る。
感動作品として安易に観るのはお勧めしないが、患者の権利や病院スタッフの苦悩みたいなのは味わえると思います。
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