パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーのレビュー・感想・評価
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本質を捉えて実行に移している
医大在学中に良心的なクリニックを開業したり、恋人が殺されて心が折れるも立ち直ったり、退学勧告を受けるも在学を認めさせたりするなど、実話を元にしていると言いつつも全編に渡って話が出来過ぎているように思えてならなかった。だがWikiなどで調べる限り大筋は本当なのかもしれない。
パッチは医療はあくまで人を癒やすための手段の一つに過ぎないと考えているのだろう。人を癒やす手段としては、医療もコメディも宗教でも変わらなくて、もっと本質的な部分を捉えて実行に移す彼の姿には頭が下がる思いだった。
人を笑わせて癒やす点では、同じロビン・ウィリアムズ主演の『グッドモーニング,ベトナム』を思わせた。こういう役ははまり役なのだろう。
映画が大好きになったきっかけ
中学生の頃、TSUTAYAでたまたま見かけてなんとなく借りてみようと思い鑑賞。私が映画好きになったきっかけの一本。
あらためて見返すと、ああこんなシーンあったな〜ってとても懐かしい気持ちに。産婦人科医を招くシーンとか、天使のシーンとか思わず笑ってしまう。
お高く止まったお医者様ではなく、生を充実させるためにどうするかその使命のために演説するパッチにグッときた。患者という枠組みではなく1人の人間として対等に向き合う。癒しを与える。私が患者なら、パッチのようなお医者さんに診てもらいたい。
ロビンウィリアムズの笑顔は本当に心が洗われる。ロビンウィリアムズの出演作って人生とは?幸せとは?愛とは?とか訴えかけるものが多く何度も何度も元気をもらった。彼が亡くなってしまったのが本当に残念でならない。もっと出演作観たかった。
物語の時点ではパッチは医学生だったのでそもそも医師ではない。 医師...
色々考えさせられた作品
BSで録画視聴。
色々考えさせられたヒューマンストーリー。
ロビン・ウィリアムズ演じるアダムス医師の
モットーはユーモアで患者を笑わせる。笑う事で患者が元気になる。今の医療には欠かせないし、介護にも応用できるストーリー。
旧作品は今の時代にマッチしない作品が多い中この作品は今の時代にマッチする。
患者第一
自らの体験から、患者とのコミュニケーションの大切さを第一とし、患者に寄り添う医師の道を目指したパッチ・アダムスの実話をもとにしたヒューマンドラマ。
映画の冒頭、主人公は自殺未遂で精神病院に入るが、ロビン・ウィリアムスさん自身がコメディアン出身だし晩年、認知症を患い心を病んで自殺したことと重なって複雑な心境で観始めました。
パッチ・アダムスの生き方は立派だし、上から目線の医師の多いこと、硬直性に物申すことは共感できるが笑いの演出は時に度を越している、特に卒業式で裸芸を披露するのはどうなんでしょう。
やはり、カレンの死が気になった、犯人は精神病とされているが、円満な会話場面しか出てこなかったから、なんで殺されたのかが分かり難い。
患者第一としたアダムスの理念が、カレンを危険な行為に走らせたのだろうと自責の念にかられるが、飛んできた蝶にカレンの慰めを感じ立ち直るシーンは微妙でした。
無条件にアダムスの生き方を称賛するのではなく、根っからのポジティーブ・シンキング一辺倒の危険性にも釘を刺したかったのでしょう。
全てが気に入ったわけではありませんが、ロビン・ウィリアムズさんがぴったりの名作でした。
忘れない為にレビュー
患者の心を開いて治療
タイトルなし
人はどうなったか?ではなくどうするか?だ。即ち、結果ではなく生き様だ。
高校生か中学生頃に英語のテキストの題材として扱われており、気になっていた。気になってはいたが、その頃自分は趣味として主体的に何か映画を借りて見てみるという習慣がなかったため、気になっただけで終わった。それを年月を経て親元を離れ映画を見る趣味を持った今、あの頃気になっていた作品ではあるなと思いながら借りた経緯がある。
結論として面白かった。自分が映画のDVDを借りて鑑賞する時、7割くらいは途中で気が散って他の事をやったり翌日にまた途中から見たりするのだが、115分あるこの作品については、1.5倍速で見ることもなく通してみることができた。テーマ性も良い。パッケージにあるあらすじやカットシーンを見ればその内容は分かるテーマではあるが、医者の本来あるべき姿を問い、患者と同じ視線にたって人を笑わせ助けたいというパッチアダムスの情熱にはすさまじさも感じるものだった。
カリンの結末については衝撃的すぎてえ?となった。視聴後、脚色はあるかもしれないが実話に基づくものであるらしいのでどうしようもない表現ではあった。その事により、カリンにとって彼女の悩みと、それを乗り越える事の意味、実際世界が彼女に起こす出来事の冷徹に見えざるをえない結末について考えざるを得なかった。そして、彼女の出来事を経て挫けそうになりながらも乗り越えていくアダムスを見て、人はみな夢を追いかけ、諦め、励まし合い何かを紡ぎ出すものだが、人にとって重要なのはどうやら事実ではなく意思や夢である事だと教えられた。トラブルや事件、戦争は自然や運命による感情の無く自動的に起こっていく判決のようなもので、それを理由に自分の夢を諦めることはナンセンスなのだ。例えるならば、人は寿命で死ぬが、その事を悲しみ憂い、人=自分の人生に意味はないと思うことがナンセンスなのと同じだ。トラブルや事件、戦争と一括りにして『悲劇的な出来事』を示したが、それは人と人が関わる上でよく起こるネガティブな事象全般にも言える。いじめ・窃盗・殺人・搾取等、全て愚かだから起こりうる話で、それが理由で自分の世界に対して示したかった表現手段、自分の生きる道を閉ざす理由にはならない。残酷に聞こえるかもしれないが、そう思う理由は人が自分に関わるネガティブな事象に自分をあきらめる体の良い言い訳にしているからだ。
見ていてネガティブな意味で疑問に思うようなところもあった。それはパッチアダムスがほとんど勉強してないのに成績で一位を取ることができた事を説明するような描写が一枚もなく、映画を通してみても彼は医学生として勉強を何もしていないように見えてしまうことだ。ワンシーンでも、どんだけ天才だったかを説明する形でのアダムスが勉強するシーンを挿入するべきだったのではと思う(例えばの話、教科書をパラパラとめくるだけで内容を理解していることが分かる描写だとか)。
気になったシーンが一つ。ある出来事の後、アダムスのカバンに蝶が止まっており、カバンから飛び立った蝶がアダムスの指にとまる描写があり、あきらかに蝶は人の魂を表現していると感じたのだが、そういう感覚は日本ではあるとおもうのだが、キリスト文化圏でもあるのだろうか?と気になった。
最後に言いたいのは、ボーナス映像も見た方が良いということだ(アマゾンプライムビデオ等のサブスクリプションでは見られないと思うが)。20分程度の短い映像だが、元となった医者のアダムス本人も少しだけコメントしており、テーマにかかわることで良い事を言っている。ボーナス映像を見て印象に残った内容が三点。1つ目は、医薬とは無関係なもの(笑い、芸術、コミュニケーション等)が治療に役立つということ。2つ目が、小児科で出演していた子どもたちはどうやら本当の患者らしいという事(勘違いなら申し訳ない)。3つ目が、アダムス本人の言葉、『他人の看病に疲れはてる状況を防ぐためのユーモアで、ジョークのためのジョークでは無い』という言葉。
医療従事者として。
ウィリアムズとホフマン
SNSが発展した今だからこそ
天才のやること
素晴らしい。けどあれは無い!だから1点。起こってます。
とても素晴らしい。泣いた。
けれど1点だけ。だって許せない。
カリンをあんなカタチで失う。(それは実話なんだろうか)
ひどすぎる!悲しすぎる!
彼女は十分苦しんだ。やっと幸せになれる。
やっと信頼出来る人が出来た。
それなのに、あんな結末はひどい。
蝶がなんだ。そんなんで立ち直れるか!
生きたまま幸せになってほしかった。
どんなに沢山救っても、一番愛する人を救えなきゃ意味が無いじゃ無いか。
ひどすぎる、悲しすぎる。
これがもし脚本上で観客に感情移入させるための創作ならサイテーです。
こんな設定でひどすぎる。
カリンには、せめて映画の中で幸せで生きていてほしかった。
人の死をこんな風にストーリーで使わないで欲しい。
感情移入させるためのキャラならこんなエッセンスいらない。カリンが可哀想!
(つまりカリンへの感情移入がうまくできるほど、彼女の役どころがすばらしかった)
本当のエンターテインメントにしたいなら、こんなに傷つけないでほしい。
笑いある人生を
あなたは周りの人を笑顔にしている
名作は色あせない
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