バック・トゥ・ザ・フューチャーのレビュー・感想・評価
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登場人物も存在感があるし、楽しさを追求した娯楽
総合70点 ( ストーリー:65点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
人から相手にされていない見た目もやっていることも怪しげな科学者がいて、高校生が彼の発明したタイムマシーンに乗って過去に行って騒動を巻き起こす。変人のドクと明るく行動的なマクフライという二人とビフという敵役の登場人物三人が時間いっぱいに暴れまわって存在感を示しているし、物語の流れ以外にも過去の世界に戻ったときに現代との違いを取り入れて示していく場面をたくさん含んでいるのも面白い。終始いろんな出来事が起こり続ける話は退屈せずに一気に観られる。
( ´∀`)
この時代にみても大満足の
何度観ても素晴らしい
1983年という制作年を考えると驚くべき映像表現の数々である。この時期は『スター・ウォーズ』が登場しているから革命的な映像ではなくなっているとはいえ、実世界に密接な世界観でのタイムスリップ物という夢のある話を映像化させたのはやっぱり凄い。何よりこういった話は観ている側もわくわくするよね。過去に飛んで未来の自分を見るとか、過去の偉人達を会うとか一度は空想してみるものだ。それを映画で観れるのだからこんな楽しいことはない。先ほど映像は革命的ではないと記述したが、音響は革命的に素晴らしい。特にデロリアンがタイムスリップする時のあの音は見事である。いかにもタイムスリップらしい、というかもはやこの音以外には想像できない。そういった模範的な音になってしまった感さえある。
また、全体の作りもそつが無い。各キャラクターの過去と未来できちんと差異が出ているし、未来が変わるかも知れないという危険性が設定にある事で訴えたいメッセージが希薄になる可能性を減らしている。未来の「スケボー」テクニックで過去を躍動する“カー“アクションも時間旅行らしい独自の見せ場で楽しめる。クライマックスも簡単にはいかない手に汗握る展開で単純に面白い。
ラストではデロリアンの燃料がプルトニウムからゴミに変わっているが、これも非常に良い。未来を扱っている映画として環境を気遣う姿勢が窺えて好感を持てる。ちなみにクライマックスは最初の段階では核爆発を利用する設定が予算の都合で変更されたらしい。予算が足りなくて本当に良かったと思う。核爆発はアメリカっぽいけど印象は良くない。今の設定で特に日本にうけているから制作陣も大満足だろう。マーティの登校シーンは、予定調和で少し変に見えなくもないけど中盤のアクションの伏線になっているし、そもそもオープニングで古きアメリカ映画って感じがして気にならない。最高に面白かった。
何回見ても面白い!
ニューシネマの終焉を告げる作品
スピルバーグ色
永遠のマスターピース
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